[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""] 気になる本のブログ記事をまとめ読み! 全918件の69ページ目 | JUGEMブログ

>
気になる本
  • JUGEMテーマ

ブログテーマ

ユーザーテーマ

気になる本

このテーマに投稿された記事:918件 | このテーマのURL:https://jugem.jp/theme/c287/9872/
気になる本
このテーマについて
広告で見たり、話で聞いたり。
まだ読んでないんだけども気になる本を挙げてみましょう♪
読んだ方が感想をトラックバックしてもらえば、輪が広がる・・・かも?
このテーマの作成者
作者のブログへ:「ruxu00」さんのブログ
その他のテーマ:「ruxu00」さんが作成したテーマ一覧(4件)
このテーマで記事を投稿する
このテーマに投稿された記事
rss

< 64  65  66  67  68  69  70  71  72  73  74 >

第十一章−2【フリート街の新聞社】

JUGEMテーマ:気になる本 ☆11−2  ただし、キッパーソルト夫婦が、店からそう離れていないところに住んでいるとしたら話は別だ。実際昔から商店を構えている人々はたいていの場合、すぐ近くに住んでいた。ロンドン郊外からシティに働きに来る労働者が増えたのは、地下鉄ができてからの話だった。  もしキッパーソルト夫婦がホリウェルか、あるいはそこからそう遠くないところに住んでいるなら、二つか三つの自治区の役所を訪ねれば、何かしら分かるというものだろう。  そういうことを考えながらフリート街を歩いて、目...

たいむかぷせる。 | 2010.05.07 Fri 11:47

【秋の乱】4−1

JUGEMテーマ:気になる本 ☆4−1 綾白親王が額に傷を受けたのを見つめていた満月は、新月になり姿を消した。そして、再び満月になった。 秋は深くなった。木々は乾き、朱や黄色の歯をカサカサと鳴らす。 早子は左近達の動きを全く知らなかった。 その夜。 もうすぐ寝ようかと、早子は小太夫に床の準備をさえいた。 建物の外でしきりに鳴いていた虫達が、驚かされでもしたように、鳴き止んだ。そうしたのだろうかと、小太夫と一緒に耳を澄ましていると、引き戸を叩く音がした。 そして、 「早子。早子」 と、叫ぶ声は...

たいむかぷせる。 | 2010.05.07 Fri 11:44

第十一章−1【フリート街の新聞社】

JUGEMテーマ:気になる本 ☆11−1  馬車に揺られながら、頭の中で作戦を練る。多くの新聞社が集まる街に出撃するにあたっては、二つの目的があった――まずは「Deadly nightshade(死の宵闇)、Thank yew」のメッセージを新聞に載せた人物の、身元までは無理としても、人相なり特徴なりを聞き出すこと。それともうひとつ、ヤドリギを引き合いに出して「会いたい」というメッセージを新聞に載せたのが、本当にママなのかどうかを確かめること。  まずは悪意の花束を贈った人物のほうが先だ。何しろワトスン博士の身が危険にさ...

たいむかぷせる。 | 2010.05.06 Thu 09:51

第1章 【俯瞰風景 Thanatos.】 目次

JUGEMテーマ:気になる本 ちょっと前が読みたい…でも面倒だなぁ ということで目次を作りました  【俯瞰風景 /】 【俯瞰風景 Thanatos.】 【/0】 ・ 【/1】 ・ 【/2】 【俯瞰風景 /】 【?】 ・ 【?】 ・ 【?】 ・ 【?】 【俯瞰風景】  【/3】 ・ 【/4*?】 ・ 【/4*?】 【俯瞰風景/】 【了】 6/1

たいむかぷせる。 | 2010.05.05 Wed 14:45

【俯瞰風景 Thanatos.】/2

JUGEMテーマ:気になる本 ☆ /2  八月も終わりにさしかかった夜、散歩をする事にした。  夏の終わりにしては外気は肌寒い。終電はとっくに過ぎていて、街は静まり返っていた。  静かで、寒くて、廃れきった、見知らぬ死街のようでもある。人通りも温かみもないその光景は写真みたいに人工的で、不治の病を連想させた。  ―――病い、病気、病的。  何もかも、明かりのない家も明かりのあるコンビニも、気を許せば咳き込んで崩れ落ちるような感じ。  そんな中、月光は青々と夜を浮き彫りにする。  全てが麻酔された...

