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1番手は『イメルダ・マルコス』。(写真)今回の選挙でルソン島北部のイロコス・ノルテ州で下院選に出た。 この地域はマルコス王朝の地盤で、息子や娘が知事と下院議員を交互にたらい回し、下院議員だった息子が上院選に出たのでその後を守るために出馬。 80歳になっても相変わらず意気盛んだが、マルコス絶頂時代と較べれば老残の感強し。息子は上院選で当選予想が出ているし、イメルダも当選確実。 こうやって地方の政治屋王朝は中身と関係なく繁栄を続け、フィリピンは『中世』と変わらないとはこの事を言う。 2番手は『パッ...
セブ島工房 | 2010.05.05 Wed 11:52
フィリピンの選挙は日本のニュースになかなかならない。これはフィリピンなど誰が選ばれても同じと高を括っているためであろう。 そんな中、産経新聞に共同配信の短い大統領選記事が出ていた。内容はアキノ優勢を書いていたが、現地の新聞を翻訳した記事を書くために共同は支局を置いているのかと笑ってしまう内容だった。 3ヶ月に及ぶ選挙運動も今週土曜日で終了、10日の投票日を待つ。今週が最後の追い込みで、買収の金が流れる時でもある。 何回か前の選挙で私の近所の有力者に候補者から買収資金が流れ、それが皆に回らなかっ...
セブ島工房 | 2010.05.03 Mon 12:06
フィリピンは2院制で上院、下院に分かれる。上院はかつての日本の参議院全国区と同じやり方で選ぶが、定員はわずか25人。 任期は6年で3年毎に半数を改選し、今回は12人が改選される。 正副大統領選への出馬者を見て分かるように、上院議員経験は国家権力の頂点へ立つには欠かせない位置を占める。 4月半ばの世論調査で上院議員立候補者の支持率調査が出た。それによると、現職が強く6人が当選圏内に入っている。これに元、前の4人が続き、新人は苦戦しているのが分かる。 全国区ともなるとまず知名度が物を言い、1位に付けるレビ...
セブ島工房 | 2010.05.01 Sat 10:32
マニラ・ブレティン(Manila Bulletin)という英字新聞がある。創刊100年以上の伝統を持つ新聞でもある。 このウェッブ版で大統領選挙の模擬投票をやっていた。(写真はTIME誌の表紙に載った選挙を優勢に進めるアキノ) 4月29日現在を見ると、総投票数13万7千票弱になるが、1位は与党が担ぎながら各種世論調査で10%以下の低迷ぶりを見せるテオドロで、得票率が何と43%もある。 2位はどの世論調査でもトップを取っていたアキノで、25%だった。3位にはアキノを追うヴィリヤールと思いきや、エストラーダが14%で続く。 驚く事...
セブ島工房 | 2010.04.30 Fri 10:20
フィリピンは今度の選挙から『電子投票システム』を採用した。(写真は所構わず張りまくる候補者のポスター) これはマーク・シート式の投票用紙を機械で読み取らせ、個々の投票所の集計数を携帯電話回線で中央に送る。中央は刻々入る数字をコンピューターで自動集計して結果を発表する。 誠に理路整然とし、結果確定まで何日、あるいは何ヶ月もかかる従来の手作業と比較すれば『革命的』なやり方である。 国会議員から、地方議員、自治体首長、その地方議員全部を一枚の投票用紙で賄うから、裏表に立候補名がずらりと印刷され、...
セブ島工房 | 2010.04.23 Fri 19:13
このレポートも1ヶ月以上も休んでいた。それだけ、選挙戦に目立った動きがない証拠でもある。 大統領選の選挙期間は90日間、地方選挙は45日間の長丁場で既に国政、地方の選挙が5月10日の投票日を目指して動いている。 地方選挙が始まったので、通りを行く選挙カーも煩雑で、今回は韓国の女性4人グループのヒット曲『No Body』を景気付で流す候補者が多い。あんな曲を流す位だから、この国の政治屋のレベルが知れてしまう。 注目の大統領選挙だが、アキノ優勢は揺るいでいない。3月下旬の支持率調査では、アキノ37%、ヴィリヤール...
セブ島工房 | 2010.04.13 Tue 19:21
3ヶ月間の大統領選は3分の1を消化しようとしている。選挙運動が始まって2週間後に調査した大統領選世論調査の結果が出た。 これによると、トップのアキノを脅かしていたヴィリヤールの動きが止まって、前回より6%減の29%となった。トップを死守するアキノは1%減の36%、その支持層は固い事を証明する。両者の差7%、前回調査では2%の僅差だった。 ヴィリヤールは大統領選史上最も金持ちの候補者で、その豊富な資金力を使って湯水のようにテレビCMを流したが、使った金の割に効果は上がらず、選挙ブローカーとTV局を潤しただけ...
セブ島工房 | 2010.03.07 Sun 16:24
大統領選は10人の立候補者で争っているが、アキノとヴィリヤールの2人に絞られて来た。 ヴィリヤールは、本業の不動産を売るのと同じ手法のTVの広告戦術が功を奏し、アキノに急迫した。陣営には優秀な広告マンを抱えているのだろう。 それにしても、ヴィリヤールの様に金さえあれば何をやってもOKの金権候補者が表立って批判されないのはおかしく、恩恵を受けるTV局も矛盾している。やりたい放題の滅茶苦茶な選挙である。 上述先行する2人以外の元大統領エストラーダや与党推薦のテオドロも5%から10%以上の支持率を得ているが背...
セブ島工房 | 2010.02.20 Sat 13:15
2月9日、月曜日から選挙運動が始まった。 こちらの選挙運動は二段構えになり、始まったのは正副大統領、上院議員、下院議員の政党リスト制で、その運動期間89日の長期戦である。 次の段は下院議員小選挙区、地方自治体の正副首長に、各種地方議員で3月26日から始まる。こちらは44日間で同じように長い。 投票日はどちらも5月10日の月曜日、どう言う訳か選挙運動は2日前の5月8日で終わる。最後の1日は潜行して金でもばら撒くための時間かなと勘繰りたくなる。 3年毎に行われるフィリピンの選挙は『選挙特需』を生み、今回は正副大...
セブ島工房 | 2010.02.10 Wed 20:29
2月9日に大統領選が公示され、3ヶ月間の選挙運動が始まる。 各種世論調査の傾向として、大統領選はアキノとヴィリヤールの2強に絞られて来た。 公示までの隙を狙ってテレビにイメージ・CMを垂れ流す各候補者だが、ヴィリヤールが資金力の差を見せつけて1番多かった。(写真は金権候補のヴィリヤール=Inquirer紙より) 2番目はアキノだが、その総量はヴィリヤールの3分の1足らずで、陣営はCMが少なかったために支持率が落ちたと騒いでいる。そう言う問題ではないと思うが、テレビが与える力は大きい。 何の選挙でも有名人の人気...
セブ島工房 | 2010.02.05 Fri 20:14
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