銀河英雄伝説
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銀河英雄伝説

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銀河英雄伝説
このテーマについて
銀河英雄伝説は田中芳樹さんによるSF小説です。
その小説を原作として、アニメや漫画、ゲームなど幅広く展開されています。
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作者のブログへ:「gineiden7」さんのブログ
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主にベイオウルフのテーマによる、捏造的銀英後伝・3

 ヒルデガルドは秋に染まりゆく菩提樹を眺めていた。色付く葉が日の光を透かし、重なり、風に揺れては散っていく。  子供達の声も聞こえる。その笑い声は懐かしい鈴の音のようで、ヒルデガルドの心を暖める。だが、それだけだ。全ては遠くガラス越しで、彼女には直に触れる暇さえ無いのだから。  亡き夫に創世期を任された妻として、ヒルデガルドの前に摂政の責務が立ちはだかる。ただの母親ではいられない。そして、それを悲しむ余裕も無い。  議会招集、法整備、軍縮、刷新、存続、断罪、改革、解放、…。  どれだけ...

叛逆は英雄の特権 | 2010.02.17 Wed 13:43

主にベイオウルフのテーマによる、捏造的銀英後伝・2

2 〜 ナイトハルト・ミュラー 外伝 〜「もう来ないで欲しいの…」  女はただそう言って、ミュラーを部屋に入れなかった。  それは余りに唐突な申し出だったので、ミュラーは脆くも我を忘れ、取り乱してしまった。 「何故だ!!」  喰い下がるミュラーの瞳から涙が落ち、それを女の手が優しく拭う。 その温もりに震えた彼の頬が、ついに女の重い口を開かせた。 「帰ってくるの。死んだはずの夫が。生きて。捕虜解放で…。だから……」  最後は声にならず、吐息だけで「ごめんなさい」と言うと、女もまた、涙をこぼ...

叛逆は英雄の特権 | 2010.02.15 Mon 14:44

主に夏侯惇のテーマによる、ロイエンタールの中学生日記・30

 この国では9歳になると進路を選択し、10歳で次に進まなければならない。 オスカーの希望は幼年学校。そこに行きさえすれば、滅多に会えなくなってしまった騎士のハンスに、もっと近づけるような気がした。それに、剣術についても、より高度な技術を求めていた。  理由を抜きに希望だけ告げると、執事のハンスはいささか苦い顔をして 「旦那様とお話ししなければならないでしょう」と言う。 執事は屋敷の主人と、オスカーの進学先ついて話し合いを持ったばかりだった。それはギムナジウム入学を前提に進められ、もはや...

叛逆は英雄の特権 | 2010.02.14 Sun 19:03

主に夏侯惇のテーマによる、ロイエンタールの中学生日記・31

 オスカーは、執事のハンスに庇われて自室へ引き取ると、真っ直ぐ洗面台へ向かった。 鏡を見れば、インクはあちらこちらへ飛び跳ねていて、手の付けようもない。特に、額の右側から首筋にかけて、黒い筋がべっとりと流れ落ち、まったく酷い有り様だ。  ひとめ見て、洗面台では用が足らないと知ると、風呂でシャワーを浴びる事にした。ついでに、駄目になった制服もごみ箱へ投げ捨てた。  黒いインクはお湯の流れに導かれ、オスカーの足へと絡み着き、とぐろを巻きながら排水口へと消えて行く。  思わず顔を拭った手には、指...

叛逆は英雄の特権 | 2010.02.14 Sun 19:02

主に夏侯惇のテーマによる、ロイエンタールの中学生日記・30

 オスカーは9歳になると、幼年学校に新しい行き先を求めた。そうすることで、今はもう滅多に会えなくなってしまった騎士のハンスを、足早に追いかけてしまいたかったし、剣術についても、より高い技術を求めていた。  理由を抜きに希望だけ告げると、執事のハンスはいささか苦い顔をして 「旦那様とお話ししなければならないでしょう」と言う。 執事は屋敷の主人と、オスカーの進学先ついて話し合いを持ったばかりだった。それはギムナジウムへ入学を中心に進められていて、もはや決定事項のように扱われていた。  家...

