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「はづき! ルーク!」 ヤエーヌの魔法が解け、解放されたヴァルトとアネモネは、倒れ込み深紅に染まる二人に走り寄った。 「「っ!」」 二人は、その光景に言葉を失った……。 「っ!」 二人の後から来たソルモナは、倒れた二人を見て驚き、口の手をやった。 「――なんでだ……?」 「どうしてこんなことに……」 ヴァルトとアネモネは、青ざめた顔をしながら、力なくその場に座り込んだ。 二人の死に動揺し……そして、自分を責めた! ――自分たちがもっと早くここ...
イルシオン | 2014.04.05 Sat 14:49
そして、そっとはづきを抱きかかえた。 「はづき……?」 はづきから流れる血液で深紅に染まる、ルークの両腕。 「……きっと、これは夢だ。……悪い夢なんだ」 ルークは、そう思い込もうとした。 いや、そうでもしないと、どうして良いか分からなかった。 彼の瞳には、無意識に涙が溢れていた。 「どうしたら目が覚める……? どうしたら……」 ルークは、傍らに転がる剣に気が付いた。 「そうか……そういうことだな」 ル...
イルシオン | 2014.04.03 Thu 14:32
「何でだ……なんで、はづきごと斬らないといけなくなるっ!」「ルークさん、ありがとう。でも……お願いです。私はただヤエーヌに操られて、世界を滅ぼすより、貴方の手で斬られたい」「くっ!」 ルークは、眉間にしわを寄せながら、苦しそうに目を閉じる。(くそっ! くそぉぉぉっ!!) ルークは、剣を持つ手を強く――血が滲むほどに握った!「ルークさん。……ありがとう」 はづきは笑顔を彼に向け、そっと両手を広げ、瞳を閉じた。「うっうわぁぁぁぁ!!!!!」 ルークは、叫びながら剣をはづき目がけて振り下ろす!!「あり...
イルシオン | 2014.03.31 Mon 23:08
だが、それを上手に避けながら、魔導具は周り続け、ヤエーヌ……いや、はづきの体内へと吸い込まれるように入っていった!「くっ……そ。なにこれ……出て来るな!」 ヤエーヌは、苦しそうに胸を押さえて、うめきまくる!「ぎゃーーー!!」 ヤエーヌが光に包まれ、絶叫したかと思うと、ふわりと浮き上がり、瞳を開けた。「るー……クさん? ルークさん?」 その声は紛れもなく、はづきの声だった!「はっはづきなのか!?」 ルークは目を見開き、はづきの声で話しかけてくる、ヤエーヌに近づいた。「もう時間がありません……。私が、ヤ...
イルシオン | 2014.03.29 Sat 10:54
「ジャマよっ!」「ぐあっ!!」 「ふふっ。これで終わり」 ヤエーヌは、はづきの顔で幸せそうに笑う。 ルークは、足下に転がっていたはづきの剣を手に取った! だが、その手は震えていた。 世界を守らないといけない自分の使命。 そして、愛した人をこの手にかけないといけない今の現実に……。「アハハハッ! そんな震える手でアタシは斬れないよ?」 ヤエーヌは、震えるルークをおかしそうに笑う。「うるさいっ!」 ルークは、震える右手を押さえるように、左手を添えた。(なんで……なんでこんなことにっ!) ルークは...
イルシオン | 2014.03.28 Fri 23:51
「本当に人って弱いわね。そして残酷……やっぱりイラナイっ!」 ヤエーヌは目を見開き、自分が持っていた剣を拾うと、放心状態のルーク目がけて振り下ろした!「くっ! まだ邪魔をするの、アルキオンっ!」 そこには自分を盾のようにし、ヤエーヌの剣を受け止める、アルキオンがいた! 普通の本なら、真っ二つになっているであろう重い剣の攻撃だが、アルキオンは自分を魔法の盾で包み、ヤエーヌの剣を受け止めていた。「しっかりしないかっ! ルークっ!」 アルキオンは、ヤエーヌの剣を受け止めながら、ルークに声をかけた。「...
イルシオン | 2014.03.26 Wed 10:27
第20話 女神の戦い 後編 黒く大きな瞳。 栗色の柔らかい髪の毛。 ……だが、彼女は「はづき」ではなく、「ヤエーヌ」だった。 「アハハハッ! やっぱり良い! 力がみなぎるわ♪」 ヤエーヌは、はづきの体を動かしながら、自分のモノになっているかを確認した。そして、彼女の力が自分のモノになったことを実感すると、歓喜した。「でも、このおもちゃはいらないわ。気分が悪くなる!」 そう言いながら、ヤエーヌははづきが身につけていた魔導具をルークの方へ投げ捨てた! 忌ま忌ましいモノでも捨てる...
イルシオン | 2014.03.25 Tue 18:51
JUGEMテーマ:ファンタジー小説 ひとつ前の記事でプッシュしてたオリキャラのユウとリリアーナの小説です。その後は完全に未定ですが、このエピソードは2ヶ月くらいで終わらせられられたらなーと…思ってます!【希望的観測】 追記から本編どうぞー! _____________________________________
ごちゃまぜラック | 2014.02.23 Sun 12:23
どこからか聴こえる悲鳴。瓦礫が崩れ落ちる音。 逃げ惑う大勢の人。焦げた匂い。 その中で俺は血溜まりに膝をつき虚空を見ていた。 胸に抱いた温もりの残るその身体はもう二度と動かない。 寒くもないのに身体が震えていた。何か叫ぼうとしたが口がかくかく動くだけだった。 ヤツの目…牙…彼女を無残に噛み切り…次の獲物を捉え飛び去る。 一瞬の出来事だった。俺にはどうする事もできなかった。 肩に手を置かれ無理やり振り向かされる 「大丈夫か!?」 声を掛けたのが騎士団だと理解するのに数秒かかった 「お前は、農場...
木洩れ日 | 2014.01.27 Mon 08:20
「くっ!」 ルークは、助けようと手を伸ばすが、見えない壁のようなモノに阻まれ、手が弾かれてしまう! 「さあ、アンタはアタシ、アタシはアンタ……一つになりましょう?」 ヤエーヌはそう言うと、はづきの体へと溶け込むように入っていく――。 「やめろっ!!」 ルークは必死で叫ぶが、その叫びも虚しく、ヤエーヌははづきの体の中へと完全に溶け込んだ。 「ふふふっ……ふふっアハハハハッ!!」 ヤエーヌのあの耳障りな笑い声が……はづきの口から出ていた。 「はづき&...
イルシオン | 2013.10.09 Wed 08:43
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