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副島隆彦著「老人一年生」を読んで。

老人になるとは、どういうことなのでしょう。 年をとると体のあちらこちらに不具合が出てくると思います。 心地よいものは少ないでしょう。 皮膚のかゆみという症状もあります。 かゆみはつらいですが、最近では塗り薬なども市販されています。 かゆみよりも特につらいのは痛みでしょう。 痛みがあると、どのような気持ちなのかは、老人にならないとわかりません。 ですから、老人とは痛いものだといいます。 痛みとの付き合いが老人になるということなのでしょう。 40代50代の人には、この痛みはわかりません。 なぜ...

記録帳 | 2018.02.23 Fri 20:02

ハイパーワールド:レビュー

JUGEMテーマ:Book review JUGEMテーマ:最近読んだ本   この本は面白い。タイトルからだとどういった話か分からない点が難点だが、自閉症の人たちの世界をセカンドライフというデジタル仮想空間を通して見た、というのがユニークな点。自閉症というと、読んで字の如くコミュニケーションができずに、閉じこもって、引きこもっている人たちというイメージで考えてしまう。ところが著者は仮想空間にアバターとして自閉症の人たちが自分の考えや感覚をはっきり表現していることを見出した。所謂こころの理論といっ...

マインドフルネス・京都 | 2018.02.23 Fri 13:00

まとめて4作ご紹介!

もう読んでからだいぶ経って、結構細かい点を忘れてしまっているのだけれど、4つの本をご紹介することにしよう。手抜きだね、へへへ *****************   平成の老人施設でひとりまどろむ佐倉波津子に、赤いリボンで結ばれた小さな箱が手渡された。「乙女の友・昭和十三年 新年号附録 長谷川純司 作」。そう印刷された可憐な箱は、70余年の歳月をかけて届けられたものだった――戦前、戦中、戦後という激動の時代に、情熱を胸に生きる波津子とそのまわりの人々を、あたたかく、生き生きとした筆致で描...

ほんぽ本舗 | 2018.02.20 Tue 22:15

こころの病に挑んだ知の巨人:レビュー

JUGEMテーマ:最近読んだ本   「心の病に挑んだ」ということから精神科医、心理学、脳科学の人が取り上げられているかと期待するが、森田正馬、土居健郎、河合隼雄、木村敏、中井久夫を取り上げていることから、臨床精神医学、臨床心理士、系統の人の話が主だ。木村敏氏の紹介のところに、「精神医学は、客観性を重視する科学的、生物学的精神医学と、主観性を重視する人間学的、現象学的精神医学に二分されており、前者は患者の外的な症状や行動を分析し、身体機能に原因を求めるのに対して、後者は患者の内的な世界を記...

マインドフルネス・京都 | 2018.02.19 Mon 13:00

弁護士 裁判官 検察官 司法が危ない by別冊宝島@宝島社

JUGEMテーマ:最近読んだ本    「苦悩の弁護士」「失墜の裁判官」「沈黙の検察官」という見出し。「失墜の裁判官」「沈黙の検察官」はともかく、弁護士がどう苦悩しているかというと、「エリートだったのに食えなくなった」という日弁連主流派の「司法試験合格者を減らすぞキャンペーン」主張そのものに思えた。  読んでいて、何か古臭いイデオロギーを感じた。弁護士が増えたので食えなくなった。裁判官は権力の代弁者になった。巨悪を眠らせる検察。日弁連左派の単細胞が言いそうな話をかき集めたような印象だ。...

くそ英語 | 2018.02.17 Sat 14:45

アスリートの知性を感じる本

妻から「最近“本の紹介”がないけど?」と指摘された。それも2回も……うぅ…… 指摘されるまでもなく、本人もそのことは自覚している。 「でも、わたしは鳥さんの写真だけでいいけどね」 「期待してないんだったらいいじゃん!」 そうは思うのだが、仕事もひと息つけそうだし、首を長くして待っている奇特な方がいるやもしれぬ。なので、ぼちぼち再開することにしよう。まずは2冊同時にご紹介!   *****************   スポーツ、教育、ビジネスの世界で活躍中...

ほんぽ本舗 | 2018.02.15 Thu 22:36

まとめるなら、図解がいい

JUGEMテーマ:最近読んだ本 頭のいい人は「図解思考」で考える!/永田豊志/知的生きかた文庫   「どうも新しいことを、うまくまとめられないなぁ」 と、思うことがあります。   説明文だけ読んでも、頭にスッキリ入ってこないのです。 「なにかいい方法はないかなぁ」 そんなふうに、思われる方には「図解思考」を試してみるのが、いいですよ。   会議やプレゼンの資料作りに。 本の内容をまとめるときに。 勉強した内容をまとめるときに。 &n...

本を読んでみました したっけね。(Eのlog) | 2018.02.13 Tue 19:13

脳の意識 機械の意識:レビュー

意識とは何かを脳科学の立場から論じた一般書。とはいえ基本的な知識が必要なため、脳科学の基本的な知見も順を追って示しており、初めから順を追って読めば領域外の人も理解できるのではないかと思われる良書。まずは見えるといったクオリア(感覚意識経験)がどのようにして形成されるのかという点で、視覚情報の形成過程を解説していくのが前半。ところがそれで本当に意識が分かったことになるのかと、問い直し、意識を機械に置き換えていくと云うことが可能になったとき意識が分かるのではないかと、筆者のチャレンジの方向を打ち...

マインドフルネス・京都 | 2018.02.13 Tue 14:45

百田尚樹著「鋼のメンタル」を読んで。

心理的に参ってしまうことは誰にでもあるかと思います。 そのような状態にならないため、または、そこから回復するための手法はいくつかあるでしょう。 まずは、メンタルを強くすれば、不調に陥らないで済むでしょう。 ただし、ストレスにさらされても、それをストレスと感じなくなる方法ではなく、そのストレスをやり過ごすほうが良いかと思います。 ストレスと感じないのは感覚が異常で、厚顔無恥であるといいます。 やり過ごすには、どうすればよいでしょうか。 たとえば、今感じているストレスよりも、戦争や飢餓のほうが...

記録帳 | 2018.02.08 Thu 21:08

さらなる信用性の増進

JUGEMテーマ:最近読んだ本 つまりペイオフって何?予測不可能な金融機関の経営の破綻をしたことによって、預金保険法の規定によって保護することとされた預金者(法人等も含む)の預金債権に対して、預金保険機構が保険給付として預金者に直接支払を行う事である。 間違えやすいけれど、株式とは?⇒社債などと異なり、出資証券(つまり有価証券)であり、株式を発行した企業は株式を手に入れた株主について返済の義務は負わないのです。さらに、株式は売却によって換金できる。 つまり安定的であり、活気にあふれたこれまでにな...

我々は過去の生物 | 2018.02.06 Tue 10:44

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