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友人から教えてもらってあまりにびっくりしたのであちこちで書いてますが、銀河英雄伝説舞台化。 やるなら宝塚だろうと思っていて、まあそのセンでは間違っていないのですが、よもやテニプリ系のキャストだとは。 同盟軍は華麗にスルーされてるしな…(驚いたことに「第一章」とかある。同盟軍は「第二章」でやるつもりらしい。マジですか)。 しかしそれより自分的に吃驚したのが、「このヒトはどっかで見たことある」と思ってピンポイントで調べたミッターマイヤー役の中河内雅貴さんは、実際3年前に舞台の「SAMURAI7」で見て...
魔女と日々の詩 | 2010.07.05 Mon 23:18
田中芳樹が、タイタニアの続編を書くそうですね。 アニメの出来が良かったから、刺激を受けて 書く気が出たそうですが… ぶっちゃけタイタニアって銀英伝の2番煎じって感じで、 ストーリー的にはいまいちなんですよね。 アニメは、さすがNHKの本気アニメで、完成度は 高いんですけどね。 タイタニアよりも、銀英伝の外伝の方を書いてほしいな。 公約では、後2冊出すはずですし。 未収録の短編の2つくらいあるはずですしね。 1つはたしかキルヒアイスが主人公で、幼年学校の 殺人事件を解決する話だったと思いま...
Ein Tagebuch 徒然日記 | 2010.04.17 Sat 15:31
僕はお母さんと結婚したいので、幼稚園の先生にそう言ったら 「お母さんから産まれたんだから、お母さんとは結婚出来ませんよ」 と言われてしまい、とても悲しくなった。 五歳になると 「君はお母さんから産まれていない」 と、お父さんが言うから、 「じゃあ、お母さんと結婚するよ」 と答えると、みんなが沢山笑ってくれたので、僕はとても嬉しかった。 僕のお嫁さんは、お母さんがいい。でも、お兄ちゃんもお母さんが好きかな? 八歳になると、お父さんがお母さんと結婚している事に気が付いて、僕は少し悔...
日々是叛逆 | 2010.04.07 Wed 08:53
降り積もる冷気が、眠る少年に朝の訪れを知らせた。 薄く目を開けたオスカーは、呼気が白く立ちのぼる様子を暫く眺め、その行方を視線で追った。そして空間が明度を取り戻しつつある事を知った。しかし、ステンドグラスを透過した夜明けの光は、その明るさで時間を教えてはくれない。 「君、大丈夫?」 横たわり縮こまる少年の背に、修道士が声をかけた。その声にオスカーは跳ね起き、修道士は差し伸べようとした手を止めた。 沈黙の気まずさに、オスカーは言い訳をするべく振り返り、前髪をかきあげて声の主を...
ロイエンタールの中学生日記 | 2010.03.23 Tue 10:40
オスカーは身を縮め荒く息を吐いた。そのまま息を絞り続け、限界で肩を開く。すると同時に空気が深く吸い込まれ、喉笛を急速に冷やした。 それを繰り返す事、何度目だろうか。ようやく肺が冷えた頃、発作はオスカーの体内に飲み込まれ、嗤いは姿を消した。しかし、胸の奥が切られた様に痛み出す。 オスカーは痛みを庇って横たわり、石造りの床へ頬を付けた。その冷たさが心地よい。 空は月を迎え、通りには街灯が灯る。堂内は消灯の時間を迎え、灯りは僅かに祭壇を照らすのみ。もはや祈る者も訪れず、やがて暖房機の低い唸りも途...
叛逆は英雄の特権 | 2010.03.17 Wed 18:43
ひと粒の涙は足元へ落ち、静寂な堂内に微かな水音を立てた。オスカーはその響きに我を取り戻し、頬を拭う。 しかし、涙は止まらない。拭っても、拭っても、まだ涙は落ちてくる。 後ろで扉の開く気配がし、お喋りな者たちの囁きが静けさに小石を投げた。 オスカーはコートの襟を立てて俯き、身を壁際へ移すと、そのまま足早に2階の楽廊へ逃げ込んだ。 誰にも姿を見られたくなかった。 礼拝堂は夕日の干渉を受け、青色が末期の光を放つ。やがて、堂内にひとつ、ふたつと小さな明かりが灯り、辺りを淡く照らしていった。 楽廊の...
叛逆は英雄の特権 | 2010.03.11 Thu 20:41
荘厳なアルペジオが夕方の街を満たして行く。 この美しい響きに耳を塞ぐ者は、オスカーの他に存在しただろうか? 鐘の音は、あの懐かしい礼拝堂から聞こえて来たものだった。それは、ハンス・ヴェルナーと聴くべき音で、ひとりで受け取るには少し重た過ぎた。 だからこそ、オスカーは向かってしまった。そこには、騎士のハンスが居てもおかしくは無い。なにしろ、彼はどこにでも自由に存在できるようになったのだから…。 オスカーの脚は進む。 オペラ座の側道へ入り、搬入口を右手に見遣り、裏手の道をさらに歩...
叛逆は英雄の特権 | 2010.03.07 Sun 17:37
本を持った者がオスカーを訪ねた日は続く。 修練場が閉まる頃になると、剣術の教官はオスカーの担任へ、彼の週末の不在についてわけを問い質しに行った。 担任は、話題の生徒が規則に沿い、正式な外出許可を取っていることを告げ、何が不審かと訊き返してからふと気が付いた。 自分は、あのオスカーが帰宅をするようになったのだと思い込んでいたらしい…、違うのだろうか? その様子を見た教官は、先日の顛末を己の恥だけ省いて伝え、お互いにオスカーへの注意を怠ら無いようにと、約束を取り付けた。 担任は、身...
叛逆は英雄の特権 | 2010.03.07 Sun 14:14
奇特かつ親切な下級生は失望する事になった。 オスカーが修練場にいないのだ。憧れの上級生の本を持って辺りを見回し、やがて、その行方を防護服を着る者に尋ねてみた。しかし求めていた答えはない。誰もが肩を竦めて「知らない」と言うだけだ。 そのやり取りを横目で見ていた教官も、オスカーの行方を知りたく思った。 彼は毎日欠かさず、むしろ誰よりも熱心に訓練へ参加していたはずなのに、金曜の午後を欠席するようになり、そして、土曜の朝のランニングすら見かけなくなった。 オスカーは、休暇の季節も寮に居残り...
叛逆は英雄の特権 | 2010.03.06 Sat 10:20
14歳のオスカーの悩み事の中には、アマーリエとの関係も含まれていた。勿論、誰にも相談出来ない事は言うまでもない。その始まりは13歳の終わりだったのだし、相手は遙か年上の、素性の知れない誰かなのだ。 彼女は、このギムナジウムの生徒の保護者だと言っていた。しかし、オスカーがどう名簿を探しても‥‥見つけた所で、どうなるものでもないのだが‥‥、ローゼンタール伯爵家の子息たる者は存在しない。が…、しかし…、彼女は実在し、現実に自分を暖めてくれる…。 と、そこまで考えると、寝屋での行為が思い出され、オスカ...
叛逆は英雄の特権 | 2010.03.05 Fri 15:30
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