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20分の短編作品である。しかし、その短い時間の中に込められたメッセージは詩的な繊細さを纏いつつも、近未来の人間への警告を静かに訴えるのである。 そう遠くない未来、第三次世界大戦後に地上はすべて砂漠化し、植物をはじめ生命という生命が絶滅した。わずかに残された人類は隔離されたコミュニティーに生活し、水を求めて苦しんでいる。植物の残滓を集めて研究している博物館。差し迫った問題を解決すべく、職員たちは日々緊張した面持ちで研究に勤しんでいるのだが、わずかな水分も貴重とする環境では、自分の汗や尿でさえ捨...
林田由起子の映画日記『映画と日々』 | 2011.01.31 Mon 16:49
大胆でユニークな発想で、過去の支配・被支配関係を相対化し、価値をひっくり返してみせることの痛快さを堪能できる。というのも、おそらく歴史上ずっと続いてきた人種差別に基づく支配関係を逆手に取って、いまや発展途上というよりも、近代化のスピードに乗って躍進するアフリカの近未来を、想像力豊かに、娯楽作品に仕立て上げているのだ。主役が交代しただけで、どこかで見聞きしたようなありそうなエピソードがドラマを展開していくのだが、風通しの良い、心地よい笑いを誘う作品だ。 時は2033年、”アフリカ合衆国”では、移民...
林田由起子の映画日記『映画と日々』 | 2011.01.31 Mon 16:42
60才という年齢を迎える頃になって、突然、生活の支えの全てを失ったらどうしたらいいのだろう。ただ順風満帆に生きて来たわけでもない。様々な困難にも遭遇し、堪え難い苦痛をも乗り越えて、しかも未だ癒されない哀しい過去を抱えながらも前向きに、淡々と日常を生きているのに、である。こんな運命を引き受けてしまうのがルイーサなのだ。 ルイーサの日常は、まったくもって規則正しい。毎朝決まった時間に、ルイーサの唯一のパートナーである飼い猫のティノが起こしに来る。目覚めたルイーサはティノに餌をやり、自分も朝食を取...
林田由起子の映画日記『映画と日々』 | 2011.01.31 Mon 16:41
コンゴ独立後の内戦状態において、反帝国主義の勢力を支援したのはチェ・ゲバラであった。キューバ革命を成功させたゲバラは、富める大国に抵抗する貧しい国の闘士たちに、革命を成功させるための知恵と戦略と戦闘技術を教えに行くのだ。弱い立場にある勢力も、連携して闘えば勝利するという信念に基づいて”国際主義”を標榜する。キューバ革命後にアメリカから追われる身であるチェ・ゲバラは、あのトレードマークの髭を剃り、変装して、キューバの兵士(黒人ばかりを集めてアフリカ人兵士に偽装させて戦闘に及ぶのだ)130人と共にコ...
林田由起子の映画日記『映画と日々』 | 2011.01.31 Mon 16:40
フランスで人気の絵本の実写化という。絵本やコミック、あるいはアニメなど、最初に虚構のキャラクターとして生まれたもの(いや、これもそもそも最初に誰かをモデルにして虚構化されたものとも言えるが、そのおおもとは原作者以外には分からない)を、生身の人間でリアルに見たいという欲求はしばしば起こるのだが、とても難しい業ではある。単純化されたイメージは、観る人それぞれの予め持っているイメージや体験に照らされて、合致しようもないからだ。これまでも試みられたことであるけれど、『サザエさん』や『ちびまるこちゃ...
林田由起子の映画日記『映画と日々』 | 2011.01.31 Mon 16:34
JUGEMテーマ:映画 今日からGANTZがロードショー開始行きたい高確率で期待外れだとしてもGANTZファンとしていかねばなりますまい岸本恵の登場シーンだけでも観ねばなりますまいてなのにこういう日に限って仕事だという早く切り上げて観に行きたい社会人として何かが欠けている気もするが消費活動という形で日本経済に貢献しようじゃないかGANTZって知らない人も多いだろうけど良く出来た話ストーリーの緻密さとかそういう意味でなく人間が本能的に抱える戦闘意識のようなものをバチコーンと鷲掴んできやがるそれは普段人に言えるような...
Rの向こう側 | 2011.01.29 Sat 11:58
ええ、ノミネートから一押しでした 本屋大賞ノミネート段階から一位に推しました映画も十何年ぶりに見に行ってパンフレットも購入そりゃDVDも買うっつ〜の(廉価版だけど)でも大変へビィな事はわかっているので体力のあるときに見ることにでもほんと、松たか子・・・すげえと思う「演技力」ってこういうのなのねって思います何か色々疑っててごめんね
「安い値ネット」忠犬そうるの漆器?日記? | 2011.01.28 Fri 19:43
最近、お気に入りのnao*s flavorさんのブレスレットとcafe cahoで使われているオリジナルトレイです。おうちショップてふてふさんで買いました。先日、映画“ノルウェィの森”を観てきました。堕ちて行く人間と、手を差しのべる人間。以前観た“悪人”や“人間失格”もそうでしたが、堕ちて行く人間の話は観終わった後、かなり気分がどんよりします。そしてその日の夜はドラマ“ギルティ”。ハマりました。最終回、やはりどんよりです。でも、なぜかこの手のドラマ、映画はやめられません。自分にとっては非日常なので。それにしても、真島さん...
flower melody | 2010.12.23 Thu 19:03
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」や、「ロード・オブ・ザ・リング」などの出演で人気のある俳優、オーランド・ブルームを知っている人は、多いと思う。ぼくも、ビデオで「ロード・オブ・ザ・リング」の三部作を、見たんですが、なかなか、楽しめました。(長いけど・・)オーランド・ブルームは、エルフ族という、天使の一族の王の子供、『レゴラス』という弓(ゆみ)の使い手として、登場していた。『パイレーツ・オブ・カリビアン』は、一作目しか見ていないけれど、なかなか、おもしろかったです。その俳優、オーランド・ブルー...
こころに、打ち出の小槌(こづち)を・・ | 2010.12.17 Fri 20:45
先日、ビデオで、『四日間の奇跡(きせき)』という映画を、見た話しを、しましたが、この映画は、脳に障害(しょうがい)がありながら、ある分野に関しては、天才的な能力を発揮(はっき)するという、サヴァン症候群という症状の少女と、その少女を、落雷の事故から、助けようとした真理子の心が、入れ替(かわ)わってしまうという、映画的と言えば、映画的な、とても、信じられない四日間の奇跡を、あたたかく、切なく、描かれているドラマだけれども、その中で、一人の医者が、登場する。サヴァン症候群の少女「千織(ちおり)」の、保護者...
こころに、打ち出の小槌(こづち)を・・ | 2010.12.13 Mon 21:53
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