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◎足柄の彼面此面に刺す罠のかなる間しづみ児ろ吾紐解く(あしがらのをてもこのもにさすわなのかなるましづみころあれひもとく)⇒「(足柄山のあちこちに仕掛けた罠に獲物がかかると、最初は騒がしいが、 その後大人しくなって静かになる。そんなふうに) 他の家族が皆寝静まるのを待ってから、 君と私は紐を解き交わす」万葉集巻14・3361。まぁ、これはなんというか、いいよねぇ…「紐を解き交わす」って、だから「服脱ぐ」ってことだ。つまり・・・そういうことなんだ。ふぅ…。(静かになるのは...
こもよぶろぐ | 2009.07.02 Thu 21:32
◎ 敷島の日本の国に人二人ありとし念はば何か嘆かむ(しきしまの やまとのくにに ひとふたり ありとしもはば なにかなげかむ) ⇒「この広い日本に、『君』って人がもし二人存在するんなら、こんなにも悩まない。 大切な大切な君が、たった一人しかいない。 だから こんなに悩むんじゃないか。」という歌。万葉集巻13・3249。作者不明。おお、「ヤマトに一つだけの花〜♪」JUGEMテーマ:古典文学≪今日のできごと≫・『キルビル』 タランティーノたん、脳タランな感じが最高やんな。・『百日紅 上・下』 杉浦日向子 ひ...
こもよぶろぐ | 2009.07.01 Wed 13:36
◎筑波嶺に 雪かも降らる 否をかも かなしき児ろが布 干さるかも (つくばねに ゆきかもふらる いなをかも かなしきころが にのほさるかも) ⇒「筑波の山に雪が降ってるのかなぁ? 違うかなぁ? 可愛いあの子が布を干してるのかなぁ ?」 巻14・3351。常陸の国の人の歌。白い雪と白い布。なかなか可愛いらしい歌じゃて。かもかも。ちなみに「布」の読み方「にの」としているのは打ち間違いじゃない。 東国の訛りがそのまま使われておるのじゃて。 JUGEMテーマ:古典文学
こもよぶろぐ | 2009.06.30 Tue 22:25
◎いさなとり 海や死にする 山や死にする 死ぬれこそ 海は潮干て 山は枯れすれ (いさなとり うみやしにする やまやしにする しぬれこそ うみはしおひて やまはかれすれ)⇒「鯨を捕るあの海は死ぬの? 山も死ぬの?」 「無論 死にます。 死ぬからこそ 海は潮が引くし 山は枯れるのだよ。」という歌。万葉集巻16・3852。「いさな」って...
こもよぶろぐ | 2009.06.29 Mon 15:38
◎乎久佐男と 乎具佐助男と 潮船の 並べて見れば 乎具佐勝ちめり(をくさおと をぐさすけお と しおふねの ならべてみれば をぐさかちめり)⇒「ヲクサ君とスケオ君を比べてみたんだけどぉ、 やっぱりスケオ君の方がかっこいいかなー、なんて」 という歌。万葉集巻14・3450。作者不明。二人の男の間で揺れる女心…の85%は、ただ楽しんでいるだけである。全然関係ないけど、あなたは(a)(b)どちらが食べたいですか?カニカマって本物の蟹とはまた違うなにか魅力ある味だよね…。 JUGEMテー...
こもよぶろぐ | 2009.06.28 Sun 17:28
◎醤酢に 蒜搗き合てて 鯛願ふ 我にな見えそ 水葱の羹 ⇒「ポン酢かけて葱散らした鯛食いたい。」 長意吉麻呂さん。万葉集巻16・3829。でも実際、長意吉麻呂さんの目の前にあったのは不味い水草のお吸い物だったんだって。という歌。私の目の前にはいま冷やし中華がある。シマダヤの。ああ、横浜中華街の本格中華が食べたいよぅ。 JUGEMテーマ:古典文学≪今日のできごと≫・映画 『ハゲタカ』 …うーん、ドラマ版の凄さを再確認。・『グラントリノ』…文句なし。イーストウッドめっ、さすが。
こもよぶろぐ | 2009.06.28 Sun 02:26
〜「生まれてきてすみません」なんて言わないの!日記〜本日19日は、作家の太宰治さんの生誕100年で、命日の「桜桃忌」でもあります。太宰はんが眠る三鷹市は、ゆかりの地が点在し、見どころが多く、本日は人口密度が高くなっているようです。お墓のある禅林寺には、朝早くからファンが詰めかけ、行列ができているとの報道がありました。三鷹駅前観光センターでも、太宰はんグッズを店頭販売しているそうです。さかさパンダの中の人が、「星と風のサロン」の時だけお手伝いをしている「星と風のカフェ」も、普段はステキなカフェ...
さかさパンダサイエンスプロダクション | 2009.06.19 Fri 18:42
JUGEMテーマ:古典文学 この話も大好きな場面です。 清少納言の頭の回転の速さがよく分かるお話ですね(人´∀`) 斉信さまが清少納言の根拠のない噂を聞いて怒ってしまって、それ以来清少納言を避けていたけど、ある日清少納言に「蘭省花時錦帳下」と書いた手紙を送った。 これ、白氏文集の詩の一部で、「下の句は何だ」っていう問いかけだったんですよね。 それで、清少納言が和歌にアレンジして「草の庵を誰かたづねむ」って返事したっていうのが凄い! すぐにこういうふうに返せるのが凄いと思う・・・!和歌にアレンジするとい...
古典マニアックス | 2009.04.26 Sun 15:34
JUGEMテーマ:古典文学 此処のお話も、枕草子の中で凄く好きな話です。 行成さまが、まだ清少納言の顔を見たことがなくて「顔を見せて!」って言うけれど、清少納言に「行成さまが嫌いとおっしゃっていたような顔をしていますから、見せられません」と言われて、「じゃあ嫌いになったら大変だから見ないよ」と言って自然と清少納言の顔が見えてしまいそうなときは自分で顔を手で覆って見ないようにしていたのが印象的です。 凄く真面目で嘘つかない人なんだなぁと思ったから。 行成さまも素敵な人なので凄く好きです(´ω`*) 白黒は...
古典マニアックス | 2009.03.25 Wed 13:58
JUGEMテーマ:古典文学 源氏物語に出てくる夕霧について。 夕霧って、本当に凄く真面目なキャラクターだなぁと思います。 雲居の雁と恋仲にはなったものの、なかなか結ばれることが出来なくて。 で、何年後かにようやく雲居の雁の父が2人を認めて結婚できたという。 でも、雲居の雁だけをずっと想い続けるのが本当に素晴らしいなと思いました。 少年の頃に紫の上を垣間見して心奪われた時期もありましたが、でもそれでも雲居の雁を想い続けて、焦って下手な行為をしなかったのが人として尊敬できる。 結婚してから何人かの女...
古典マニアックス | 2009.03.13 Fri 17:26
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