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英語の文学
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時代を問わず、英語で書かれた物語。特に短編。翻訳を含む。
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The Summer of the Beautiful White Horse by William Saroyan

My Name is Aramからの作品。主人公Aramの従兄弟Mouradが、アッシリア人の農場主John Byroの白馬を『拝借』してくる。Mouradは誰よりも「生きていることを楽しんでいる」人物。馬の扱いも上手く、結局、数週間後に馬をそっと返したところ、John Byroは「以前より強く、性格が良くなった」と言った。 田舎の集落に住む人々のやり取りがとぼけていておもしろい。アルメニア人一族の叔父は、何でも「気にするな」の一言で片付けてしまう。故郷を離れた移民としての背景と共に、広大なアメリカの農地で働く人々の気質が感じられる。 JU...

OUR STORIES | 2010.03.19 Fri 21:40

The Man Higher Up

The Man Higher Up written by O. Henry 語り手がJeffという男と会って話を聞く、という設定。Jeffの体験談がそのまま物語になっている。が、話し終わったときの語り手とのやりとりの中に、オチがある。 3人の犯罪者の中で、誰が一番上か(=higher up)、を比べるというのが話の骨子。 ありがちな話なのだが、ことは犯罪であり、物事は単純には進んでいない。また語り口が現代とは違い、文法的にも修辞的にも馴染みがないので、内容をつかみにくかった。 もっとすんなり理解できれば、パッとおもしろかっただろうに。 この...

OUR STORIES | 2010.03.19 Fri 21:40

Findings & Impressions

これが優れた作品だということは皆が同意するところだったが、物語の終わり方については意見が分かれた。 私は最後の1段落があまりに安易な終わり方のように思ったが、一方で、このように終わって良かったという感想を持った人もいたようだ。 私は主人公にもっと悩んでひきずってもらいたかった。彼は彼女の死に際して一番壮絶な部分を避けてしまい、そのくせ世話をした前夫が、ちゃんと世話しただろうかと考えたりして、ちょっと身勝手な印象だった。だから亡くなった人に対して複雑な思いを抱き続けて欲しかったのだ。 一方、...

OUR STORIES | 2010.03.19 Fri 21:39

サリンジャー

JUGEMテーマ:英語の文学 JDサリンジャーが亡くなられましたね。享年91歳。サリンジャーというと、僕も知った頃には既に「伝説と謎と共に消えた文豪」という印象が大きかったために、この訃報にしても、「そうか。亡くなったのはほんの今なんだ」ということを指摘されたかのように改めて実感した次第です。とは言え、この人が世にもたらした価値観というものは、特に20世紀の後半以降のカルチャーを考えた場合、かなり不可欠だったのではないのかな、という気はします。それは「保守化した大人たちに対する子供世代の無垢な反抗精...

THE MAINSTREAM | 2010.02.02 Tue 11:59

衝撃の事実発覚

JUGEMテーマ:英語の文学JUGEMテーマ:ダックスフンドJUGEMテーマ:わんこ 数年ぶり(おそらく5年くらい?)に長兄にTELしたところ、なんと、彼の息子(My nephew)が犬の訓練士になっていたことが判明。犬好きは血筋デショウカ。一度、おトイレもお散歩もちゃんとできないJくんを見てもらいたいケド。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・話は変わりますが、J.D.サリンジャーさんが亡くなりましたな。ライ麦畑は正直、それほど感銘を受け...

Jくんと一緒 | 2010.01.31 Sun 00:55

アゴタ・クリストフ

英米文学ではないが、印象的だった読み物について。 「怪物―アゴタ・クリストフ戯曲集」 アゴタ・クリストフ Agota Kristof (著)、堀 茂樹 (訳)、早川書房 「悪童日記」(英語の題はThe Notebook)およびその続編2作からなる3部作で知られる、スイス在住のハンガリー人(と言ってよいのか?)が、「悪童日記」以前に書いた戯曲を集めたもの。 この後に出版された戯曲集「伝染病」と対を成し、巻末には「伝染病」に収録された戯曲の説明もある。 戯曲は読み慣れないせいか、おもしろいと思って読んだことがないが、これは...

OUR STORIES | 2010.01.07 Thu 01:33

LOOKING BACK (2)

There are some questions: The priest decided to be a priest after he lost his pet dog. The dog was "the first living creature I had ever loved passionately, because he returned my affection." When a priest should love others without expecting anything in return, is his character adequate as a priest? At the end of the story, the Comtesse thinks "of many things that do not occur to the young." What did she think about? What does the priest think of his parents now? Does he accep...

OUR STORIES | 2010.01.07 Thu 01:32

LOOKING BACK

"Looking Back" written by Guy de Maupassant, translated by H. N. P. Sloman This is a talk between the Comtesse, a grandmother of two girls and a boy, and the Abbe Mauduit, or the Cure. Question about the language: The Cure is very generous. "He would have divided his cloak like Saint Martin."... What does this mean? Here's the answer. Saint Martin of Tours, (Savaria, Pannonia {now Szombathely, Hungary}, 316 – November 8, 397 in Candes-Saint-Martin, Gaul {central...

OUR STORIES | 2010.01.07 Thu 01:32

WAIT

"Wait" by Roy Kesey (from the Kenyon Review) in The Best American Short Stories, 2007 Is this a science fiction? or a fantasy or a spoof? People are waiting for the flight at an airport. The flight is delayed because of the fog. The passengers get irritated or bored, and some of them start playing games, local people go out of the airport, restaurants get short of foods. Other things happen as well. A meteor hits part of the airport. Soldiers fire. Some Cubans try to fly in a plane, ...

OUR STORIES | 2010.01.07 Thu 01:31

11月上旬に見た映画

「湖のほとりで」 LA RAGAZZA DEL LAGO /The girl by the lake 監督:アンドレア・モライヨーリ 原作:SE DEG IKKE TILBAKE(「見知らぬ男の視線」) 原作(英語翻訳版):Don't Look Back 著者:Karin Fossum Vintage Books; New edition (2003/7/28) PB 272 pages Mariner Books; Reprint (2005/06) PB 324 pages Seemingly translated by Felicity David, the pseudonym of Tiina Nunnally. http://en.wikipedia.org/wiki/Tiina_Nunnally 「セント・アンナの奇跡」 Miracle at St. Anna 監督:スパイク・リー ...

OUR STORIES | 2010.01.07 Thu 01:27

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