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条例の内容が住民に遵守を期待することに無理がないかということを考えなければならない。地方公共団体の機関の内部的な組織や運営の準則を定めるような条例については、直接的に住民とは関係がないので、実効性があるかどうかの判断は不要である。実効性が問題となるのは、行政事務に関する条例の類である。 条例は、制定することに意義があるのではなく、その内容が地方公共団体という地域社会の法として実現されるところに意義がある。それは、法の権威を重んずるという理由であろうと、条例で定める制裁その他の権力の発動をお...
こまつばら英治の時論公論 | 2016.04.27 Wed 14:42
一定の政策ないし施策を条例とする場合、それが地方公共団体の権力をもって住民にその遵守を要求し、その実現を強行することにふさわしいものであるかどうかという点を吟味しなければならない。地方公共団体が一定の行政上の目的を実現するための手段は、決して一様ではない。補助金の支出やその他の財政上の措置を講ずることが最も効果的である場合もあり、行政指導や行政広報によって成果を期待することができる場合もある。また、法の権威をもってその遵守を要求しなければ、その目的を達成することが困難な場合もある。異なった目...
こまつばら英治の時論公論 | 2016.04.25 Mon 10:54
条例に求められる原則は、以下の4つがある。 1 信義誠実の原則 行政活動に対し、寄せられた住民の信頼は尊重されるべきであるという原則。 2 権利濫用の禁止の原則 行政権限をみだりに行使することを禁止するという原則。 3 比例原則 規制目的に対して行政の用いる規制手段が均衡のとれたものであることを要請する原則。 規制的措置を創設する際には特に留意が必要である。公共の福祉の維持増進の見地から、基本的人権に一定の制約を課す場合、その制約の内容が規制目的に対して均衡がとれたものである必要がある...
こまつばら英治の時論公論 | 2016.04.23 Sat 21:57
地方議会の在り方を問題視する興味深いコラムがあったので紹介します。 『地方議会の実態を一言で表現すれば、「怠け者の楽園」だ。皆で仲良く手抜きするというのが、いわば暗黙の了解事項となっている。議員本来の活動に真剣に取り組む人はごくごく一握りで、しかも彼らは周囲から冷たい視線を浴びている。圧倒的多数の仕事をしない議員にすれば、迷惑で目障りな存在でしかないからだ。 そうした面々に足を引っ張られることも多く、議員活動を真面目にやればやるほど、逆に不自由を強いられるはめになる。その代表的な事例が、議...
こまつばら英治の時論公論 | 2016.04.05 Tue 16:55
平成28年度一般会計予算の質疑の主なるものは、以下のとおりです。 ・新庁舎建設基金積立金 問 新庁舎の建設は、いつ頃を予定しているか。 答 どの時期にどの規模ということは明確には決まっていないが、鉄筋コンクリート造の建物の耐用年数が60年であることから、平成39年あたりが一つの目途になると考えている。また、規模を1万4,000?ほどとすると建設費は48億円かかる。2億円のペースで建設基金を積み立てると平成39年までで約27億円となる。 ・公用車購入 問 小型貨物自動車1台及び軽貨物自動車1台の購入とあるが、こ...
こまつばら英治の時論公論 | 2016.04.02 Sat 11:25
総務委員会において、平成28年度東浦町一般会計予算のうち、総務委員会に属する歳入、歳出予算の審議を行いました。 その質疑の主なるものは、以下のとおりです。 問 マイナンバー等の個人情報は安全に保管されていくのか。また、民間企業もマイナンバーを取り扱っていくが、それらが繋がっていくことにならないか。 答 住民情報等を管理している基幹系ネットワークと一般的な事務で使用している情報系ネットワークは分割されており、基幹系システムは分割されており、基幹系システムは指紋認証を経ないと使用できない仕組みと...
こまつばら英治の時論公論 | 2016.03.31 Thu 13:41
平成28年3月定例会の経済建設委員会及び文教厚生委員会において、質疑された主なるものは以下のとおりです。 ◎経済建設委員会 ・先端産業育成条例 問 条例で定める先端産業は。 答 健康長寿関連分野、環境・エネルギー関連分野、航空宇宙関連分野、先端素材関連分野、ナノテクノロジー関連分野、バイオテクノロジー関連分野、IT関連分野、その他町長が認める高度先端的な技術分野と定める。 ・家庭用燃料電池 問 家庭用燃料電池システム設置費補助金を250万円から減額補正しているが、PR不足か。 答 27年度の実績は...
こまつばら英治の時論公論 | 2016.03.30 Wed 22:42
3月定例会の総務委員会において、平成27年度補正予算のうち、総務委員会に属する歳入、歳出を審議しました。 質疑の主たるものは、以下のとおりです。 問 固定資産税等返還補助金の内容は。 答 本来地方税法の規定により非課税となる固定資産に対して課税を行っていたため、地方税法の規定により還付できないものについて、東浦町固定資産税等返還金支払要綱に基づき支出を行うものである。 ※東浦町固定資産税等返還金支払要綱 一部抜粋 (目的) 固定資産税、都市計画税、軽自動車税、国民健康保険税及び個人町県民税の徴収...
こまつばら英治の時論公論 | 2016.03.29 Tue 20:43
総務委員会において、平成28年度東浦町一般会計予算のうち、総務委員会に属する歳入、歳出予算の審議を行いました。 その主なるものは、以下のとおりです。 問 広告料が増額となっているが、その理由は。 答 平成28年度より、公用車の有料広告を実施する。予算額は年間18万円を計上した。 問 町運営バス うらら の有料広告料は66万円計上されているが、ずべての広告枠に申し込みがあった場合はいくらか。 答 全体で、159万円、広告枠には空きがあるので、広報等で募集案内していく。 問 373人が正規職員とのことだが...
こまつばら英治の時論公論 | 2016.03.28 Mon 15:29
無線サイレンについて 以下は、行政に対して事前に通告をした答弁であります。その後、一問一答式でのやり取りとなります。 住宅火災などが発生した場合、消防団、住民に知らせるために無線サイレンを使用していますが、本年3月末をもって廃止するとのことであります。そこで、無線サイレンに関して伺います。 問 無線サイレンの設置か所は、町内にどのくらいあるのか。 答 知多中部広域事務組合消防本部が町内に設置している無線サイレンは、緒川新田及び石浜消防分団詰所を始め、森岡、緒川、生路、藤江地区の火の見や...
こまつばら英治の時論公論 | 2016.03.23 Wed 10:10
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