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Dolce Vita

JUGEMテーマ:自作小説     近所のトライアルで159円で買える愉悦 紅茶に合います     最近はフルーツ大福専門なるお店もあります。 1980年代に登場した「いちご大福」のヒットで、まさに“味をしめた”のでしょうか。 チョコレートやカスタード、イチゴ以外のフルーツと、 「お餅で包めば何でもウマイ」という新常識が根付いた気がします。   『“えむ”と“える”』 1980年代後半のお話 「最近はやり(当時)のイチゴ大福...

ハリネズミの幸福 | 2023.03.20 Mon 08:29

10年前の自分は他人である

JUGEMテーマ:自作小説     青海波+千鳥という、今まで使ってきたペンネーム要素が二つもあるのが気に入って買ったコースター …をカーペットラグに見立て、腹ばいになってスマホをいじるさのまる(栃木県佐野市キャラクター)   余談ですが、7、8年前に書き起こしたインタビューでの話。 話者はとあるスマホゲームデベロッパーさんで、 「アラブの大富豪が、毎月マンション一つ買える勢いで ゲーム課金にぶっ混んでいる」 みたいなエピソードを披露したとき、聞き手の...

ハリネズミの幸福 | 2023.03.19 Sun 15:48

双子の聖女は運命を入れ替える(プロトタイプ版)27

JUGEMテーマ:自作小説      ・「双子の聖女は運命を入れ替える」の第27回です。   他のページはコチラ→双子の聖女は運命を入れ替える1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13/14/15/16/17/18/19/20/21/22/23/24/25/26/28/29/30/31/32/33/34/35/36/37/38/39/40/41/42/43/44/   45/46/47/48/49/50/51/52/53/54/55/56/57/58/59/60/61/62/63/64/65/66/67/68/69/70/71/    「……良かったわ。イーリィが、...

言ノ葉スクラップ・ブッキング〜シーン&シチュ妄想してみた。〜 | 2023.03.19 Sun 10:56

ためこむ人々

JUGEMテーマ:自作小説     ダブルピースでかわいこぶる『ちいかわ』のモモンガ(CV井口裕香さん はまり役!) 背景にした布は、セリア手芸用品コーナーで買いました メルヘンばばぁの住まう家には、用途未定(というか不明)の“はぎれ”や“フェルト”の買い置きがあります     おはようございます、粟生です。   『映画日記@引っ越し中』という映画エッセイをカクヨムオンリーで書いていましたが、 もともと4、500本ストックのある映画に...

ハリネズミの幸福 | 2023.03.19 Sun 08:46

あんこは好きですか?

JUGEMテーマ:自作小説     「なんだ、もう朝か」と口ずさみつつ、ノリと衝動でつくった「皿の上のハチワレ」 さっきまでは“おめざ”の大福が1個乗っかっていました 近所のスーパーで5個入189円ですが、甘党家族につき、買ってくると瞬殺でなくなります   ビニール袋に入って結束テープ?的なもので封をされたシンプルな商品ですが 大福はそういうのが一番好きです     どうしてそういう話になったのは分かりませんが、 小学校1年生のとき、担任...

ハリネズミの幸福 | 2023.03.18 Sat 07:46

2023年「初団子」

JUGEMテーマ:自作小説       休みだった旦那が、この季節の当地の風物詩「源平だんご」を買ってきました   “あん”もさることながら、 上新粉(うるち米の粉)の味がしっかりしているというか、 もちもち柔らかいながらもキレがいいというか、 口に入れたときの多幸感の高いおだんごです   『くいしんぼっち(仮)』   第6話「伯仲のお花見団子」のモデルは、この源平団子です   梅の季節に売り出して、桜が咲くころに販売終了...

ハリネズミの幸福 | 2023.03.17 Fri 15:01

もんしろちょう(8)

「絹ちゃん」  私がそう呼ばれるのは、いつ以来のことだろう。くすぐったい、というのではなかった。耳慣れない、というのも少し違う。けれど、とうの昔にしまったはずの手紙が、大掃除をしたせいで目の前に現れるようなこの感覚は、長いあいだ味わったことのないものだった。  私は、ただ、端的に、苦しい、と思った。  その呼び方が、変わらないということ。けれど、発せられた声が、あのころとは、変わってしまっているということ。重なったり重ならなかったりするそのふたつのことが、時間の経過を私に思い知らせた...

nothing but a headache | 2023.03.16 Thu 01:52

もんしろちょう(7)

 乗り換えのアナウンスが聞こえた。  通勤時間を過ぎた電車の乗客はまばらで、私たちは誰とも目を合わせることなく、正面の窓から、外の風景を見ることができた。みどりちゃんはもんしろちょうのナップザックをひざに抱えて、やや伏し目がちに、口を少しだけとがらせて、名前を持たない建物たちをぼんやりと眺めていた。  私は、みどりちゃんに話しかけようとして、結局はやめて、駅のキオスクで買った、ポッキーをつまんだ。  木曜日の朝だった。本当ならみどりちゃんは小学校の教室にいて、一時間目の終わりを待って...

nothing but a headache | 2023.03.16 Thu 01:49

もんしろちょう(6)

 その日、みどりちゃんはよく働いた。食器は運ぶし、テーブルは拭くし、ブリの焼き加減を、慎重に見極めたりもしていた。私はそんなみどりちゃんを見ながら、そうめんを水で洗ったり、サラダを盛り付けたりしていたのだけれど、やや簡素にしすぎたか、次第にすることがなくなり、包丁を研いだり、ふきんを漂白したりして、家出少女の家事の様子を見守った。 「みどりちゃん、ブリの調子はどうだい?」 「もう少しでおいしくなります」 「あと、どのくらいかな?」 「もう少し焼けたら夜ご飯です」  みどりちゃんは...

nothing but a headache | 2023.03.16 Thu 01:44

もんしろちょう(5)

 私はサウナに入っていた。私のほかには、サウナに入っている人はひとりもいなかった。もう何時間も入っているような気もしたし、まだ入って間もないような気もした。  温度計を見ると、暑さで目がおかしくなっているのか、「60」のところが「〆0」などと、おかしなことになっていた。おかしいのはそれだけではなく、温度計なのに針にはなぜか秒針がついていて、回るたびに、温度が少しずつ上がっていくのだった。次第に温度は百度を超え、百五十度を超え、私はあまりの暑さに、ここを出ようと思うのだけれど、このサウナに...

nothing but a headache | 2023.03.16 Thu 01:41

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