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「長いお別れ」中島京子

JUGEMテーマ:最近読んだ本     早く文庫にならないかなーと待っていた本。 認知症と診断された男性を中心に、その妻と3人の娘が驚き戸惑いながら 手探りで進んでいく物語。 私の母の進行具合ととても似ていてすごいリアルに書けてるんだなと 変なところに感心してしまった。 母も家族には見当違いの返事をしても他人にはうまいこと合わせて相槌を打てるので、 近所の人たちは最初は全然気が付かなかったと言っていた。 だんだん何を言っても「いやだ」と言ってばかりなことや「帰りたい...

a*diary | 2018.04.30 Mon 07:48

島本理生「Red」

JUGEMテーマ:最近読んだ本 優しくてイケメンな男と結婚してかわいい娘もいて同居している義母も理解がある。 周りから見るととても恵まれていると思われる塔子が主人公。 内情は、夫は自己中心的なマザコン。姑はしたたか。 そんな塔子が昔の恋人鞍田と会い不倫の道へドボンと落ちていく話。 と書けば身も蓋もないけれど本当にそんな話。 不倫の描写は事細かで、またその場面も多くってちょっと電車では読めないかな。 でも官能小説とは思わなかったけど。 やはり島本さんの書く文章は綺麗で心の内の流れ...

a*diary | 2018.04.30 Mon 07:32

イスラム教の論理by飯山陽@新潮社(2)

 共産主義が「人類史上最低最悪の大量虐殺思想」の烙印を押され地球から消え去ろうとする今、「リベラル」とつるんだイスラム教こそが、全人類の幸福を望む民主主義勢力にとって最大の敵ではないだろうか。   JUGEMテーマ:最近読んだ本   前回のブログ: イスラム教の論理by飯山陽@新潮社(1)ー半分読んだけど、強烈。 http://kusoeigo.sinzinrui.hippy.jp/?eid=344 の続きです。    私は通勤電車の中で読書することが多く、かつブログを書くことを意識して、印象に残った部分に付...

くそ英語 | 2018.04.29 Sun 14:49

こじらせ女の面目躍如!?――ノーマンズランド

またしても同僚の殉職を経験し、心身に疲弊の残る姫川玲子が入ったのは、葛飾署管内で起こった若い女性の殺人事件捜査本部。心機一転、捜査に集中する玲子だったが、すぐに行き詰まってしまう。有力な被疑者がすでに別の所轄に逮捕されており、情報が流れてこないのだ。玲子は、あらゆる伝手をたどり、事件の全体像を探りはじめるが……。(内容紹介より)   『ノーマンズランド』(誉田哲也著 光文社)   “姫川玲子シリーズ”の最新作(といっても昨年11月に出たんだけど)。 &nb...

ほんぽ本舗 | 2018.04.26 Thu 22:05

漫画の隅々まで好きなひとへ――闇の伴走者

元警察官の“探偵”水野優希がコンビを組んだのは、容貌魁偉、博覧強記、かつとても感じの悪いフリー編集者・醍醐真司だった。巨匠漫画家のスタジオに残されていた、未発表作品の謎の解明を依頼されたのだ。やがて、この画稿と過去の連続女性失踪事件が重なりはじめ――。『MASTERキートン』はじめ数々のヒット作を手がけてきた著者が全ての力を注ぎ込んだ、驚天動地の漫画ミステリ。(内容紹介より)   『闇の伴走者』(長崎尚志著 新潮文庫)   本著者作品初読。著者はフリーの漫画原作者、漫画編...

ほんぽ本舗 | 2018.04.23 Mon 22:04

バッタを倒しにアフリカへ:レビュー

JUGEMテーマ:Book review JUGEMテーマ:最近読んだ本   この本は面白い。著者の前野浩太郎氏がバッタに魅せられて、モーリタニアにバッタの大発生の機序を解明すべく留学。モーリタニアで仲間として認められ、ウルドというミドルネームをもらう。期待したバッタの大発生はなかなか見られず、期限切れで給料がない状態になってもなんとか現地にとどまって研究を続け、その資金を稼ぐために、原稿を書いたり、ネットを利用し、ファンディングをする。このあたりはバッタ研究者という特異な位置が幸いしている。さ...

マインドフルネス・京都 | 2018.04.22 Sun 17:03

イスラム教の論理by飯山陽@新潮社(1)ー半分読んだけど、強烈。

 「ISはイスラム教とは縁もゆかりもない。普通のイスラム教に過ぎない」どころじゃない。   JUGEMテーマ:最近読んだ本    朝晩の通勤電車で半分読んで、付箋が立ちまくった。      こういう強烈な本は、アカの本と同様に、少し眉につばをつけて反対意見も読んだほうが良いだろう。しかし、筆者(♀)の問題提起はあまりに強烈。  半分読んだ印象。筆者は「イスラム国こそが真のイスラム教の教えに従った理想国家である」と主張している。    筆者の飯山陽(あか...

くそ英語 | 2018.04.22 Sun 14:40

ヘンなのはどっち!?――もっとヘンな論文

研究の面白さをたっぷりと味わう! 珍論文ハンターのサンキュータツオが、人生の貴重な時間の多くを一見無駄な研究に費やしている研究者たちの大まじめな珍論文を、芸人の嗅覚で突っ込みながら解説する、知的エンターテインメント本。(内容紹介より)   『もっとヘンな論文』(サンキュータツオ著 角川書店)   『ヘンな論文』の第2弾である。今回もごくまじめにヘン!   プロ野球選手と結婚する方法、縄文時代の栗のサイズ、かぐや姫のおじいさんは何歳か、競艇場のユルさについて、鍼灸はマン...

ほんぽ本舗 | 2018.04.17 Tue 22:28

JAPANISM42、根戸ウヨ子ちゃんのお母さんにしびれました!

 「青林堂は魂を売った」なんて言われてたけど、何だかんだで、やっぱり「前衛的」「先進的」な漫画雑誌じゃないか。   JUGEMテーマ:最近読んだ本    レイシスト御用達のヘイト雑誌(?)JAPANISM、アイドル戦線異常あり。大和撫子から根戸ウヨ子に推し変が続出?  「日之丸街宣乙女」ファンは撫子ちゃんファンのままでで、「テコンダー朴」目当てでこの本を買ってる人が根戸ウヨ子ちゃんに流れたとか、何か傾向があるだろうか。    そんなJAPANISMがお送りする豪華5大漫画、まずはテコン...

くそ英語 | 2018.04.14 Sat 09:40

あの大事件の真相が明らかに!?――罪の声

「これは、自分の声だ」京都でテーラーを営む曽根俊也は、ある日父の遺品の中からカセットテープと黒革のノートを見つける。ノートには英文に混じって製菓メーカーの「ギンガ」と「萬堂」の文字。テープを再生すると、自分の幼いころの声が聞こえてくる。それは、31年前に発生して未解決のままの「ギン萬事件」で恐喝に使われた録音テープの音声とまったく同じものだった……。昭和最大の未解決事件「ギンガ萬堂事件」の真相を追う新聞記者と「男」がたどり着いた果てとは――。気鋭作家が挑んだ渾身の長編小説。(内容紹...

ほんぽ本舗 | 2018.04.14 Sat 00:04

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