たいむかぷせる。 | 2010.05.05 Wed 09:07

第十章−3【ミセス・キッパーソルトの動揺】

JUGEMテーマ:気になる本 ☆10−3  そこで女主人がいきなり怒鳴り出した。 「あいつ、今度は何をやらかしたんだ?」  えっ、何々、どうしたの? 「どなたのことをおっしゃってるんですか?」 「いや別に」  いつもの笑みがすっかり消えて、女主人の顔が険しくなった。そのとたん、骨太の逞しい印象が一気に強くなり、こっちは思わず後退りそうになるのを、必死に耐えた。母親のような温かみが、今は敵意に変わっている。 「ちょっとあんた、何を探ろうってんだい?」  ロンドン訛りがどんどん強くなって...

たいむかぷせる。 | 2010.05.05 Wed 09:04

第十章−2【ミセス・キッパーソルトの動揺】

JUGEMテーマ:気になる本 ☆10−2  どう考えたってそんな名前が本名であるわけがない。それで相手も、ちょっとぎこちない感じの笑みを漏らしたんだと、そのときのわたしはそう思っていた。  こちらは推測を重ねて、さらに聞いてみる。 「もしかして、ご主人は俳優さんか何かだったんですか? それでこういうご商売をするようになったとか?」 「いいえ、そんなんじゃありません」  女主人の口調に、どことなく答えをしぶるような感じが出てきた。 「ひょっとしてご主人はもう亡くなられたのですか?」  店...

たいむかぷせる。 | 2010.05.04 Tue 10:15

【俯瞰風景 Thanatos.】/1

JUGEMテーマ:気になる本 ☆ /1    八月になったばかりの夜、事前に連絡もなく幹也がやってきた。 「こんばんは。相変わらず気怠そうだね、式」  突然の来訪者は玄関口に立って、笑顔でつまらない挨拶をする。 「実はね、ここに来る前に事故に出くわしたんだ。ビルの屋上からさ、女の子が飛び降り自殺。最近多いって聞いてたけど実物に遭遇するとは思わなかったな。―――はいこれ、冷蔵庫」  玄関でブーツの紐をほどきながら、手に持ったコンビニのビニール袋を投げてよこす。中にはハーゲンダッツのストロベリー...

たいむかぷせる。 | 2010.05.04 Tue 09:58

第十章−1【ミセス・キッパーソルトの動揺】

JUGEMテーマ:気になる本 ☆10−1 ペルテローテの店にわたしが入っていっても、大皿のような顔を女主人は、ぽかんとするでもなく、素っ頓狂な声もあげなかった。たいしたものだ。ただ目をみはり、小声でこう呟くに留めた。 「まあ、これは驚いた。なんと素敵に変身なさったこと。お見事ですよ、ミス……ええと、エヴァソー」  つまり相手は、わたしがここでカツラと付けぼくろを買ったことも、もとは冴えない外見だったことも覚えていた。おまけに名刺に刷った名前まで。 「ありがとうございます」  わたしはにっこ...

たいむかぷせる。 | 2010.05.03 Mon 16:46

【俯瞰風景 Thanatos.】1/0

JUGEMテーマ:気になる本 ☆ 1/0 その日、帰り道に大通りを選んだ。 自分にしては珍しい、ほんの気紛れである。 見飽きたビル街を呆と歩いていると、ほどなくして人が落ちてきた。 あまり聞く機会のない、ぐしゃりという音。 人がビルから墜ちて死んだのは明白だった。 アスファルトには朱色が流れていく。 原形を留めているのは長い黒髪と。 細く、白を連想させる脆い手足。 そして貌の亡い、潰れた顔。 その一連の映像は、古びた頁に挟まれ、書に取り込まれて平面となった押し花を幻想させた。 ―――おそらくは。 ...

たいむかぷせる。 | 2010.05.03 Mon 16:45

このテーマに記事を投稿する"

< 64  65  66  67  68  69  70  71  72  73  74 >

全918件中 681 - 690 件表示 (69/92 ページ)

[PR] レンタルサーバー heteml [ヘテムル]
あなたのクリエイティブを刺激する、
200.71GBの大容量と便利な高機能!