銀河英雄伝説
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銀河英雄伝説

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銀河英雄伝説
このテーマについて
銀河英雄伝説は田中芳樹さんによるSF小説です。
その小説を原作として、アニメや漫画、ゲームなど幅広く展開されています。
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作者のブログへ:「gineiden7」さんのブログ
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主にベイオウルフのテーマによる、捏造的銀英後伝・2

2 〜 パーツィバルの微笑み・1 〜 ナイトハルト・ミュラーは、番兵にIDをかざすと門をくぐった。風に揺れる木々の間をしばらく歩くと、小さいながら堅牢な造りの家が見え、その玄関の呼び鈴を押した。「やあ、ようこそ」 帝国宰相ウォルフガング・ミッターマイヤーはそう言って、直々に扉を開けて出迎えた。「恐縮です。お元気でしょうか?」 と、ミュラーが訊くと、彼は「ご覧の通りさ」と肩をすくめた。 ミュラーがご機嫌伺いに訪れたのは、戦友でもあるこの宰相が、妻を失って半年ほど経っての事だ。宰相の子息であるフェリ...

叛逆は英雄の特権 | 2010.02.09 Tue 12:34

主に夏侯惇のテーマによる、ロイエンタールの中学生日記・24

 ハンス・ヴェルナーはこの教会の聖歌隊の一員だった。といっても、何かの神を信仰しているわけではない。観光地に用意された遺跡や記念館としての礼拝堂で、パフォーマンスのために用意された音楽隊に仕事を得たというだけの事であった。 しかし、そこで歌われる古い歌の、歌詞に込められた祈りの言葉は、帝国公用語に根深く組み込まれた慣用句や故事成語の元の意味を教えてくれ、そのことごとくが彼には興味深くてたまらなかった。 それに、音楽。簡素な古い旋律は、ほんの少しの痛みと共に、何故か胸に深く滲み入る。 だから彼...

叛逆は英雄の特権 | 2010.02.07 Sun 02:55

主に夏侯惇のテーマによる、ロイエンタールの中学生日記・23

 フレンチ・フライを食べ終わる頃、太陽はほんの少し西へ移動した。すると、通りを挟みつつも四方を建物に囲まれたこの公園は、日の光りを失って急速に冷え込んで行く。 オスカーがくしゃみをひとつしたのを切欠に、ハンス・ヴェルナーは南隣りの礼拝堂へ逃げ込む事に決めた。取り敢えず風は避けられるし、これ以上気温が下がれば暖房が入るだろう。無理は禁物。このチビはなにせ病み上がりだ。 但し、気は進まない。何故なら、この礼拝堂はハンス・ヴェルナーのかつての得意先だ。以前のバイトはここが職場だったのだから、胸...

叛逆は英雄の特権 | 2010.02.07 Sun 01:52

主にベイオウルフのテーマによる、捏造的銀英後伝・1

1 〜ベディヴィエールの嘆き〜 アウグスト・ザムエル・ワーレンは目を疑った。届けられた一通の通信文の意を計りかねたからだ。彼は、何かの間違いではなかろうかと、後ろで眠る男を振り返った。  しかし、文の送り主の心を思うと、問い返すのも躊躇われ、事の真偽を自らの端末に指で静かに問い掛けるのだった。  ワーレンは再び目を疑った。彼が得られた情報によると、後ろの男は孤児も同然。少年の頃に身寄りを全て亡くしたという。  ワーレンは思う。 その昔、士官候補生であった頃、鮮やかに立っていた彼を思う。 ...

叛逆は英雄の特権 | 2010.02.04 Thu 11:30

主にベイオウルフのテーマによる、捏造的銀英後伝・序

突然ですが、月に3回ぐらいのユルいペースで『その後の銀英伝』を捏造する事をここに宣言します。ベイオウルフ伝説をそのまんまなぞって書きます。なので、あらすじ的には、筆者は一切ストーリーを創作しません。そして、時々、アーサー王伝説からのエピソードを挿入します。筆者の視点は、それら既存の物語の中から、どこを選んだかという、その選択で語れれば幸い。各キャラの私情などは、銀英本伝同様、あまり語らない予定です(覆ったら御免)。では、只今準備中、どうぞ、お楽しみに。*日本のカタカナ表記では主に『べ−オウルフ...

