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気になる本
このテーマに投稿された記事：916件 | このテーマのURL:https://jugem.jp/theme/c287/9872/
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広告で見たり、話で聞いたり。
まだ読んでないんだけども気になる本を挙げてみましょう♪
読んだ方が感想をトラックバックしてもらえば、輪が広がる・・・かも？ 
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作者のブログへ：「ruxu00」さんのブログ
その他のテーマ：「ruxu00」さんが作成したテーマ一覧(4件)
【２．にぎやかな住人たち】４
JUGEMテーマ：気になる本 ☆２−４ ――大丈夫、私は落ち着いてる、そうよ、こんなとき慌てて走り出しちゃうと、逃げてる気になってよけい怖くなるのよ。で、さっき斧持った甲冑に襲われたりしちゃうんだから・・・ 自分を落ち着かせるつもりが、かえって恐ろしい光景を想像してしまい、ミリセントはすでに小走りにだった。 走り出しそうになったそのとき、ふわりと前髪が風で揺れて、ミリセントは反射的に背をそらす。 「え・・・」 ドス！ と重たい音を立て、斧が壁に突き立つ。 壁からぱらぱらとかけらが落ちるのに、ミ...
たいむかぷせる。 | 2010.03.31 Wed 11:03
蜘蛛の糸
あんがいみじかい。 此の頃本の話題ばかり。今更ながら、初めて芥川龍之介を買ってみました。あれ？ってか。与謝野晶子は？ってか。あれは、じっくり腰を据えて、会社の休み時間等に読む用の本であり、今回のは、出勤・帰宅の地下鉄の中で読む用なのです。持ち運びに場所をとらないし、やっぱり文庫本サイズが良いのです。芥川龍之介って、高校の教科書に出てきた”羅生門”以外に読んだことがないのです。太宰治も憧れていた人であるし、一度読んではみようと思っていたのですが、どうもその”羅生門”のオドロオドロした感じがあまり...
ドリーとイナゾフ | 2010.03.31 Wed 07:06
【２．にぎやかな住人たち】３
JUGEMテーマ：気になる本 ☆２−３ ぽつぽつと灯されたランプの明かりを頼りに、ミリセントは足音を殺して歩き出す。 事務室や、食料の保存庫が並ぶ部屋を通り過ぎると、甘い匂いが流れてきた。 恐怖と焦りでいっぱいのはずが、途端に腹がキュルッと音を立てて、ミリセントは空腹を想い出した。 今日は朝から仕事を急いでいたため食事を取っておらず、そのまま馬車でここへ連れてこられて、何も食べていないのだ。 「なんだろ、いい匂い・・・」 踏み込んだそこは厨房だった。石床の部屋はずいぶんと広く造られ、壁炉に加...
たいむかぷせる。 | 2010.03.30 Tue 11:38
【その四、嘆息！お姫様はツラいよ】５
JUGEMテーマ：気になる本 ☆４−５ 「あ・・・」 あたしが声を掛けようとすると、その人物はさっと姿をくらましてしまった。 今のは・・・ルキア王子のように見えたんだけど、気のせいだったのかしら・・・？ 次の日の夕食時間、あたしはある提案をした。 「前から思っていたんだけど、これじゃ遠すぎて親子の団欒にならないわっ。お父さん、あたし、お父さんのすぐ側に座っても構わない？」 あたしがそう頼むと、お父さんはすぐに頷いてくれた。 「ああ、それは勿論構わないが・・・」 そうお許しを貰うと...
たいむかぷせる。 | 2010.03.30 Tue 11:38
本屋
ほしいものがいっぱい。 先日の続き。与謝野晶子本を探索中、思いがけず面白い本に出遭ったので、今後の参考の為に、メモ代わりとしてここに記す。まず、内田百間の冥途。絵本のコーナーにあったので吃驚。中を開けば、内田百間の短編6編に、怖ろ美しい版画が見事にマッチした、大人の絵本となっていた。金井田英津子という版画家によるものらしいが、この方、他にも夏目漱石など、戦前の日本の小説を画本にしており、そちらも機会があったら観てみたい。次に見つけたのが、さらさら読む古典シリーズの泉鏡花編。こんなありがたいシ...
