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この調子で話していくと、たぶん目標の話だけで1年かかりそうなので、思い切ってぱっと端折ります。目標は今この瞬間の否定につながる取り扱いが危険なものである。しかし、その点をしっかり意識しておけば、ぼくたちを美しい場所に運んでくれる船となる。その船を上手に操縦するためには、やはりなんと言っても乗ってみること。じぶんで舵を切ってみることです。内川は(なんか、久しぶりに出て来たね)これまでの人生で、明確な目標を立て、日々の努力を継続し、それを成し遂げたことがない、と言います。ぼくはそれをちっとも恥ずかし...
コトバのチカラ | 2012.07.18 Wed 14:02
目標を立てるときに大切なこと。これはワタミの渡邊美樹さんから教わったことですが、その目標が「楽しいこと」でなければならないということ。この話を伺ったとき、ぼくはかなりの衝撃を受けました。目標を達成するとなると、どうしても道のりの険しさとか、苦しみをイメージしてしまいます。そこには、「俺はこんなに大変なことに挑もうとしているんだぞ。どうだ、すごいだろう」という、自己満足と自己顕示欲が見え隠れします。でも本当は人に話すのが憚られるくらい、自分自身がわくわくするような、考えるだけで楽しくなるような...
コトバのチカラ | 2012.07.18 Wed 14:02
目標は考えるだけで自分が楽しくなるようなものでなくてはダメだ。ぼくはこの話を聞いた瞬間に手帳の5月のページに「屋久島で登山」と書きました。そしてその年(今から7年ほど前のことだけど)、実際に初めての屋久島を経験できたのでした。ワクワクするようなことだと目標が実現する可能性はすごく高まるんだ、と実感したぼくは、このようなことの一切を説明した上で、毎年スタッフに目標を立ててもらっています。年頭にみんなで発表し合うのですが、出てくるのはやっぱり「今年こそは痩せる」といったものなのです(くりしんははな...
コトバのチカラ | 2012.07.18 Wed 14:02
「目標を立てる」「実行する」「継続できない」「あきらめる」――このサイクル、やりましたねぇ、何度も。これが危ない。目標を完遂できないと、それはそのまま毒となって、ぼくたちを攻撃するからです。もちろん、結果的に「ま、いっか。元に戻っただけだし」と思えればいい。でも、そうはいかないんですね。ぼくたちは目標を立てた時点で、理想的な自分(境地)を思い描き、程度の差こそあれ、今この瞬間を否定しています。この時点でマイナスです。挽回するためにはプラスの状態に行くしかありません。ところが途中でやめてしまうと...
コトバのチカラ | 2012.07.18 Wed 14:01
人間は目標を持たずに、瞬間瞬間をまさに爆発するように生きられたら、誰もが岡本太郎になれるのですが、まあ、そういうわけにもいきません。世の中、天才だらけになっても都合が悪いし。ということで、理想は目標に捕われることなく、上手に道具として使っていくというのが、現在のぼくの立ち位置です。だからぼくの会社で働く人には、目標を適切に利用できる人になってほしい、という思いがあります。その上で、目標を立てない人生を歩むのなら、それはそれで素晴らしい。ここは目標を、でもこの部分は行き当たりばったりのほうが楽...
コトバのチカラ | 2012.07.18 Wed 14:01
おっと、記事をアップするのを忘れていました。書いたつもりになっていた。ま、ぎりぎりセーフということにしてください。社員全員で自分の目標を発表する時間をとった時のことです。内川の目標はどうも楽しげではないのです。やはり「目標は辛そうなものだ」という固定観念があるのでしょう。それでぼくは質問しました。「いま、何に一番興味があるの? 男以外で」「いや、別に男って……」「あ、興味ないんだ」「それはありますけど」「どんな人と付き合いたいの?」「生活力のある人です」「ずいぶん苦労したんだね。涙がでるよ」「知...
コトバのチカラ | 2012.07.18 Wed 14:00
「じゃあさ、コスメについて書こうよ」ぼくはライター歴3年の内川にそう言ったのでした。「はぁ……」「だって好きなことについて書けるんだよ。楽しいじゃん」「まあ、それはそうですけど……」歯切れが悪いのも無理はありません。好きだからという理由だけで、雑誌のコスメのコーナーの執筆依頼が来るのなら、ライターは苦労しない。まず椅子取りゲームの椅子自体が少ないのです。とくに福岡は東京に比べて媒体の数が限られています。それに数少ない椅子には、すでにしてその分野に精通した猛者がどっしり腰をおろしています。さらにはな...
コトバのチカラ | 2012.07.18 Wed 13:59
これは他の仕事でも同じだと思いますが、ライターが何によって評価されるかと言えば実績です。どこで何を書いてきたか。もちろん、日常的に編集者に情報を供給しているかとか、締め切りをちゃんと守るとか、愛想がいいとか、適度に若いとか、人気を得るための努力は大切ですし、考慮もされるでしょう。でも、やはりなんと言っても実績。とくに出版社や企業から初めての仕事をもらおうとするとき、相手の心を動かすのは実績だと言い切っていいでしょう。文章の巧拙を測るものさしはないし、潜在能力がありますと言ってみても説得力がな...
コトバのチカラ | 2012.07.18 Wed 13:59
「まあ、書くと言ったって、そうそう簡単に依頼が来るわけないよね。だったら勝手にやらせてもらおうよ」「勝手に?」内川女史、訝しげな表情を浮かべています。「君が入社した時から勧めているけど、ブログだよ、ブログ。文章を上達させる三つの要素のひとつが“たくさん書くことだ”ということは、いつも話しているよね」「はい」「ただ、じゃあ、頼まれてもないのに、あるいは出版や雑誌掲載の予定もないのに、こつこつ文章を書くことなんて果たして可能だろうか」「私は無理ですね。元木さんはどうですか」「たとえばギャラを払うか...
コトバのチカラ | 2012.07.18 Wed 13:58
ぼくにとって最もやっかいな問題のひとつが「目標は立てるべきや、否や」というものです。えっ? そんなことで悩んでいるの? という声が聞こえてきそうです。ですよね。一般にはすでに答が出ているのでしょう。ほとんどの人が「目標を持つべきだ」と考えているに違いありません。ぼくもおおむね目標を肯定的に捉えています。これまでの人生、目標に助けられて来たと実感しているからです。人生の師である一風堂・河原成美氏から最初に教わったのは、目標を持つことの大切さでした。書籍の制作をお手伝いさせていただいているワタミ・...
コトバのチカラ | 2012.07.18 Wed 13:56
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