叛逆は英雄の特権 | 2010.02.03 Wed 18:09

主に夏侯惇のテーマによる、ロイエンタールの中学生日記・21

 まったく、この屋敷は陰気だ。門を出た途端なんだか肩が軽くなる、と、ハンス・ヴェルナーは思った。  庭の一角で咲き誇る薔薇の園へと行きたがるオスカーの腕を引き掴んで、鉄門扉を開けると、そこは自由の地だ。空気が軽い。  ハンス・ヴェルナーは気分が上向きにになるのを感じると、瞬時に行き先を決めた。賑わいのある場所。人混みがいい。広場では、道化師が辻芸を見せているあそこ…。  オスカーは自分の足で門の外に出たことに驚いていた。  いつもはランド・カーで出掛けるこの道を、実は歩けたなんて。閉まっ...

叛逆は英雄の特権 | 2010.02.01 Mon 11:19

主に夏侯惇のテーマによる、ロイエンタールの中学生日記・20

 鏡を割ったその次の日から、オスカーはうまく声が出なくなっていた。言いたい事も特に無い。熱に侵された体は確かに苦しいのだけれど、沈むに任せてそのままどこかへ消えてしまいたいと、そればかりを考えていた。  願わくば、母の眠るという薔薇の園へ。そこまで行けば、白い手が自分を迎えてくれそうな気がしてならない。  執事のハンスは、自分の説明に落ち度があったかと、内心、激しい自責に捕らわれていたが、目の前のやるべき事をやるしかなかった。この子を救わなければならない。開いたままの目はどこも見ていな...

叛逆は英雄の特権 | 2010.01.30 Sat 14:10

眠り・4

 帰ると父さんが出迎えてくれた。見慣れた苦笑いがそこにある。父さんの厚い手のひらが後ろに回って、俺の背中を叩く。俺の背は、父さんより未だ少し小さくて、肩に額を乗せやすいままだ。  母さんとエヴァが後ろから俺を覗いている。だから俺は「ただいま」と言って、笑みを作った。しかし、後ろめたくて、うまく目を合わせられない。  焼きたてのパイ、熱いお茶。それに、この匂い。なんと言ったらいいのか、これは、俺の家の匂い。俺は確かに帰ってきたのだ。生きて。人を殺して。  せっかくのご馳走が、口に入ら...

叛逆は英雄の特権 | 2010.01.29 Fri 15:37

主に夏侯惇のテーマによる、ロイエンタールの中学生日記・19

 オスカーはおかしなものを見た気がする。  ハンスが「ハンス」と声をあげ、通り過ぎて行ったからだ。しかも、走っている。あれほど室内で走るなと僕に言っていたくせに。ハンス?  少年は驚いていた。 ドアを開けたら思っているのと違う所へ出たからだ。爺さんがいない。何だこの家、広すぎる!  ハンスは慌てて追いかけて行った。 あの少年には是非、また来て貰わなければならない。もう三週間近くぼんやりと黙りこくったままのオスカー様が、やっと興味を持って口を開いたのだ。家庭教師を探した甲斐があったとい...

叛逆は英雄の特権 | 2010.01.28 Thu 08:01

主に夏侯惇のテーマによる、ロイエンタールの中学生日記・18

 誰だろう? 僕を呼ぶ声がする。ハンス?  しかし、今のオスカーには、それが夢なのか、現実なのか、よくわからない。嫌な感触だけは確かにそこにあるのだけれど。  僕にもお母様がいた。でも、お母様は、決して僕には…。そこで考えを止める。  それでも、いつか迎えに来て欲しい。暖かな胸に抱き取って欲しい。でも…、この染みが……。もう一度、考えを止める。  いや、もう考えない方がいい。ハンスの言う通り、耳を塞ぎ、目を閉じればいい。  すると、世界がだんだん遠くなる。手と脚を残し、僕は小さく小さく縮...

叛逆は英雄の特権 | 2010.01.27 Wed 14:52

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