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『金子敦句集 現代俳句文庫88』(ふらんす堂)より

    2023年。 「出航」同人。 聖夜なり伝言板の感嘆符 鳩発ちて道あらはるる初詣 コピーまだ終はらず虹の薄れゆく 黙読のまなこの動く春の雪 もう来ないかもマフラーを巻き直す 猫の尾のしなやかに月打ちにけり 落花浴ぶ明日ふらんすへ行く人と パレットに通す親指新樹光 青空の傾いてゐるかたつむり 補虫網にきれいな小石入れて来し 端居して付録のごとくゐたりけり 夕焼やきのふのやうな少年期 鉄棒に新緑細く映りけり 月光のかけらのやうな竹落葉 風ばかり捕...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.05.10 Wed 21:14

向井久子『句集 袋掛』(本阿弥書店)より

    1989年。 「天塚」同人。「狩」会友。第一句集。 人の手に渡りし畑の梅咲けり 神留守の鈴大振りに拝みけり 石庭を見るにサングラスをはづし 草の葉にすがる空蝉念仏寺 み仏のしづけさにゐて蝉しぐれ 生業を持たぬ生涯団扇風 敗戦忌被爆手帖は空の色 カーテンで区切る病室夜の長し 歳時記の第一頁春立ちぬ 花冷えや八頭身の御本尊 手の皺をつくづく眺め日向ぼこ 袋掛夕日に梯子掛けしまま   JUGEMテーマ:俳句

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.05.10 Wed 20:42

花谷和子『句集 光りは空へ』(本阿弥書店)より

    1993年。 「藍」主宰。第2句集。 夕鶴や祈り通すということを 宙という美しきもの雪舞えり 冬濤の真剣白刃われへ寄る 少年の拳銃の先紅椿 口上に負けて吉野の蓬餅 歳月をおもえば秋の一草も 秋蝶や舞い狂わねば日の熱し 氷る滝の光り授かりたるあとは よろこびが呼びしよろこび豆の花 わが声のわれに戻りし余花の花 遠目にはかもめ純白豪華船 目が慣れてより見失う野の白蝶 いつか星となる耳飾り原爆忌 いちにちのけじめや石に水撒いて   JUGEMテー...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.05.06 Sat 22:51

遠山陽子『句集 連音』(弦楽社)より

    平成7。 煮凝や顔の平たき父と母 油照養蜂箱の内知らず 帰るべしこぼれざらしの山の栗 自転車の片足つけば春夕焼 音もなく垂れ母の日の鞦韆は 日焼いや坂道が嫌おかあさん 芥子坊主波なき海のおそろしき 角のある霰跳ねちる銀座かな 木の扉より花嫁と青とかげ 姉の部屋くちなし萎れつつ匂ふ 紫陽花とまだ書ける母ありがたし 蟻の穴多しどこにも蟻見えず 馬を拭く厚き雑巾夏来る   JUGEMテーマ:俳句

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.05.02 Tue 19:39

安藤久美子『句集 只管』(ウエップ)より

    2011年。 「やぶれ傘」同人。第一句集。 落椿土を咬むかに傾ぎけり 銀の匙金の匙もてメロン喰ぶ 緑蔭に影をあづけて放心す たつぷりの風を吐きだす茂りかな 木枯らしの夜は酒強き人の輪に クリスマスツリーへ開く自動ドア 散る時は風の心に梅の花 散る花にかなふ水面のありにけり 屋根よりのあいさつ柿を投げくれし おほぜいの炬燵へ恐る恐る入る 神杉のふたもと雪の舞ふなかに 数へ日や失せ物神籤どほり出づ 初孫へ常滑焼の土雛   JUGEMテーマ:俳句

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.04.26 Wed 20:42

土屋義方『句集 春の女神』(文學の森)より

    平成25。 「葡萄棚」編集長。第1句集。 春眠や枕頭におく薄荷飴 警策を受けて涼しくなりにけり 虻多してふ立て札に虻を見ず 蚤の市蚤のゐさうな古衣 日日掃いて日日新たなる落葉かな 三匹の子猫土管の口に啼き ゴンドラのぐらりと夏の雲うごく 凧やぶれ憤怒の相となりにけり 墨をぶちまきたるごとく若布干す 指先にぽきりぽきりと茶を摘める 薫風や朋は東方より来る 春陰や鎖の音を立てし犬 一瀑に一筋白き行者かな 酔人の声なりメリークリスマス 仏壇に...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.04.23 Sun 18:27

橋本喜夫『句集 潜伏期』(書肆アルス)より

    令和2。 「雪華」主宰。第二句集。 窓枠に嵌め殺されてゐる無月 死にたれば水のあかるき金魚玉 白障子神を見しものなかりけり 生きものはなべて孤独死梅ひらく 春愁や鳩は時計にひきこまる 春愁がブラックバスのごとくゐる 春暁や運河のやうに眠るひと こころとは顔のなきもの心太 地吹雪や泪はつひに地に触れず 卒業や雪になりそこねたる雨 初桜けふを選んで咲きにけり 水温みゆく二心房二心室 来ぬひとを故人と思ふ桜かな 咲きのぼるごとくに止める春の雪 ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.04.18 Tue 18:07

瀬島酒望『句集 葷酒庵』(ウエップ)より

    2019年。 「やぶれ傘」同人。第3句集。 わんわんと水子地蔵に蝉時雨 子に渡す父の揚げたる凧の糸 蝶風に逆らふやうな乗るやうな 気にすれば気になる音や冷蔵庫 風鈴の舌に大それたる言葉 靴先に冬日の当る電車かな 春眠やバス誘導の笛の音 手花火に照らされてゐる鼻緒かな 小春日や紙飛行機を投げ返す 五月晴れぶらりと入る古本屋 捲るには惜しき表紙や新暦 冷や麦やテレビの横に招き猫 日除けより売り声掛ける佃煮屋 侘助の落花そのまま休診日 凧と凧離れ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.04.15 Sat 13:36

乕谷芳子『句集 氷室の桜』(文學の森)より

      平成25。 「運河」同人。第1句集。 踊笠取れば涼しき目鼻立ち 抜刀の勇は土足菊人形 梅固し梅まつりの旗立ちたれど 白塗の楽屋まる見え村芝居 漁に出てゐたる舟屋に日脚伸ぶ 春愁や月光菩薩目蓋ふせ 轟ける瀑布に手摺持ち直す 黒米の稲穂を供へ一の酉 旅に出て歯痛をさまる三鬼の忌 近衛兵たりしが誇り生身魂 寒さうな脚の降り来る箱階段 深吉野の山犇めけり薬喰 懸想文売が榾火に背を焙る 栗の花土葬の土のやや凹み 大漁旗木に木に立てて海開...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.04.06 Thu 21:52

龍野龍『句集 雪つぶて』(文學の森)より

    令和2。 「浮野」編集長。第2句集。 雪降つてもののかたちを露はにす 手のひらに猫の子の腹立ててをり 校庭の面の広がり雷兆す 白木蓮や比叡を雨の上がりゆく おほかたは水の重みの金魚買ふ 外套の重きを吊す父の部屋 押し詰めて落葉の袋あたたかし 雲の峰子の背景はいつも海 白といふ未来の色や初日記 千年の意気も新たに初ざくら 喝采を浴びてなほ散る桜かな 秋の蚊の畳を低く飛び来たる 一族の真ん中に立つ千歳飴 その奥の海の匂ひや大氷柱 針金の錆び...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.04.01 Sat 00:26

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