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◎言問はぬ木すら妹と兄ありといふをただ独子にあるが苦しさ(こととわぬ きすらいもと せにありというを ただひとりごに あるがくるしさ)⇒「言葉を喋らない木々にだってお兄ちゃんや妹がいるのに…。 ひとりっこ はさみしいよ。」「市原王が一人っ子であることを悲しんだ歌」という注が付いている歌。万葉集巻6・1007。市原王かわゆいなー! にほんブログ村 JUGEMテーマ:古典文学≪今日のできごと≫・「デザインの港 ―浅葉克己展」に行って来た!! 伝える道具 が美しくてよかった。
こもよぶろぐ | 2009.07.23 Thu 20:08
◎梯立の 熊來酒屋に真罵らる奴 わし 誘ひ立て 率て來なましを 真罵らる奴 わし (はしたての くまきさかやにまぬらるやっこ わし さすいたて いてきなましを まぬらるやっこ わし)⇒「熊来という酒屋で、エラく酔っ払って店主に罵られていた奴… かわいそうだし、俺がなだめて連れ帰ってきてやったら良かったんだけど、 (なんとなく そうしなかったんだ) ああ、罵られ、怒られるヨッパライよ…」困ったチャンのヨッパライを置いて先に帰ってきたんだが、やっぱ可哀想だし、あの時連れ帰りゃ良かったかな...
こもよぶろぐ | 2009.07.21 Tue 21:28
◎恋ひ恋ひて 後も逢はむと 慰もる 心しなくは 生きてあらめや(こいこいて のちもあわむと なぐさもる こころしなくは いきてあらめや)⇒「凄く恋しい。恋しい。恋しい。恋しい… いやいや、でもまた会える!会えるんだから…!」 そうやって自分を強く慰めていないと、生きていけない。という歌。万葉集巻12・2904。作者不明。夜、「あーー!!」とか言いながら、布団の上をゴロゴロ転がってなにやら煩悶している感じ。キュンキュンするのぅ。 にほんブログ村 JUGEMテーマ:古典文学≪今日のできごと≫・ ...
こもよぶろぐ | 2009.07.19 Sun 18:21
◎士やも 空しくあるべき 万代に 語り継ぐべき 名は立てずして(おのこやもむなしくあるべきよろずよにかたりつぐべきなはたてずして)⇒「男ならっ このまま終わっていいわけが無い。 この先ずっとその名を語り継がれるような、 立派な仕事を成し遂げるまでは・・・!!」という歌。貧窮問答歌で有名な山上憶良さんの歌。万葉集巻6・978。憶良さんが病気で死にかけの時に読んだ歌。ところで北村薫さんが直木賞取りましたね。北村薫さんの『ターン』読んだ時に、「この名前だし作者は女の方だろう」と思って写真見たら、・・・...
こもよぶろぐ | 2009.07.16 Thu 01:45
◎士やも 空しくあるべき 万代に 語り継ぐべき 名は立てずして(おのこやもむなしくあるべきよろずよにかたりつぐべきなはたてずして)⇒「男ならっ このまま終わっていいわけが無い。 この先ずっとその名を語り継がれるような、 立派な仕事を成し遂げるまでは・・・!!」という歌。貧窮問答歌で有名な山上憶良さんの歌。万葉集巻6・978。憶良さんが病気で死にかけの時に読んだ歌。ところで北村薫さんが直木賞取りましたね。北村薫さんの『ターン』読んだ時に、「この名前だし作者は女の方だろう」と思って写真見たら、・・・・...
こもよぶろぐ | 2009.07.16 Thu 00:49
◎石麻呂に 吾れもの申す 夏痩せに よしといふものぞ 鰻とり食せ (いしまろに われものもうす なつやせに よしというものぞ むなぎとりめせ) ⇒「いしまろさん、アナタすっごい痩せてるけど…夏バテ? 夏バテにはウナギだよ。早く捕りに行って食べなくっちゃ」大伴家持さんが痩せっポチの石麻呂さんにこう言ったんだと。石麻呂さんは痩せてることを気にしてる気弱な人だったんです。「そ、そうですね…」とばかりに川へ鰻を捕りに入る石麻呂さん…すると、◎痩す痩すも 生けらばあらむを 将やはた 鰻を漁ると 河に流るな(やすやす...
こもよぶろぐ | 2009.07.14 Tue 19:35
◎足柄の崖の小管の菅枕何故か枕かさむ児ろせ手枕(あしがりの ままのこすげの すがまくら あぜかまかさむ ころせたまくら)⇒「その枕じゃなくて、ぼくの腕枕で眠りなよ」という歌。万葉集巻14の3369。いつも以上に超訳しとるけど堪忍。昨晩からレポートのせいでまた殆ど寝とらんのやが。いつも以上に絵も適当やけど堪忍。あまりにもハショってるので、直訳も載せときます。「どうして貴女は足柄山の崖に生えている菅で作った枕なんかで寝てるんだい? わたしの腕枕で眠りなさいよ」 うーん、だめだ。昨晩コーヒー・紅茶...
こもよぶろぐ | 2009.07.13 Mon 15:55
◎伎倍人の 斑衾に 綿さはだ 入りなましもの 妹が小床に(きへひとの まだらぶすまに めんさはだ いりなましもの いもがおどこに)⇒「お布団の中に沢山入ってる綿みたいに 僕も君のベッドの中に入っちゃえばよかった」万葉集巻14・3354。作者不明。すんげぇ。布団の綿を羨むあたり、すんげぇ発想力。伎倍人:今の浜松市の北のほうだとか。斑衾:まだら模様のお布団。JUGEMテーマ:古典文学
こもよぶろぐ | 2009.07.12 Sun 02:19
◎父母が 頭掻き撫で 幸くあれて 言いしけとばぜ 忘れかねつる(ちちははが かしらかきなで さくあれて いいしけとばぜ わすれかねつる)⇒「父さんと母さんが、僕の頭をくしゃくしゃに撫でながら 『幸くあれ…』と言った言葉が 忘れられない。」という歌。万葉集巻20・4346。丈部稲麻呂さん。いわゆる「防人歌」。「けとば」=「言葉」のこと。東国の訛りがそのままなんだな。稲麻呂くんが、九州へ出発した日のことを思い出してる。『幸くあれ』は「無事に過ごせよ」という意味。サクアレ、サクアレ。言霊信仰だ。おまじないみ...
こもよぶろぐ | 2009.07.05 Sun 16:44
◎筑波嶺の 新桑繭の 衣はあれど 君が御衣し あやに着欲しも(つくばねの にいぐわまよの きぬはあれど きみがみけしし あやにきほしも)⇒「新しい服があるんだけれど、 そんなんより私は、あなたの服を着たくて着たくててしょうがない。」という歌。万葉集巻14・3350。あの人の残り香を感じたくて〜万葉の時代は「あなたの着物が欲しい」=「あなたの魂が欲しい」という意味でした。「袖を振る」行為も「魂を呼び寄せる」ことを示す。「その人が身に着けているもの」っていうのが、今よりずっと大事なものだったんだなー。...
こもよぶろぐ | 2009.07.03 Fri 22:02
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