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後ろ向きな詩

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自己中心

助けてと叫んだって誰も助けに来やしないよ誰も手を差しのべるわけないよ君が、お前が一番大事とか困ったら絶対助けてやるとか言って結局最後は自分を守るに決まってるけどね、それは間違ってないんだよ所詮、自分が一番可愛いんだから

求めた空、君の声 | 2008.04.12 Sat 20:02

箱の中

玄関の外で足音がしたので息を潜めた。私は嫌われ者だからここに居ることさえ隠さなきゃ。外で大きな音がしてベランダに出た。向かいの会社の窓でやはり外を見ている２人の女の子が私の姿を見つけると何かを話してまた私を見た。私は私の心の中で私の敵を増やす。扉を開いたり閉じたりする。開いたり閉じたり。そんなことでつないでいる。よりどころみたいなものと。　　 JUGEMテーマ：後ろ向きな詩

甲羅は水の中 | 2008.04.06 Sun 21:09

僕はスイッチを押した所在なさげに伸ばされたその指にスイッチはカチリと音をたてたその音や　冷たく触れる人工物の感触ドウシテ　ココニイルノダロウドウシテ　イキテイルノダロウドウシテ　ボクハウマレテキタノダロウ画面から溢れ出る笑い声傍に在るのに　遠い世界青白い光に照らされた暗い部屋にうずくまってそっと目を閉じる明日も　その次の日もこの部屋で　こうしてうずくまって僕はスイッチを押すのだろうか誰かの声がとどく　その日まで JUGEMテーマ：後ろ向きな詩

Chocolate box. | 2008.03.21 Fri 22:51

虚しさ

さけびたかった大声で泣きたかったでもどんなに喚いたって誰も聞いてくれないいつも求めるばかりの私抜け出したくても無理なことだったもう全てがどうでもいい全てが消えてしまえばいい

マサラタウン | 2008.03.16 Sun 18:05

自分主義者

痛いのは嫌苦しいのは嫌自分は傷つきたくない誰か、代わって、そう思うのしかた、ないよだって僕は人間だから JUGEMテーマ：後ろ向きな詩

兎穴。 | 2008.03.03 Mon 16:55

確かにあった僕の欠落

足りないモノを求め続けてる足りない、足りない、満たされない空いた穴に他の誰かが落としたモノを無理矢理にでも詰め込んで強がった僕は酷く不格好形の合わないジグソーパズルが新たな欠けを生み出して崩れ落ちてく自分の欠片を誰かに拾って欲しい、なんて祈りながら僕は泣く JUGEMテーマ：後ろ向きな詩

兎穴。 | 2008.03.03 Mon 16:53

憂鬱な詩×2

重い体を引きずっていく真っ暗な朝の帰り道点滅する赤信号は充血した瞳のウィンクでこっちおいでよと誘ってる裸眼でぼやけた帰り道沈み込んだ憂鬱の底近く焼けるようにうねった衝動が蠢いていた血のように真っ赤な絵の具をただ何度も塗り重ねたい赤で消してしまいたいのは愚かな私 JUGEMテーマ：闇詩 JUGEMテーマ：後ろ向きな詩

蔵解の庵 | 2008.02.29 Fri 23:44