[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""] 気になる本のブログ記事をまとめ読み! 全916件の69ページ目 | JUGEMブログ

>
気になる本
  • JUGEMテーマ

ブログテーマ

ユーザーテーマ

気になる本

このテーマに投稿された記事:916件 | このテーマのURL:https://jugem.jp/theme/c287/9872/
気になる本
このテーマについて
広告で見たり、話で聞いたり。
まだ読んでないんだけども気になる本を挙げてみましょう♪
読んだ方が感想をトラックバックしてもらえば、輪が広がる・・・かも?
このテーマの作成者
作者のブログへ:「ruxu00」さんのブログ
その他のテーマ:「ruxu00」さんが作成したテーマ一覧(4件)
このテーマで記事を投稿する
このテーマに投稿された記事
rss

< 64  65  66  67  68  69  70  71  72  73  74 >

第十一章−1【フリート街の新聞社】

JUGEMテーマ:気になる本 ☆11−1  馬車に揺られながら、頭の中で作戦を練る。多くの新聞社が集まる街に出撃するにあたっては、二つの目的があった――まずは「Deadly nightshade(死の宵闇)、Thank yew」のメッセージを新聞に載せた人物の、身元までは無理としても、人相なり特徴なりを聞き出すこと。それともうひとつ、ヤドリギを引き合いに出して「会いたい」というメッセージを新聞に載せたのが、本当にママなのかどうかを確かめること。  まずは悪意の花束を贈った人物のほうが先だ。何しろワトスン博士の身が危険にさ...

たいむかぷせる。 | 2010.05.06 Thu 09:51

第1章 【俯瞰風景 Thanatos.】 目次

JUGEMテーマ:気になる本 ちょっと前が読みたい…でも面倒だなぁ ということで目次を作りました  【俯瞰風景 /】 【俯瞰風景 Thanatos.】 【/0】 ・ 【/1】 ・ 【/2】 【俯瞰風景 /】 【?】 ・ 【?】 ・ 【?】 ・ 【?】 【俯瞰風景】  【/3】 ・ 【/4*?】 ・ 【/4*?】 【俯瞰風景/】 【了】 6/1

たいむかぷせる。 | 2010.05.05 Wed 14:45

【俯瞰風景 Thanatos.】/2

JUGEMテーマ:気になる本 ☆ /2  八月も終わりにさしかかった夜、散歩をする事にした。  夏の終わりにしては外気は肌寒い。終電はとっくに過ぎていて、街は静まり返っていた。  静かで、寒くて、廃れきった、見知らぬ死街のようでもある。人通りも温かみもないその光景は写真みたいに人工的で、不治の病を連想させた。  ―――病い、病気、病的。  何もかも、明かりのない家も明かりのあるコンビニも、気を許せば咳き込んで崩れ落ちるような感じ。  そんな中、月光は青々と夜を浮き彫りにする。  全てが麻酔された...

たいむかぷせる。 | 2010.05.05 Wed 09:07

第十章−3【ミセス・キッパーソルトの動揺】

JUGEMテーマ:気になる本 ☆10−3  そこで女主人がいきなり怒鳴り出した。 「あいつ、今度は何をやらかしたんだ?」  えっ、何々、どうしたの? 「どなたのことをおっしゃってるんですか?」 「いや別に」  いつもの笑みがすっかり消えて、女主人の顔が険しくなった。そのとたん、骨太の逞しい印象が一気に強くなり、こっちは思わず後退りそうになるのを、必死に耐えた。母親のような温かみが、今は敵意に変わっている。 「ちょっとあんた、何を探ろうってんだい?」  ロンドン訛りがどんどん強くなって...

たいむかぷせる。 | 2010.05.05 Wed 09:04

第十章−2【ミセス・キッパーソルトの動揺】

JUGEMテーマ:気になる本 ☆10−2  どう考えたってそんな名前が本名であるわけがない。それで相手も、ちょっとぎこちない感じの笑みを漏らしたんだと、そのときのわたしはそう思っていた。  こちらは推測を重ねて、さらに聞いてみる。 「もしかして、ご主人は俳優さんか何かだったんですか? それでこういうご商売をするようになったとか?」 「いいえ、そんなんじゃありません」  女主人の口調に、どことなく答えをしぶるような感じが出てきた。 「ひょっとしてご主人はもう亡くなられたのですか?」  店...

