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◎言に言へば耳にたやすし少なくも心のうちに我が思はなくに(ことにいへば みみにたやすし すくなくも こころのうちに わがもはなくに) ⇒「言葉にしてしまえば、大したことではないように聞こえてしまうだろう。 心の中は、そんな小さな思いではないのに。」 という歌。万葉集巻11・2581。作者不明。ボクの愛情は計り知れましぇん・・・ことばでは足りましぇん!と、言うのだな。 ちなみにこの歌は「言云者 三々二田八酢四 小九毛 心中二 我念羽奈九二」というように書き表されている。「耳」が「三々」、「たやすし(容易し...
こもよぶろぐ | 2009.08.14 Fri 17:56
◎寐も寝ずに我が思ふ君はいづくへに今夜誰れとか待てど来まさぬ(いもねずに あがおもふきみは いづくへに こよひたれとか まてどきまさぬ) ⇒「寝ずにあなたを待っている。 だけどあなたは来ない。 今夜はどこで 誰と寝ているの? どれだけ待ったって、あなたは来ない。」 という歌。万葉集巻13/3277。作者不明だけど、女の人ってことは確か。この時代、女の人は常に「待たされる」存在。万葉集には「待つ女」の歌が、ワンサカあります。激しい口調ではないけれど…女の嫉妬をじっとり感じるね!(と...
こもよぶろぐ | 2009.08.11 Tue 16:29
◎寐も寝ずに我が思ふ君はいづくへに今夜誰れとか待てど来まさぬ(いもねずに あがおもふきみは いづくへに こよひたれとか まてどきまさぬ) ⇒「寝ずにあなたを待っている。 だけどあなたは来ない。 今夜はどこで 誰と寝ているの? どれだけ待ったって、あなたは来ない。」 という歌。万葉集巻13/3277。作者不明だけど、女の人ってことは確か。この時代、女の人は常に「待たされる」存在。万葉集には「待つ女」の歌が、ワンサカあります。激しい口調ではないけれど…女の嫉妬をじっとり感じるね!(と...
こもよぶろぐ | 2009.08.11 Tue 16:28
◎み熊野の浦の浜木綿百重なす心は思へど直に逢はぬかも(みくまのの うらのはまゆふ ももへなす こころはもへど ただにあはぬかも)⇒「(熊野の浜辺に咲く浜木綿の花のように)幾重にも幾重にも、 心であなたを思っている。だけどまだ 直接には逢えないでいるね…」万葉集巻4の496、柿本人麻呂の歌。浜木綿は海の近くに咲く白い花。その花弁の様子とか群生の様子を指して「百重」と言っておりまして、更にそれを幾重に重なる心情に例えておるのであります。さて最近更新が滞っていたのは、この歌でも歌われている熊野へ旅...
こもよぶろぐ | 2009.07.31 Fri 02:42
◎言問はぬ木すら妹と兄ありといふをただ独子にあるが苦しさ(こととわぬ きすらいもと せにありというを ただひとりごに あるがくるしさ)⇒「言葉を喋らない木々にだってお兄ちゃんや妹がいるのに…。 ひとりっこ はさみしいよ。」「市原王が一人っ子であることを悲しんだ歌」という注が付いている歌。万葉集巻6・1007。市原王かわゆいなー! にほんブログ村 JUGEMテーマ:古典文学≪今日のできごと≫・「デザインの港 ―浅葉克己展」に行って来た!! 伝える道具 が美しくてよかった。
こもよぶろぐ | 2009.07.23 Thu 20:08
◎梯立の 熊來酒屋に真罵らる奴 わし 誘ひ立て 率て來なましを 真罵らる奴 わし (はしたての くまきさかやにまぬらるやっこ わし さすいたて いてきなましを まぬらるやっこ わし)⇒「熊来という酒屋で、エラく酔っ払って店主に罵られていた奴… かわいそうだし、俺がなだめて連れ帰ってきてやったら良かったんだけど、 (なんとなく そうしなかったんだ) ああ、罵られ、怒られるヨッパライよ…」困ったチャンのヨッパライを置いて先に帰ってきたんだが、やっぱ可哀想だし、あの時連れ帰りゃ良かったかな...
こもよぶろぐ | 2009.07.21 Tue 21:28
◎恋ひ恋ひて 後も逢はむと 慰もる 心しなくは 生きてあらめや(こいこいて のちもあわむと なぐさもる こころしなくは いきてあらめや)⇒「凄く恋しい。恋しい。恋しい。恋しい… いやいや、でもまた会える!会えるんだから…!」 そうやって自分を強く慰めていないと、生きていけない。という歌。万葉集巻12・2904。作者不明。夜、「あーー!!」とか言いながら、布団の上をゴロゴロ転がってなにやら煩悶している感じ。キュンキュンするのぅ。 にほんブログ村 JUGEMテーマ:古典文学≪今日のできごと≫・ ...
こもよぶろぐ | 2009.07.19 Sun 18:21
◎士やも 空しくあるべき 万代に 語り継ぐべき 名は立てずして(おのこやもむなしくあるべきよろずよにかたりつぐべきなはたてずして)⇒「男ならっ このまま終わっていいわけが無い。 この先ずっとその名を語り継がれるような、 立派な仕事を成し遂げるまでは・・・!!」という歌。貧窮問答歌で有名な山上憶良さんの歌。万葉集巻6・978。憶良さんが病気で死にかけの時に読んだ歌。ところで北村薫さんが直木賞取りましたね。北村薫さんの『ターン』読んだ時に、「この名前だし作者は女の方だろう」と思って写真見たら、・・・...
こもよぶろぐ | 2009.07.16 Thu 01:45
◎士やも 空しくあるべき 万代に 語り継ぐべき 名は立てずして(おのこやもむなしくあるべきよろずよにかたりつぐべきなはたてずして)⇒「男ならっ このまま終わっていいわけが無い。 この先ずっとその名を語り継がれるような、 立派な仕事を成し遂げるまでは・・・!!」という歌。貧窮問答歌で有名な山上憶良さんの歌。万葉集巻6・978。憶良さんが病気で死にかけの時に読んだ歌。ところで北村薫さんが直木賞取りましたね。北村薫さんの『ターン』読んだ時に、「この名前だし作者は女の方だろう」と思って写真見たら、・・・・...
こもよぶろぐ | 2009.07.16 Thu 00:49
◎石麻呂に 吾れもの申す 夏痩せに よしといふものぞ 鰻とり食せ (いしまろに われものもうす なつやせに よしというものぞ むなぎとりめせ) ⇒「いしまろさん、アナタすっごい痩せてるけど…夏バテ? 夏バテにはウナギだよ。早く捕りに行って食べなくっちゃ」大伴家持さんが痩せっポチの石麻呂さんにこう言ったんだと。石麻呂さんは痩せてることを気にしてる気弱な人だったんです。「そ、そうですね…」とばかりに川へ鰻を捕りに入る石麻呂さん…すると、◎痩す痩すも 生けらばあらむを 将やはた 鰻を漁ると 河に流るな(やすやす...
こもよぶろぐ | 2009.07.14 Tue 19:35
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