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山本幸久 『カイシャデイズ』

  JUGEMテーマ:読書感想文    朝早く会社に着て見れば、ウオーターサーバの水は なくなり、水が飲むことも出来ない。 ウオーターサーバのボトルの交換は、新人の役目なの にと、ボトルに八つ当たりをしていたら女神降臨。 庶務課の小田弘子がボトルの交換をしてくれたことで 小田弘子を女神だと思ってしまうのは、ちょっと妄想 が入っていますね。 案の定、高柳憲一チームは、そのからくり?を後で知 ることになろうとは、この時は、想像もできなかった でしょう。 その後、施工先から掛かってきた...

こみち | 2026.05.11 Mon 18:27

山本幸久 『笑う招き猫』

  JUGEMテーマ:読書感想文    初めて出演したライブでは、アカコは噛みまくり 相棒のヒトミは緊張のあまり、声が上ずってしまい 最悪のデビューでした。 渡されたギャラが入っている封筒は意外と厚く、期 待した『アカコとヒトミ』の二人は封筒の中を見て 仰天。 中にはレポート用紙が数枚三つ折りになっていたの にはガッカリした。 現金は、たったの二千円。 同じ事務所の『金ピカラッキョ―』に渡す花代(五 千円)よりも安いギャラでは、一人暮らしのヒトミ にとって死活問題です。 やはり...

こみち | 2026.05.11 Mon 18:21

山本幸久 『芸者でGO!』

  JUGEMテーマ:読書感想文    八王子にある置屋『夢民』の芸者たちの経歴は 様々で面白い。 当初主人公だと思っていた杉浦春子(似々)21 歳は大学受験に失敗して、彼氏をバイト先の娘に 寝取られ芸者になった。 まあ、このケースは、ありそうです。 しかし、芸者をしながら弁護士を目指しているの は天晴れです。    望月優希(兎笛)23歳は、元女子プロレスラ ー。 といっても、リングにあがった期間は、芸者をや っている期間よりも短い。 しかし、いざと云う時は怪力?を発揮...

こみち | 2026.05.11 Mon 11:03

白石一文 『ここは私たちのいない場所』

  JUGEMテーマ:読書感想文    タイトルだけを見るとSF小説のような気が しますが、本書は日常?(ちょっと特殊な)を 描いたものです。    両親の他人への関心のなさが、招いた妹の死。 当時、3歳だった存美(あるみ)は、父親の実 家に帰省していたが、風邪を引いていたにも関 わらず、無理して帰省したが寝込んでしまった。 しかし、父親は相手にせず、母親は正月支度で 存美の妹のことを気に掛けなかった結果、肺炎 になって亡くなってしまった。 高熱が出る前に手を打っていれば...

こみち | 2026.05.11 Mon 10:48

山本幸久 『幸福トラベラー』

  JUGEMテーマ:読書感想文    京成上野駅の改札を出た所で携帯電話(本書の初出 が2008年なので、まだガラケーの全盛期だったの でしょう。)を忘れたことに気が付いたのが運のつき。 新聞部の『がんばれ三年生!合格祈願パワースポット 探訪』の取材に上野を選んだことが、小美濃春生の人 生を変える転機だったのでしょう。 カメラ(デジタルカメラ)が無ければ、新聞部の取材 が寂しいものになるけど、電話が無いのは問題ない。 電話が無ければ、不用意に呼ばれることもなく、誰に も邪魔され...

こみち | 2026.05.11 Mon 10:41

山本幸久 『床屋さんへちょっと』

  JUGEMテーマ:読書感想文    生前に墓を建てようとして、霊園に下見へ行こうと したら、何故だか孫が付いて来た。 そもそも、孫の勇が穴倉勲の元に来たのは、一週間前 に娘の香が旦那と一子に住んでいる所から、飛び出し て、実家に帰ってきたことなのだが、そのことが、『 床屋さんへちょっと』のストーリーに深くかかわって きます。    『床屋さんへちょっと』は、章を進めていくと時代 が逆行して、過去に戻って行きます。 なんだか、タイムマシンに乗った気分ですが、最初の 章で...

こみち | 2026.05.11 Mon 10:36

秀吉と貴種流離

     小学校の頃に、教室にひとつ本棚があって、それを学級文庫と呼んでいた気がする。そこに「太閤記」の子供向けの本があり、読んだ記憶がある。信長の草鞋を胸元に入れて暖めたという話くらいは覚えてはいる。貧乏な百姓の子が、辛酸をなめても努力と忍耐で出世して天下人まで上り詰めた、というような話だった記憶で、よくある立身出世もののようなイメージだ。しかし、前回の続きになるが「日本近世文学の成立 異端の系譜」では、秀吉を、庶民に最も人気のある歴史上の英雄として挙げている。確かに「太閤記...

Noman\'s Land | 2026.05.10 Sun 22:10

白石まみ 『ボニンブルーのひかり』

  JUGEMテーマ:読書感想文    バリバリ働いていた父親が突然、電池切れ状態に なってしまった。 そして、主人公は納得のいかない就職活動に見切り をつけて、一国主の道へ歩もうとする。 そんなおり、東京の竹芝桟橋から出航する『おがさ わら丸』で25時間(天候によって、かかる時間は 変わってくる。)もかかるのは、船酔いしそうです。 大島のように航空機やヘリコプターで移動できない のでは、時間に余裕のある人しか、観光では行けま せん。 そんな父島に移住しとうとする家族は、冒険に出...

こみち | 2026.05.10 Sun 17:41

渡辺淳子 『東京近江寮食堂』

  JUGEMテーマ:読書感想文    失踪して10年目に夫から葉書が来たので 消印を手掛かりに滋賀県から東京に遣って来 た寺島妙子。 手始めに蕎麦を食べたのが、運のつき? 関西風の汁のように出汁がきいていない関東 風の汁に閉口した。 その後、上野でスリにあって有り金を全て取 られてしまう。財布は後に見つかったが、財 布の中にあった現金は、全て抜かれて一文無 しになってしまった。 そんな不運の中、見つけたのというか、財布 の拾った人が居たのが、『東京近江寮』。 近江の名前が付いて...

こみち | 2026.05.10 Sun 17:35

綿矢りさ 『夢を与える』

  JUGEMテーマ:読書感想文    自分の元から去ろうとしたトーマに行くところが 無いからと言って、トーマの家に転がり込み同棲生 活を始めて、子を宿す作戦に出た幹子の人生は、正 に肉食系女子。 序盤のストーリーの展開からして、幹子の人生を描 いた『夢を与える』だと思っていましたが、夕子が 生まれ後の幹子は、夕子の教育と芸能活動を支える 裏方として生きていきます。 今までの肉食系だったのに娘を支える母親。 そして、自分の野望を娘を使って叶えるものとして 生きていきますが、日頃...

こみち | 2026.05.10 Sun 17:29

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