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JUGEMテーマ:ノンフィクション 6月5日(火)の夜、カークからメールが来ていた。 「やあ、無事ダラスフォートワース空港に着いたよ。明日は、手術だ。心臓病の手術で、多くの人たちが亡くなってるんで、かなり不安だよ。ところで、僕の荷物の方は、どうなった?」 私は、早速返事を打った。 「大丈夫だよ。よくある手術だって専門家が言ってるんだから、手術台に乗って、目を瞑って、目を開けたら、もう手術はとっくの昔に終っていて、真っ先に君の目に飛び込んでくるのは、君の家族や...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.29 Wed 17:46
JUGEMテーマ:ノンフィクション (2012年6月3日 日曜日) ロンの言っている事にも一理ある。こちらで視聴した「アンビリバボー」という番組の中で、アメリカのペンシルバニア州ロゼットという街の事を扱っていた。1960年代、この街の住民たちは、高カロリー食品が好きで、喫煙する人が多かったにも拘らず、一般的なアメリカ人に比べて、心臓病で無くなる人が極端に少なかった。 この街では、住民同士のつながりが緊密で、何か困った事があると住民同士で助け合うのが当た...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.29 Wed 13:20
JUGEMテーマ:ノンフィクション (2012年6月3日 日曜日) 翌朝、起きて朝食を摂り、パソコンのスイッチを入れるとカークからメールが来ていた。 「オハヨウ、リュウ。今、ソウルにいる。大韓航空の人にパソコンを使わせてもらって、このメールを打っている。あやうく、搭乗拒否されるところだったよ。僕が、『今、動脈の一部が狭くなってて、胸が痛いんですけど、飛行機に乗っても大丈夫ですか?』って言ったら、大韓航空の人たちから、『症状が落ち着くまで、飛行機には乗らないで下さい...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.29 Wed 08:53
JUGEMテーマ:ノンフィクション (2012年6月2日 土曜日) カークを見送ってから、会社の女の子は、不思議そうな顔で、 「どうして、カークは55歳にもなって、子供みたいに泣いてたの?」 と私に尋ねてきた。 「君は、これまでのカークの苦労を知らないから、彼の事が変に見えるだけさ。」 この子は、自分がカークの監視役をやらされているという自覚はあまり無い感じだった。多分、カークが飛行機に乗るのを確認して来いと言われただけなのだろう。私の弟子のL君が、大阪か...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.28 Tue 18:43
JUGEMテーマ:ノンフィクション (2012年6月12日 土曜日) バスが出てから暫くして、私は、会社の女の子に頼んで席を替わってもらい、カークと話し始めた。 「アメリカに帰ったら、どうするつもりだ?つまり、手術を受けて、容態が落ち着いてからっていう意味なんだけど・・・・・・」 「アメリカに着いた時は、死体になってるよ。」 「そんな事は、ないよ。確かにその可能性は少なくは無いけど、そうはならないと思うよ。」 どうもカークは、悲観的になり過ぎているようだ。...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.28 Tue 12:35
JUGEMテーマ:ノンフィクション (2012年6月2日 土曜日) カークは、12時発の飛行機に乗るので、9時半にアパートを出た。スーザンは、カークのスーツケースを運ぼうとしたが重過ぎて、動かすのも大変そうだった。 「リュウ、よかったら、運んでくれない?」 「ああ」 どっちみちシャトルバスの乗り場までカークを送るつもりだったので、私はスーザンからカークのスーツケースを受け取った。 シャトルバスのターミナルまで行って、イスに座り、カークと話し始めた。カークは...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.27 Mon 23:26
JUGEMテーマ:ノンフィクション (2012年6月2日 土曜日) カークは、シャワー室から出てきて、荷物をスーツケースに詰め始めた。 「馬鹿げてる。実にバカげてる。なんで、こんな帰り方をしなきゃならないんだ。」 と文句を言っていた。カークは、アメリカのお姉さんに連絡を取るためにパソコンのスイッチを入れていたが、中々立ち上がらない。会社から買ったカークのパソコンは、相変わらず動きがノロいようだ。 「チクショウ、このバカコンピューターめ!」 内心、「シメタ...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.27 Mon 12:38
JUGEMテーマ:ノンフィクション (2012年6月2日 土曜日) 朝、起きてパソコンのスイッチを入れ、カークのメールボックスを開いた。カークは入院中で、パソコンを使えないため、彼のメールボックスを使ってアメリカにいるお姉さんに連絡を取っているのだが、メールボックスを開いて、かなり寒くなった。送信済みフォルダに彼が自分で姉さんに送ったメールが残っていたのだ。時刻は、前夜の8時頃である。 カークが、誰かのスマートフォンか何かを借りて、打ったようだ。こういうところが...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.27 Mon 10:05
JUGEMテーマ:ノンフィクション (2012年6月1日 金曜日) 夕食を摂って、ユッタリしていると、カークが電話をして来た。 「リュウ、今、話せるか?」 「食事してたけど、もう食べ終わったから、大丈夫だよ。今、一人か?」 「ああ、トイレから掛けてる。」 「それでも、今は、あまり重要な事は話さない方がいい。壁に耳ありだからな。」 「そうかもな。」 「いつ帰って来るんだ?大事な話があるから、早く帰って来いよ。」 「医者は、痛みがなかったら、もう帰ってい...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.26 Sun 20:55
JUGEMテーマ:ノンフィクション ○○ ー (2012年6月1日 金曜日) 朝食を済ませてから、カークにメッセージを送り、お姉さんから承諾を受けた件を伝えた後、気にかかっていたことを尋ねてみた。 「カーク、そんな体で飛行機なんか乗って大丈夫か?気圧の変化は、君の狭くなっている血管に悪い影響を与えるような気がするんだけど。」 「飛行機の中で、発作を起こす可能性は大だね。また、別の書類にサインさせられているよ。どうして、何枚も、しかも手書きの書類にサインし続けなきゃならない...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.26 Sun 14:44
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