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矢野典子『句集 八朔』(角川書店)より

    平成12。 「運河」「晨」同人。 雪嶺の落日待てるカメラマン 猪の垣筍山へ延長す 松落葉踏めば舟虫どつと出て 陶匠も出て来て見上ぐ時雨空 寒満月右に左にして帰る 水取の冷えを値打といひ合へり ライトバン拠点に散れる蕨狩 鮎釣の長靴二つ折りに持つ 二等船室は午睡の静けさに 耳朶に出し振舞の菊の酒 籾袋落してゆきし車追ふ 膝頭ダルマストーヴにて熱し 喉仏寒九の水によろこべり 涅槃図の穴を見つけてしまひけり 針金の二本が仕猪陥し 黒ホース一...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.02.27 Mon 13:21

岸田稚魚『句集 花盗人』(立風書房)より

  昭和61。 「琅玕」主宰。第6句集。 初雲雀なりやと腰を浮かしたる 母の日の母きよの名のまたはるか 雹跳ねてをりその他の音のなし 終戦日といふ一日を人のみな 陽炎の中にわがをり城消えて 居酒屋の扉が開いてゐて春の月 烏瓜三つほどが見えあとは暮れ 師走選挙投票所杖倒れたる 大寒や巌に雪の食ひ込んで 雪の夜や一灯あれば夫婦寄り 転倒す雪の教会前にして 笑ひごゑ消えしあたりに春茸(はるご)かな 風の出て浮きあがりたるさくらかな 夕鶴の風に対ひて高あるき ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.02.20 Mon 22:44

成井侃『句集 素戔嗚』(角川学芸部出版)より

    2014年。 「対岸」同人。第2句集。 風よりも軽くかまきり生まれけり 反転のあとの攻勢稲雀 ゆつくりと全体移動鰯雲 冬瓜に大愚の相のありにけり 栄螺籠栄螺満たして隙だらけ 荒神輿去りて酒の香ただよへり 退屈な金魚すくひの金魚かな まつすぐに葱抜く力加減かな 枯草の狐色とはぬくき色 初鴉ときに赤子の声発す 野に下る思ひ白梅咲きにけり 朝寝して出雲の鰐の如く居り 鴎外旧居頭の大き蟻走る 藻の花や空気のうまき橋の上 破芭蕉破れしところより枯るる ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.02.16 Thu 23:04

伊藤多恵子『句集 二言』(本阿弥書店)より

    2012年。 「泉」同人。第2句集。 先頭に嬰抱いてくる賀客かな 笹鳴へ夫は眼鏡をはづしけり 捨てたしと思ふ雛の恐ろしき 鱏の来て秋扇はたと止みにけり 溝蕎麦の動かぬ水の流れけり 粧ふ山眠れる山を帰りけり 夜空青くて花片の舞ひにけり 階段のパンジー黄色にて終る 立つも声坐るも声や石蕗の花 きさらぎの一枚岩が川底に リュック一つ置かるる雀隠れかな それぞれの椅子に無言や昼の虫 板の間の夫のごろ寝や終戦日 夜の稲妻障子破れてをりにけり こ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.02.09 Thu 13:32

延寿寺富美『句集 大旦』(文學の森)より

    平成23。 「白桃」同人。第2句集。 膝出しておしやまになりぬ更衣 亀の子のジタバタとして買はれけり 抱くことも少なくなりし日焼の子 夜濯の手より淋しくなりにけり さみしくてまた雪降らす雪女郎 宿の子の宿の手伝ひきりぎりす 子の作る少し垂れ目の鬼の面 草笛のよく鳴る力抜きてより サングラスはづして嬰を抱きにけり すぐ母に替はられ父の日の電話 虫採りの子の先頭に次男かな 草笛や中学校は山の上 少年の自転車軍団火事を見に 上履きに穴ぼこ一つ卒...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.01.30 Mon 00:37

第378回坐忘会 令和5年睦月句会

JUGEMテーマ:俳句    開催日:令和5年1月15日(日)  場 所:本堂 南寮会議室  参加者:12名 投句者:7名    令和5年の初句会。近年最高の参加者数で、句の数も最高! とても賑やかで華やいだ新春らしい句会でした。  幽谷先生は昨年暮、退院されましたが、参加は見送られました。    最高得点者は“桃雲”でした。    今回の兼題は「初雪」「若菜」「雑煮」     ------各自の高得点句を紹介します。--------   ※寒に...

座禅修行だより | 2023.01.25 Wed 10:04

川合民子『句集 春障子』(東京四季出版)より

    平成9。 「松籟」同人。「沖」会員。 大根をごぼごぼと炊く風の夜 栗飯のほつこり炊けて嫁姑 鳥雲に二伸まである母の文 夏めくや女の白き土踏まず 瞑りて奈落見るごと髪洗ふ 大焚火指の先より輪に入りぬ 木曽は雪蔵にみその香うるしの香 実年と呼ばれ男の懐手 雪ぼたる母には訃報伏せておく またひとり女が遺り雪の葬 声かけてははの居さうな春障子 山眠る起さぬ程の斧こだま 母在せし部屋そのままに北閉ぢる 貼り薬すぐに剥がるる雨水かな 光にも風にも馴...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.01.21 Sat 23:20

黛まどか『句集 花ごろも』(PHP)より

    1997年。 「月刊ヘップバーン」代表。 春の波恋に引き際ありにけり 初蝶の消えたるあたり草匂ふ 湖の面のひと揺れに発つ花筏 花冷のくちびるをもて黙らさる 芹摘の帰る帰ると言ひながら バレンタインデーカクテルは傘さして もう声のとどかぬ船や春日傘 土筆出ていきなり大き山に会ふ 青き踏む好きになること止めたくて また同じタイプに夢中万愚節 みほとけのやうに抱かれて花の雨 春一番あしたの私連れてくる 船長はいつも後ろ手鳥雲に 東京の顔で戻りし盆休 ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.01.15 Sun 23:06

宇都宮敬子『句集 琴弾鳥』(ウエップ)より

    2020年。 「鴫」「貂」同人。 第2句集。 曹達水シュワッと何か失へり 大皿の模様のやうに舌鮃 鎧ひたる騎士の風格夏館 踏んで脱ぐ水着に草の匂ひかな 隣国の文字まだ読めず冬銀河 数へ日や本は書棚を出でしまま 踏み入りて明日のやうな雪の原 船虫の散りて亀の手残りけり 充電のやうに幹抱く秋の蝉 秋蝶の空気抜くごと羽たたむ 寒芹に抜身のやうな水流る 釣舟の幅に薄氷開きけり 料峭の嘴に跳ねたる銀の魚 嘴太き鶯餅でありにけり カピバラを撫でて勤労感謝...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.01.14 Sat 22:18

渡部有紀子『句集 山羊の乳』(北辰社)より

    令和4。 「天為」同人。第1句集。 人日の赤子に手相らしきもの 夜店の灯にはかに玩具走りだす 秋ともし飛べない鳥の飛出す本 千本の影を整へ針祀る 聖夜劇天に吊りたる星あまた 卒業歌前のみを向き立尽くす 行く春や餡の重たき中華菓子 大利根の光も容れて袋掛 二階より既に水着の子が来る 月蝕を蜜柑二つで説明す 飛込みし鳥の重さや花万朶 ゆつくりと指揮棒を振り春惜しむ 朝焼や桶の底打つ山羊の乳 落椿丸ごと朽ちてゆく時間 蒼天の剝落として...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.01.08 Sun 22:55

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