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銀杏がからからと散り始めて 扇となりくるくる舞い上がる 誰にも気づかれない僕の隙間を 黄色で埋めつくしてゆく 何度も何度もそれを繰り返し 乾いた記憶でさえ積もってゆくから 木漏れ日色をひとつ拾い上げる ねえ君は冬を恐れていたけれど JUGEMテーマ:写真詩+゚*
甲羅は水の中 | 2016.11.18 Fri 10:16
右折した道の先に 巨大化した太陽が 朱色の皮膚を増殖させている 星屑を大量に摂取して 肥満したに違いない JUGEMテーマ:写真詩+゚*
甲羅は水の中 | 2016.09.27 Tue 18:42
久しぶりに忍び込む 一角だけのライト 手続きを繰り返すマシン 壁づたいに進む廊下 嫌いだと思っていた筈 少なくともあの頃は でもきっと嫌いじゃない この指が機械を扱って 自分も機械的になることさえ JUGEMテーマ:写真詩+゚*
甲羅は水の中 | 2016.09.21 Wed 19:38
JUGEMテーマ:写真詩+゚* *. あの人と みていたそらは ぜんぶ ぜんぶ ホンモノだった キラキラ 輝いてね すべてが 永遠に 続きますように って バカなわたしは 必死に 祈ったんだ *.
P A r a N o i A | 2016.09.05 Mon 08:31
追いつけないその先に 言い訳だけが響いたけど 重い羽は使い捨てちゃえばいい そして肩が軽くなったのなら 少しずつ強くなる一歩 私は確実に進んでいる 自分の歩幅で JUGEMテーマ:写真詩+゚*
甲羅は水の中 | 2016.07.29 Fri 12:32
輪郭の不明瞭な オレンジの月が 窓の遠くで消えた 突然の雨の中 傘のない私が 知らない場所に 捨てられたような そんな錯覚に慌てて 思わず 自分の腕で 自分を抱いた 走り去るあなたの車 頼りないテールを 見るともなく見送る 街灯に光るしずくが 半袖シャツをくすませて 体温がうばわれていく 動けなくて 動けなくて 見える筈もない月を まだ探している &nbs...
甲羅は水の中 | 2016.07.20 Wed 19:59
その海が譬え エメラルドでも 意味がないのです 私には船を出せず 溺れることなんて 本当は望まなかった 港を追われたあなたを 結局私は恨むのです JUGEMテーマ:写真詩+゚*
甲羅は水の中 | 2016.07.03 Sun 10:24
割れた貝殻を ひとつ海に帰すたびに 私は泳いだ 自分だけの世界で 皮膚と粘膜と孔と臓と あらゆる部分で 羊水を想い出す この水から上がる時 私は生まれ変わるのだ 強すぎる音も 強すぎる光も 水面下では 甘く優しい そして 自分を傷つけるものは 何も存在しない 束の間の均衡 疲れた器官を ひとつずつきれいに洗って 私は委ねた やわらかい世界に 泣きながらでもいいから この部屋の扉を再び開けて 外へ歩き出す時 私は生まれ変わるのだ
甲羅は水の中 | 2016.06.23 Thu 10:03
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