ドリーとイナゾフ | 2010.03.30 Tue 07:01
【２．にぎやかな住人たち】２
JUGEMテーマ：気になる本 ☆２−２ 壁面に描かれた絵にミリセントが気をとられていると、背後に立つアンセルが廊下を気にするそぶりを見せた。すると突然、馬のいななきが高くあがる。 「なに、いまの・・・馬の声よね？」 馬車なら表にあるはず。そもそもどうして屋敷の中で馬が・・・？ ミリセントが考える間もなく、蹄の音は小気味よく近づいてくる。 ドッ ドッ ドッ カカッ ドッ どっ カカッ どうやら足元が絨毯から大理石に変わったらしい。 かなりの勢いで近づいてくる馬の蹄にミリセントが困惑すると...
たいむかぷせる。 | 2010.03.29 Mon 10:26
【その四、嘆息！お姫様はツラいよ】４
JUGEMテーマ：気になる本 ☆４−４ 戸惑うカーディナル王にスプーンを握らせ、お皿の蓋を開ける。 あたりにふわり・・・と柔らかい湯気が立つ。 「じゃーん、カノン特製のミネストローネよ。これならワインとの相性もバッチリよ。ささ、熱いうちにどうぞ」 「・・・これは・・・お前が作ってくれたのか・・・？」 「そうよ、お父さん・・・あ、いつけない。礼儀作法の先生に“お父様”って呼びなさいっていつも注意されてるんだっけ。今日は食欲がない・・・って聞いたから作ってみたの。あたしの料理、こう言っちゃなんだけど...
たいむかぷせる。 | 2010.03.29 Mon 10:25
【その四、嘆息！お姫様はツラいよ】３
JUGEMテーマ：気になる本 ☆４−３ これが親子団欒の楽しい時間ならいいんだけど、どうにも気詰まりなのよねぇ・・・。 晩餐質・・・というのは、やっぱり他の部屋と同じように、晩ご飯を食べるだけなのに、どうしてこんなに広くなけりゃいけないの！？っていうようなとんでもない場所で、たくさんのきらびやかなシャンデリアのした、これまた詰めれば五十人くらいは座れちゃうような長い長いテーブルが置かれている。 そこには毎晩、あたしが生まれてから見たこともないような食材が、これでもかっ！っていうくらいふんだんに...
たいむかぷせる。 | 2010.03.28 Sun 14:42
読書の春
よさのあきこにきょうみしんしん。 最近、与謝野晶子に興味津々の私、残業帰りに本屋に寄って、本検索で著者名の欄に”与謝野晶子”と入れ、ありったけの与謝野晶子関連本を探し当てた。が、それも束の間、ほとんどの本が在庫ゼロ状態。与謝野晶子、意外に人気が無い…のか？そういえば、私も、”みだれ髪”しか知らない。しかも、それすらちゃんと読んだことが無い。昔、何のＣＭだったろうか？与謝野晶子の短歌を歌詞にしたＣＭソングが流れていたことがあった。お酒かなんかのＣＭだったか…。それでインプットされた一首だけは今でも...
ドリーとイナゾフ | 2010.03.28 Sun 01:23
【その四、嘆息！お姫様はツラいよ】２
JUGEMテーマ：気になる本 ☆４−２ ヒューイたち三人の部屋は、あたしの部屋の続き間の一番隅に用意されていた。 あたしは深夜、その部屋を訪れると、三人に向かって頭を下げた。 「お願いっ！部屋が広すぎて寂しくて眠れないの！三人とも、あたしの部屋で一緒に寝てくれない？」 「はぁ！？」 三兄弟は、あたしのこの願いに目を丸くした。 「い・・・一緒に寝る・・・って。お前・・・そんな」 「それはその・・・、やはりよろしくないのでは・・・？」 「カ・・・カノンちゃんってば、ダイタン・・・」 なんなの...
たいむかぷせる。 | 2010.03.27 Sat 10:02
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