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自作小説

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こんな写真を撮る理由

JUGEMテーマ：自作小説こんにちは、あお・みなみです。アルファポリスで小説を書いています。よろしくお願いします。ブログにコンビニでの出来事を書くことが多いのは、行動半径の狭さをさらすようで面はゆいのですが、事実なので仕方ありませんね――と、とりあえず言い訳がましい導入ですが… コンビニで　↑　こんなのを買いました。 2010年代、コンビニレジ横のホットスナックと同じ並びでドーナツを売ることがはや...

ハリネズミの幸福 | 2024.08.03 Sat 08:46

今はなき市民プールの思い出

JUGEMテーマ：自作小説おはようございます。アルファポリスにて趣味で小説を書いています。現在公開しているのは、短編集を含む57本ですが（だから作品数だけなら100超かと）わけあって非公開にしていたり、公開しないまま無為にいじっていたりというものがほかにも結構ありますので、徐々に増やしていきたいと考えております。以下、昨日書けなかった8月1日の日記を兼ねております。ドラッグストアの駐輪場に自転車を止めていたら、荷台に文字通りの「お邪魔虫」がい...

ハリネズミの幸福 | 2024.08.02 Fri 07:12

【短編小説】もうひとりの私

JUGEMテーマ：自作小説少女には夢があった。こことは違う夢の世界へ旅立つ夢が。部屋には好きなアニメやマンガの絵がズラリと並んでいて、いつかこのどれかの世界へ行けるはずと信じていた。学校から帰ればひとり部屋に篭り、呪文を唱えてみたり、ダンボールで作った魔法の道具で不思議な儀式をしてみたり。とにかく夢の世界へ行く努力に余念がない。ある夏のこと、少女は部屋を飛び出して田んぼの畦道を走っていた。どうして夢の世界へ行けないのか？それはきっと狭い部屋で呪文や儀式をやっても成功しないのだと...

SANNI YAKAOO | 2024.08.01 Thu 23:20

【短編小説】夏の幻

JUGEMテーマ：自作小説少年には友達がいた。夏だけに現れる友達だ。その子は誰もいない公園や誰もいない木立の中、誰もいない河川敷に現れる。友達のいなかった少年は夏だけに現れるその子だけが友達だった。一緒にブランコに揺られたり、一緒に山で虫採りをしたり、一緒に川原を駆け回ったり。だけど不思議なことに人が現れると消えてしまう。一緒に駄菓子屋へ行ったはずなのに、店に入るとその子は消えてしまう。少年はその子の分のお菓子も買い、誰もいない場所までいってまた現れるのを待つ。そして姿を見...

SANNI YAKAOO | 2024.07.31 Wed 22:42

【短編小説】16年前の夏 16年後の夏　最終話「16年後の夏」

JUGEMテーマ：自作小説 16年前の夏のこと、俺はまた学校へ通えるようになった。それから卒業するまでの間はとにかく必死に勉強した。今までの遅れを取り戻す為もあったし、それなりの大学へ行きたいという思いもあった。それは自分の為であり、立派な男になって先生との恋を叶えたい一心でもあった。でも本心を言えば今すぐにでも先生と付き合いたかった。なにせまだ16のガキ、そう簡単に気持ちは抑えられない。どうにか在学中に振り向いてもらえないかと勉強を頑張り、学校の行事も頑張り、今更ながら部活を始めたりと...

SANNI YAKAOO | 2024.07.30 Tue 22:24

【短編小説】16年前の夏 16年後の夏　第三話「先生のウソ」

JUGEMテーマ：自作小説あの花火大会から16年後の夏。俺は激務に追われては社内や社外を駆け回り、成績が悪ければ上司に詰められ、ただでさえ忙しいのに新人の教育まで任されていた。今年新卒で入ってきた男性社員だ。学歴はあるし真面目だし、仕事も丁寧に素早くこなすものの、どこか儚いというか、吹けば飛んでいってしまいそうなモロさを感じた。「お前、こういう奴を鍛えるの得意だろ？育てば化ける可能性があるから任せたぞ。」上司からはいつだってこういうタイプの新人教育を押し付けられる。まあいいさ、今に始...

SANNI YAKAOO | 2024.07.29 Mon 21:33

45年ぶり…ぐらい？に飲む甘いアレ

JUGEMテーマ：自作小説「あお・みなみ」と申します。アルファポリスで小説を書いています。過去に書いたものを少しずつ公開したり、思いつきの新作を書いたり地味作ばかりですが、まずは暇つぶしにいかがでしょうか。本日、用事と買い物で、日中のそこそこ暑い時間に出かけました。自転車で走り回っていたので、疲れも出てきたし、そろそろ水分補給をしようと思い、ドラッグストアの休憩ベンチの近くにあった自販機を見たのですが、炭酸という気分で...

ハリネズミの幸福 | 2024.07.29 Mon 17:54

【短編小説】16年前の夏 16年後の夏　第二話「遠い背中」

JUGEMテーマ：自作小説何気ないダルさ、なんとなくの面倒くささ、ダラダラしてしまうような退屈さ。いったい何が原因か分からないけど、そういった感情は緩い毒のように人を蝕んでしまう。敵の姿がハッキリ見えているならいいけど、そうじゃないなら何と戦っていいのかすら分からない。俺が不登校になる少し前くらいから無色透明の敵が心に入り込んで、じょじょに俺を蝕んでいった。とにかく学校には行きたくない。これといって辛い思いをしているわけじゃないのに、行こうとすると心も身体も鉛のように鈍く重くなる。...

SANNI YAKAOO | 2024.07.28 Sun 07:43

【短編小説】16年前の夏 16年後の夏　第一話「16年前の夏」

JUGEMテーマ：自作小説・・・もしもタイムマシンがあれば・・・・。 16年前の夏、俺は本気で時間旅行を望んでいた。理由は単純だ。好きな人にフラれたから。いや、正確にはフラれるどころか手さえ届かなかった。なにせ相手は教師。それも今まで会った誰よりも強い信念を持つ人であり、立派な教師だった。だったらもし先生が俺のことを好きだったとしても、やはりあの恋は叶わなかったはずだ。教え子と付き合うなど絶対にしないだろうから。ただ・・・それでも俺は好きだった。先生のことが好きで、不登校になって...

SANNI YAKAOO | 2024.07.27 Sat 11:34

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