叛逆は英雄の特権 | 2010.02.14 Sun 18:52

主に夏侯惇のテーマによる、ロイエンタールの中学生日記・29

 騎士の誓いは、オスカーがギムナジウムに行くまで守られた。 しかし、ハンス・ヴェルナーが士官学校で学年を進めるにつれ、週に1度が隔週になり、やがて、月に2度になり、と、その回数を徐々に減らしていった。 彼は学校で学業と共に、高度な白兵戦術を学んではいたが、それを決してオスカーには教えなかった。ハンス・ヴェルナーは疲れていたのだ。士官学校で行われる講義は、どれも血の匂いがする。だから、せめてオスカーに会う時は『騎士のハンス』でいたかった。 そして、今は遥か夢の様になってしまった騎士道的な剣術を...

叛逆は英雄の特権 | 2010.02.13 Sat 19:49

主に夏侯惇のテーマによる、ロイエンタールの中学生日記・28

 怒りに煌めくオスカーの双色の瞳を、ハンス・ヴェルナーは凝視した。かち合った視線は固定され、お互いに譲らないままだ。  しかし、睨む者の手の小ささに気付き、少年の心がゆるむ。すると、こいつは実はこんな顔が出来るのかと、驚きと共に喜びが湧き、剣を構えたままのオスカーをハンス・ヴェルナーは抱き締め、かかえ上げた。 「オスカー!」  彼は幼い生徒の背を軽く叩きながら、その名を口にする。  オスカーは、そんな風に扱われた事に驚き、思わず剣を手離した。 呼ばれた名前も何故だかむずがゆく、オスカ...

叛逆は英雄の特権 | 2010.02.13 Sat 19:47

主に夏侯惇のテーマによる、ロイエンタールの中学生日記・27

 オスカーの目は輝いた。 金色の騎士が持っていた剣とはちょっと違うが、それは紛れも無く剣だった。  その表情を見たハンス・ヴェルナーの瞳も輝いた。この顔が見たくて、わざわざ学校から持ち出してきたのだ。してやったりだ。しかし、簡単には渡せない。もうひとつ演出をするべきだ。ワクワクは多ければ多い程いい。 ハンス・ヴェルナーは模擬刀を鞘から抜くと、力を込めて雪の下に眠る凍った地面に突き刺した。そして、「さあ、これを抜け。抜けたらこの剣はお前の物だ」と、物語の中の台詞をそのまま、演技たっぷりに言って...

叛逆は英雄の特権 | 2010.02.12 Fri 22:06

主に夏侯惇のテーマによる、ロイエンタールの中学生日記・26

  しかし、オスカーが「僕は、騎士になりたいと思う」と言ってみても、執事のハンスからは「そのようにお元気になったのですから、そろそろ、またキンダー・ガーデンへ行きましょう」と、軽くあしらわれるだけだった。 執事のハンスには少し思う所があった。夢物語が幼い主人の心を蘇らせてくれるのは結構なのだが、それによって長物を振り回されるのはご勘弁願いたいところだ。何故なら、彼はオスカーの気性に一抹の不安を覚えていた。 躾は行き届き、お行儀も全てこの私がお教え申し上げている。しかしオスカー様は、誰に教わ...

叛逆は英雄の特権 | 2010.02.12 Fri 12:30

主に夏侯惇のテーマによる、ロイエンタールの中学生日記・26

 しかし雨の日もある。  雨降りだって、傘でも差して出掛けてしまえばよいのだけど、どうせあの爺さんは許さないだろうと、ハンス・ヴェルナーは思う。  実際、最初に出掛けた日、冷風にさらされたオスカーは、屋敷に着く頃になると少し鼻水を垂らしてた。案の定、それを見咎めた爺さんにちくりと嫌味を言われた。そして次の週には、あの厚着。  だから、こんな青白いヘタレに育つんだ、と、彼は内心、舌打ちを禁じ得ない。  しかし、その想いは後ほど覆される事になる。  それはハンス・ヴェルナーが持ち込んだ、...

叛逆は英雄の特権 | 2010.02.11 Thu 11:26

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