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JUGEMテーマ:SFファンタジー小説 SF GO! GO! ギャラクシー!! 好評連載中♪
猫洞通Nagoya プリンス オブ オレンジ | 2015.05.05 Tue 08:52
目覚めたはづきは、元の世界へ帰る道を選ばず、このルーク達のいる世界へ残ることをルークに伝えた。 そして、数年の後。 元々、お互いを好き合っていたはづきとルークは結婚し、子供ができた。 「ねぇ、ルークさん。もう、子供の名前は決めてあるの」 「なんだい?」 「それはね……」 きっと双子だから、「アルキオン」と「ソルモナ」にしたいの。 終わり。。。。 1ポチご協力お願いします。 にほんブログ村 JUGEMテーマ:ファンタジー小説
イルシオン | 2014.04.07 Mon 23:56
それから10年後――。 平和を取り戻し、いつも通りの生活を続ける、オルディアル王国の民たち。 「じゃあ、行ってくる」 「行ってらっしゃい」 その中に、今まさに出かけようとしているルークと、そんな彼を見守るはづきの姿があった。 「あっ、そうだ!」 はづきは、にこにこと微笑みながら、部屋の扉の向こうを振り返り呼ぶ。 「アネモネ、アルキオン! パパに挨拶して」 扉の向こうから、「はーい」と二人分の声が聞こえると、ドタバタと荒々しい足音がはづき達に近づいてくる! 「パパ、行ってらっしゃい!」 栗色...
イルシオン | 2014.04.07 Mon 00:54
「……なぜ、彼らを別の場所へ転送した?」 「今から姫とルークを助けるために、禁忌の魔法を使おうと思うの」 ソルモナは、何かを決意したかのような瞳で、アルキオンを見た。 「そうか……決意したんだな」 「えぇ。私たちの永遠の命をあげたいの。私たちはどうなるか分からない――アル」 「謝るなよ、ソルモナ?」 何かを言いかけたソルモナを、アルキオンは制した。 「我らは、姫のために生き、姫のために終わる……そう誓った。だから、覚悟はできている」 「そうね。言うま...
イルシオン | 2014.04.05 Sat 18:23
「はづき! ルーク!」 ヤエーヌの魔法が解け、解放されたヴァルトとアネモネは、倒れ込み深紅に染まる二人に走り寄った。 「「っ!」」 二人は、その光景に言葉を失った……。 「っ!」 二人の後から来たソルモナは、倒れた二人を見て驚き、口の手をやった。 「――なんでだ……?」 「どうしてこんなことに……」 ヴァルトとアネモネは、青ざめた顔をしながら、力なくその場に座り込んだ。 二人の死に動揺し……そして、自分を責めた! ――自分たちがもっと早くここ...
イルシオン | 2014.04.05 Sat 14:49
そして、そっとはづきを抱きかかえた。 「はづき……?」 はづきから流れる血液で深紅に染まる、ルークの両腕。 「……きっと、これは夢だ。……悪い夢なんだ」 ルークは、そう思い込もうとした。 いや、そうでもしないと、どうして良いか分からなかった。 彼の瞳には、無意識に涙が溢れていた。 「どうしたら目が覚める……? どうしたら……」 ルークは、傍らに転がる剣に気が付いた。 「そうか……そういうことだな」 ル...
イルシオン | 2014.04.03 Thu 14:32
「何でだ……なんで、はづきごと斬らないといけなくなるっ!」「ルークさん、ありがとう。でも……お願いです。私はただヤエーヌに操られて、世界を滅ぼすより、貴方の手で斬られたい」「くっ!」 ルークは、眉間にしわを寄せながら、苦しそうに目を閉じる。(くそっ! くそぉぉぉっ!!) ルークは、剣を持つ手を強く――血が滲むほどに握った!「ルークさん。……ありがとう」 はづきは笑顔を彼に向け、そっと両手を広げ、瞳を閉じた。「うっうわぁぁぁぁ!!!!!」 ルークは、叫びながら剣をはづき目がけて振り下ろす!!「あり...
イルシオン | 2014.03.31 Mon 23:08
だが、それを上手に避けながら、魔導具は周り続け、ヤエーヌ……いや、はづきの体内へと吸い込まれるように入っていった!「くっ……そ。なにこれ……出て来るな!」 ヤエーヌは、苦しそうに胸を押さえて、うめきまくる!「ぎゃーーー!!」 ヤエーヌが光に包まれ、絶叫したかと思うと、ふわりと浮き上がり、瞳を開けた。「るー……クさん? ルークさん?」 その声は紛れもなく、はづきの声だった!「はっはづきなのか!?」 ルークは目を見開き、はづきの声で話しかけてくる、ヤエーヌに近づいた。「もう時間がありません……。私が、ヤ...
イルシオン | 2014.03.29 Sat 10:54
「ジャマよっ!」「ぐあっ!!」 「ふふっ。これで終わり」 ヤエーヌは、はづきの顔で幸せそうに笑う。 ルークは、足下に転がっていたはづきの剣を手に取った! だが、その手は震えていた。 世界を守らないといけない自分の使命。 そして、愛した人をこの手にかけないといけない今の現実に……。「アハハハッ! そんな震える手でアタシは斬れないよ?」 ヤエーヌは、震えるルークをおかしそうに笑う。「うるさいっ!」 ルークは、震える右手を押さえるように、左手を添えた。(なんで……なんでこんなことにっ!) ルークは...
イルシオン | 2014.03.28 Fri 23:51
「本当に人って弱いわね。そして残酷……やっぱりイラナイっ!」 ヤエーヌは目を見開き、自分が持っていた剣を拾うと、放心状態のルーク目がけて振り下ろした!「くっ! まだ邪魔をするの、アルキオンっ!」 そこには自分を盾のようにし、ヤエーヌの剣を受け止める、アルキオンがいた! 普通の本なら、真っ二つになっているであろう重い剣の攻撃だが、アルキオンは自分を魔法の盾で包み、ヤエーヌの剣を受け止めていた。「しっかりしないかっ! ルークっ!」 アルキオンは、ヤエーヌの剣を受け止めながら、ルークに声をかけた。「...
イルシオン | 2014.03.26 Wed 10:27
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