たいむかぷせる。 | 2010.05.04 Tue 10:15

【俯瞰風景 Thanatos.】/1

JUGEMテーマ:気になる本 ☆ /1    八月になったばかりの夜、事前に連絡もなく幹也がやってきた。 「こんばんは。相変わらず気怠そうだね、式」  突然の来訪者は玄関口に立って、笑顔でつまらない挨拶をする。 「実はね、ここに来る前に事故に出くわしたんだ。ビルの屋上からさ、女の子が飛び降り自殺。最近多いって聞いてたけど実物に遭遇するとは思わなかったな。―――はいこれ、冷蔵庫」  玄関でブーツの紐をほどきながら、手に持ったコンビニのビニール袋を投げてよこす。中にはハーゲンダッツのストロベリー...

たいむかぷせる。 | 2010.05.04 Tue 09:58

第十章−1【ミセス・キッパーソルトの動揺】

JUGEMテーマ:気になる本 ☆10−1 ペルテローテの店にわたしが入っていっても、大皿のような顔を女主人は、ぽかんとするでもなく、素っ頓狂な声もあげなかった。たいしたものだ。ただ目をみはり、小声でこう呟くに留めた。 「まあ、これは驚いた。なんと素敵に変身なさったこと。お見事ですよ、ミス……ええと、エヴァソー」  つまり相手は、わたしがここでカツラと付けぼくろを買ったことも、もとは冴えない外見だったことも覚えていた。おまけに名刺に刷った名前まで。 「ありがとうございます」  わたしはにっこ...

たいむかぷせる。 | 2010.05.03 Mon 16:46

【俯瞰風景 Thanatos.】1/0

JUGEMテーマ:気になる本 ☆ 1/0 その日、帰り道に大通りを選んだ。 自分にしては珍しい、ほんの気紛れである。 見飽きたビル街を呆と歩いていると、ほどなくして人が落ちてきた。 あまり聞く機会のない、ぐしゃりという音。 人がビルから墜ちて死んだのは明白だった。 アスファルトには朱色が流れていく。 原形を留めているのは長い黒髪と。 細く、白を連想させる脆い手足。 そして貌の亡い、潰れた顔。 その一連の映像は、古びた頁に挟まれ、書に取り込まれて平面となった押し花を幻想させた。 ―――おそらくは。 ...

たいむかぷせる。 | 2010.05.03 Mon 16:45

第九章−2【鼻のない男】

JUGEMテーマ:気になる本 ☆9−2 その夜はほんのわずかしか眠らなかった。温かくて、すっぽり身を隠せる黒い衣装をミセス・タッパーの下宿に全部置いてきていなかったら、きっと寝るなんてことは考えもしなかっただろう。自分よりも恵まれない人々を探して夜の街をうろつき、食べ物とわずかなお金をあげて、自分の悩みなんてたいしたことはないと考えていたはずだ。夜になるとあれこれぐじぐじ悩むのは、ほとんどわたしの癖と言ってよかった。  なのにヴィオラ・エヴァソーに扮していては、夜中に外に出ることもできないのが悔...

たいむかぷせる。 | 2010.05.02 Sun 07:11

第九章−1【鼻のない男】

JUGEMテーマ:気になる本 ☆9−1 できるだけ人目につかない道を選んで監視用の下宿に急いで戻り、ベルを鳴らしてお湯を持って来てくれるよう頼んだ。身体を洗い終えると、清潔な服に着替え、濡らしたスポンジでスカートの泥汚れを拭い取り、髪を整え直しながら――つまり、カツラを外して櫛でとかし、あちこちピンでとめて、これならまずまずというスタイルにしながら――じっくり考えようとした。  けれどいくら真剣に考えようとしても、頭に浮かぶのは、鼻のない男の話。どういうわけで鼻を失ったんだろう。確かルネッサンスの時...

たいむかぷせる。 | 2010.05.01 Sat 10:14

このテーマに記事を投稿する"

< 64  65  66  67  68  69  70  71  72  73  74 >

全916件中 681 - 690 件表示 (69/92 ページ)

[PR] レンタルサーバー heteml [ヘテムル]
あなたのクリエイティブを刺激する、
200.71GBの大容量と便利な高機能!