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藤本安騎生『句集 高見山』(角川書店)より

    2009年。 「運河」同人。「晨」同人。第4句集。 雷と名を持つ滝の飛沫かな ちよろくさきことは言ふまじ瀧氷柱 大旦昨日の山河なるがよし 向きを替へこゑを変へては囀れり 雑念の絶ゆることなし草を刈る 岩頭に立ち輝ける裸の子 自然薯を掘りたる穴を見て褒むる 継ぐ子息あり宇陀紙の天日干し 若水は渓より汲むを慣ひとす 椅子提げて漁港に来たる夕涼み めでたくも岩戸を抛る神楽かな とんとんと釘を打つ音年の暮 亡骸の妻と二タ夜の寒さかな 寒の土用の黄泉平...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2022.09.26 Mon 23:34

大峯あきら『句集 紺碧の鐘』(牧羊社)より

    昭和51。 「青」同人。第1句集。 讀み始め讀み終りたる夜長かな 緑蔭の蝶飛ぶほどの廣さかな 秋晴の土運ばれて来て匂ふ フィヒテ全集鐡片のごと曝しけり 春暁やひつきりなきは赤子の香 赤んぼの溺れる乳房夜の牡丹 扁額へ一氣に朝日鴨の聲 蒼天に國を分ちて氷る山 湖國晴れ寺の中まで大根干す 雨長しむらさきもある山紅葉 狐火や宿の廊下の大撓み 満月に落葉を終る欅あり   JUGEMテーマ:俳句

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2022.09.25 Sun 21:07

高道章『句集 海岸』(邑書林)より

    2009年。 「運河」同人。第2句集。 梟の仏眼にして居眠れり サングラス横顔なれば目玉見ゆ 天も地も正岡子規の忌なりけり 間違つて肩たたかれし春の暮 プールに入る聖母のごとく子を抱き 暮石の忌瓶を剥がれてラベル泛く 踊りけりをんなのものを身にまとひ 餓鬼を吐くごときに咳きてゐたりけり 放蕩の詩を選びたる試筆かな 涅槃古図縮小されて釈迦その他 とびおりて影やはらかき雀の子 帰るべく腋やはらかく泳ぐなり 敷き氷手で平しては河豚を置く   J...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2022.09.20 Tue 21:02

中間一司『句集 すばる』(ふらんす堂)より

    2022年。 俳人協会幹事。第1句集。 寒灯や高麗仏の胴細し 竹林を這ひくるにほひ雨水かな 白玉や店の奥より水の音 婆たちの余興となりし田植唄 朝涼や杉の丸太の晒されて 冬立つやセーラー服の二本線 見覚えのある冬帽子こゑかけず 寒晴や背中合はせのストレッチ 鳥帰るけふ閉園の観覧車 入学す立て看板に囲まれて のどけしやボンタンアメの箱の色 遠足のしんがりを行く拡声器 学校に慣れて来し頃柿若葉 ゆつくりとミシン踏む母茄子の花 涼しさの奥へ奥へと...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2022.09.19 Mon 22:16

日々野さき枝『句集 天馬』(狩俳句会)より

    平成8。 「狩」「達矢」同人。 薄氷を踏みしだきつつ測量士 流れ寄るもの増やしつつ水温む 日も風も弾き返して花辛夷 穭田に突き立てられし売地札 遠山に日の退きて田草取 まだ恋を知らぬ指さき桜餅 白木蓮や鉄扉を閉ざす修道院 住職の背筋正して毛虫焼く 雲の影どつかと坐り山眠る 竹皮を脱ぐに器用と不器用と 飛ばされて鳥にはなれぬ夏帽子 丹念に読み返しつつ文曝す 密ならず粗ならず土手の花芒 指さきに覚えなき傷そぞろ寒 着ぶくれや骨折の腕吊...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2022.09.16 Fri 23:06

島田刀根夫『句集 青春』(邑書林)より

    平成19。 無所属。第3句集。 櫻蕊掃いて新任教師かな 教師立ちあがりみな立つ花野かな 寒紅のひとりひとりに鏡あり おでん屋のおやぢなかなか學ありて 亂すまじいま翡翠の水なれば 神官を涼しくしたる袴かな 防人を立たせし磯に遊びけり 鳥威いま風のほかなにもなく 目の見えぬ人黄落の音のなか 子を濱にのこして海女の霞みけり 老鶯に近づいて海遠ざかる 仕事なき日はたゞ歩く源五郎 かたちよき石に日傘のまゝ坐る 黄の帶の岩波文庫夜の秋 首あげて風に...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2022.09.10 Sat 00:21

第374回坐忘会 令和4年長月句会

 開催日:令和4年9月4日(日)  場 所:本堂 居士寮  参加者:11名  投句者:5名    急に秋の近づきを感じる朝夕となりました。前回少なかった参加者も今回はいつもの人数となり、秀句の多い会でした。  最高得点者はダントツ ”のりこさん”でした。  今回の兼題は「稲妻」「名月」「女郎花」     ------各自の高得点句を紹介します。--------   ※飯盒のめしよく炊けて女郎花  幽谷先生  古希迎え逝くも帰るも秋の風  霞山老師・        ...

座禅修行だより | 2022.09.05 Mon 14:47

鷲谷七菜子『句集 天鼓』(角川書店)より

    平成3。 「南風」主宰。第5句集。 きたきつねたちまちけぶり樹氷林 喉ふかきところよりこゑ桜守 色鳥のあとかたもなし白磧 鹿の子のひとりあるきに草の雨 須弥壇のちりもとどめぬ大暑かな 秋風に神馬が放つ鼻ぶるひ 春眠の顔なきがらとなりにけり きさらぎの人に死なれし顔洗ふ 竹の皮こぼれてきたる高さかな 読みさしの栞いく日秋の蝉 爽涼の一餉の箸を置きにけり 灯を消してよりありありと初昔 白梅に風のはなれぬ日暮かな 年明くる鳥の高音が夢に入り ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2022.09.01 Thu 22:36

山本直一『句集 鳥打帽』(編集工房ノア)より

    2014年。 「船団」会員。第一句集。 鳥打帽ぬいで祭りだはちまきだ 楠の木を二人で抱いて天高し 屠蘇交す娘が父と呼ぶ人と 宮の春「産まれました」のよだれかけ 地に落ちし躑躅が躑躅見あげをり 耳垢のふえた気のする昼寝覚 「オレ、たのしかったから」と夏が行く 春風や腹話術氏の腹くしゃみ 母の日の母の寝息と添寝する 黴を拭くトランペットのラが低い 朝寝して昼寝早寝よ生身魂 旧姓で呼ばれにっこり生身魂 石蕗満開妖怪文化研究所 元旦や多数決にてピザの...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2022.08.28 Sun 23:47

『大橋敦子集(自註現代俳句シリーズ?期8)』(俳人協会)より

    昭和61。 「雨月」主宰。 生れたるのみのふるさと盆の月 日の匂ひある子の髪を洗ひやる 枯木中落つる月のみ色持てる 虹に立つ少女直ぐなる髪垂らし ちる花に撮られゐる笑みつくりをり 降る雪に楽器沈黙楽器店 噴水に光と風の集れり 月鉾の月烈日に一閃す わが夜長母の夜長と別にあり 雪沓をすつぽすつぽと抜き歩む 竈猫みごもりをりてふてぶてし 切尖を円心に立て聖菓切る 寒卵割りひとり旅ひとりの餉 日本にひらがなの美や星祭 七五三叔母の最も化粧ひたり ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2022.08.21 Sun 23:06

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