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道尾秀介さんの『光媒の花』を読みました。 不思議なタイトルです。虫が花粉を運んで受粉する花を虫媒花、風が花粉を運ぶのが風媒花と言うそうです。道尾秀介の造語「光媒花」は、光が育ていくものを意味してるんでしょうか。あらすじは、印章店を営み、認知症の母と二人、静かな生活を送る男性。ようやく介護にも慣れたある日、幼い子供のように無邪気に絵を描いていた母が、「決して知るはずのないもの」を描いていることに気...
楽しみは、クウ・タツ・フケル | 2010.10.05 Tue 07:01
JUGEMテーマ:最近読んでる本 米澤穂信の「ボトルネック」という本を読んだ。以前にも感想書きましたがこの作家さんは青春ミステリーと呼ばれるようにそれが殺人とかの大きな犯罪ではなく日常に潜む謎を解明するような話が多く知らず知らずのうちにその世界に引き込まれるような魅力を持った作品を得意とされています。ボトルネックっていえば僕なんかはブルースギターで使われる別名スライドギターといわれるギター奏法をすぐに思い出してしまうわけです。上手く説明できませんがyoutubeなんかでHound Dog Taylorなんかを見てみ...
アナベル・リー | 2010.10.04 Mon 23:30
JUGEMテーマ:最近読んでる本 同僚から借りていて、昨日読み終わりました。正味、読んでたのは3日間くらい。一気に読める内容でした。映画は観てません。たぶん・・・観ないかも知れない。観るかも知れないけど。描写は所々、「あーー(苦笑)。」みたいなのもあって。映像にしちゃったら、あ、エロ入るね、みたいなとこもね。全部を含めて、悲しい。保険外交員はしょーもない女。大学生は、もっとしょーもない男。おばあちゃんは、実は・・・。主人公祐一と、実はヒロイン光代も、うーーん。いちばん、かわいそうなのは殺された女の...
花咲きポプラ | 2010.10.02 Sat 11:35
JUGEMテーマ:最近読んでる本 かかってくるかな、予約の本、借りられますよーって電話。この前、図書館に行ったときに予約データ見たら1冊目は2件、2冊目は4件予約中ってなってた。重ならないといいんだけど。 『スノーホワイト』:なかなかキレイなお話。40代の女性と大学生の男の子の恋愛。この女性になりきって(もうすぐ突入だし)読んだ読んだ。恋愛かー、いいな。『檸檬のころ』:この作家さんの本は初めて。オムニバスになってるんだけど、2話目に出てきた人が4話目と繋がってたり、1話目に出てきた人が最後に繋がっ...
大好きなもの | 2010.09.29 Wed 08:23
JUGEMテーマ:最近読んでる本 一般向け科学書って地雷があるからなんだ。こんばんは。旅行前に仕入れた科学書、3冊あったんですがそのうち1冊はお勧めできない本でした。面白いけれどもなあ。書き方か?ちょっと粗雑?で、今日レビューするのはそれとは別の本です。PHPから出ている本。タイトルこそ原発とプルトニウムですが、プルトニウムが見つけられるまでに結構なページ数が割かれてます。いかにして原子番号が大きい(っても90番台前後ですが)原子が見つかったか?放射線元素たちがそれと認められたか?そういうことが前...
六角形の日記帳 | 2010.09.27 Mon 22:03
姫野カオルコの『リアル・シンデレラ』は読んだずら。そうずらか。第143回直木賞候補作。童話シンデレラ、日本では美化されたシンデレラ、感情的な母親のもと、粗末な身なりをさせられて暮らしている娘が、不思議な力や運によって、経済力のある支配的地位の男性と結婚する物語。うがった見方をすれば、最後はいじめられた継母やその連れ子を、王子と結婚することで見返した女。あのシンデレラは勝負には勝ったけど、本当に幸せな女性だったのか。本当の幸せってのは泉(せん)ちゃんみたいな人生だと思う。むかしむかしあるところに...
楽しみは、クウ・タツ・フケル | 2010.09.18 Sat 08:06
JUGEMテーマ:最近読んでる本 予約してある本がもうすぐ借りられるだろうと思って2冊だけ借りたのに、電話がかかってこなくてガッカリ。早く読みたいなー。『幸福な朝食』。ずっとずっと興味があった乃南さんのデビュー作。棚に置いてないし、でも資料検索したら確かに図書館にあるし。。もー、聞いちゃおうってことで詳細印刷したら2F書庫って書いてある。。本の数が多い作家さんのは、古いのは書庫に入れちゃうんだな。よかったー、置いてあって。デビュー作って結構おもしろい。あんまり話が入り組んでなくて読みやすい...
大好きなもの | 2010.09.13 Mon 08:40
貫井徳郎の『明日の空』を読んじまったぜ。3時間ほどで。。。先に言っておきます。ワタクシ、本日は辛口キャラを演じているわけではございませんのよ。だって、つまらない本をつまらないと大きな声で言いたい、ただそれだけなんですもの。面白くないじゃなくて、つまらない。そして、臭い。苦笑いが止まりませんことよ。おっほっほ ♪この借り物画像ぐらいあり得ない結末が待っている・・・。なんか悔しいんで最後まで読みましたが、ご都合主義で、よくこんな手の込んだ空虚な本が書けるかと感心してしまいました。ブラボーです。...
楽しみは、クウ・タツ・フケル | 2010.09.11 Sat 08:08
母作・バナナケーク 生姜やスパイスの効いたパウンドケーキ。 バナナが苦手な人(父・正夫氏)も気付かず食べちゃう。 上手に焼けた、大人なパウンド。 ナガシマユウの小説が好きで大好きで 「猛スピードで母は」や「ジャージの二人」はそうでもないけど 「パラレル」と「夕子ちゃんの近道」はどのページを読んでも面白い、 どこから読んでも夢中で読めると100回位読んでいる。 しかし 読書の好みというのは多種多様 ナガシマユウを薦めて「面白かったよ」と言われた事はまだない。 今はパラで走る読書。 布...
Love Love Sweets | 2010.09.08 Wed 10:34
伊坂幸太郎「オー!ファーザー」にハマりました。 だ、だ、だ、大爆笑!!!最初っから小刻みに繰り出される笑いが僕の頬肉を痙攣させる。筋肉痛になってしまいそうだ。ボケまくりで読者にツッコミさせるような読書参加型な本だな。しかも為になる。たとえば、ケンカの仕方とか、父親が4人いた場合の対処法とか?で、個人的に特に役立ったのは女性の対処法。地割れが起きるくらいの大地震が発生したケースを読んだときは僕の心も大地震級に震えてしまった。むせび泣きそうになった。本にはこう記されてあった。「男は落ちたブ...
楽しみは、クウ・タツ・フケル | 2010.09.08 Wed 07:30
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