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今日はチャールズ・ディケンズの《クリスマス・カロル》を紹介します。夏なのですが、クリスマスの物語を公開してみます。これは強欲非道な商売を続けてきた男の悔悛を描いた物語です。ディケンズの《クリスマス・カロル》はamazonや本屋さんで売っていますから、興味のある方はぜひ文庫版でお読みください。この本を買って持ち歩く。カバンの中からディケンズの本を取りだして電車の中や空き時間に読めると言うことは、これ以上ない幸運ではないかと思うんです。http://www.amazon.co.jp/クリスマス・カロル-新潮文庫-ディケンズ/dp/4...
明かりの本 | 2011.06.25 Sat 19:15
前回にひきつづき、小泉八雲(本名ラフカディオハーン)の怪談を紹介します。小泉八雲と言えば「耳なし芳一」が有名ですが、僕はこの「葬られたる秘密」という怪談がいちばん好きです。この話は、亡くなってしまった《お園》が、幽霊となって箪笥(たんす)の目の前にそっと佇(たたず)んでいる、それはどうしてだろうか? という話です。幽霊が箪笥の前にしずかに佇んでいる。その理由がまた艶めかしくて何とも言えず、忘れがたいのです。よほど勘のいい人や覚えの早い人ならともかく、なにか新しい世界に接する時には、どこかヴェ...
明かりの本 | 2011.06.23 Thu 23:35
今日は梶井基次郎の檸檬を紹介します。この本は単に僕が好きな本です。ただただ好きなので公開してみます。学生時代にこれをけっこう何度も読みました。檸檬(れもん)を手にして、こいつさえあれば、気難しげなほにゃららなんか木っ端微塵だ、と空想する。檸檬のあの色が、世界をなぜか救済する。美が世界を救済する、と述べたのはドストエフスキーですが、当時の僕にとっての美は、梶井基次郎の檸檬の中にありました。美が世界を救済する、というドストエフスキーの言葉を信じるとするのなら、皆さんにとっての美とはいったいなんで...
明かりの本 | 2011.06.23 Thu 23:33
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