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JUGEMテーマ:SF小説 横浜駅SFで有名な柞刈湯葉の新作が出た。科学的思考をベースに独特の世界観が繰り広げられる言わば柞刈ワールド全開の本と言えよう。最初の表題作「まず牛」のつかみに戸惑ったが、お得意の遺伝子工学を駆使してどんどん進んで行く。次の「犯罪者田中」ではまた別の切り口で不思議な心理展開で引き込まれる。さらに「数を食べる」では数学をSFに巻き込んだ、こんな作品見たこと無い。私も考えた、リンゴ3個は見えるけどリンゴマイナス2個って見えないよね。見えるか見えないかは数学では関係ない...
vivahorn の図書館 | 2022.09.22 Thu 23:31
JUGEMテーマ:SF小説 梶尾真治の久々のショート・ショート集全40作品。もったいないので一日一作品のペースで読もうと初めの頃は思っていたが、だんだん我慢できず、ある日を境に一気に一日で読みきってしまった。中山七里でよく使われる「どんでん返し」と帯で謳っているものの、星新一ほどドライなオチではなく、どちらかと言うとほのぼのとした意外性という感じ。 ショート・ショートを書き続けると、質の良いアイディアが枯渇する、以前に書いたアイディアを無意識に再掲してしまう等の弊害が多発し...
vivahorn の図書館 | 2022.09.18 Sun 22:05
JUGEMテーマ:SF小説 Amazonで予約していたベストSF2022が手元に届くタイミングでベストSF2021を読み終えるという絶妙のタイミング、神憑っていると思ったが別に大したことではないな。表紙のイラストが、これまでの硬派のイメージに対して実にカワイイ。作品の内容に呼応しているのだろうかと期待は膨らむ。さて今回はどんな作家に出会えるのだろうか。それでは、いつもどおり作品の感想を簡単に述べる。 〇 酉島伝法「もふとん」 &n...
vivahorn の図書館 | 2022.09.17 Sat 14:24
JUGEMテーマ:電子書籍 JUGEMテーマ:kindle JUGEMテーマ:ライトノベル JUGEMテーマ:SF小説 現在、キンドルでは、「KADOKAWA 秋の電子書籍フェア」を開催中。9月29日までお買得セールが開催されています。 その中でおすすめの一作をご紹介します。 【合本版】イリヤの空、UFOの夏 全4巻 (電撃文庫) ちょっと古い作品ですが、ライトノベルの名作「イリヤの空、UFOの夏」全4巻がお買い得になっています。 この作品は、秋山瑞人の名作で、珍しく完結している作品でもあります。
アニメ、マンガ、日常生活 | 2022.09.16 Fri 09:36
JUGEMテーマ:SF小説 このベストSF2021は、東京創元社から刊行された「年刊日本SF傑作選」の後継に相当し、竹書房文庫へ移行したベストSFシリーズの第2弾。ベストSF 2020は普通評価だったこともあり、それよりも優れたアンソロジーになっていて欲しいと期待しつつ読み始めた。 例によって、本書の感想を簡単に述べる。 〇 円城塔「この小説の誕生」 編者の大森望はこの円城塔が大好きのようだ。たぶん今後も毎回...
vivahorn の図書館 | 2022.09.15 Thu 14:59
JUGEMテーマ:SF小説 春暮康一との出会い方は、最近出会った上田早夕里と全く同じだった。カバーの色も同じ青緑色。現在、この2人の過去の作品を順序だてて読む準備を進めている。これもアンソロジーに積極的に取り組んだ結果である。今後の読書生活に潤いを提供して戴き、本当に2人には感謝している。 春暮康一といえば地球外生命とのファーストコンタクトのオーソリティー、しかもコンタクトに当たっては緻密で複雑な検討・思考実験を行っており、臆病なくらい相手の生命体の尊厳を考えている...
vivahorn の図書館 | 2022.09.15 Thu 13:19
JUGEMテーマ:SF小説 ジョージ・オーウェルのディストピアSF小説「1984年」の100年後の世界の話を、比較的若手のSF作家に執筆してもらったアンソロジー。日本SF作家クラブ池澤会長が「ポストコロナのSF」の第2弾として打ち放ったもの。ここのところ最近のSF作家について積極的に情報収集・作品の読了を進めていることもあり、全23人の半数以上には覚えがあり、実際に作品を読んでいる。これまで各種アンソロジーに触発されて、積極的に読み始めた作家も何人かいて、その点に於いてはアンソロジーという企画にはとても...
vivahorn の図書館 | 2022.09.06 Tue 11:26
JUGEMテーマ:SF小説 このベストSF2020は、2008〜2019年の12年間に亘って東京創元社から刊行された「年刊日本SF傑作選」の後継となるもの。出版社は竹書房へと移るが、その路線は今後もあまり変わらず進んで行くことを期待している。 SFのテーマは、基本的に宇宙・時間・空間(次元)・科学、そして非日常。最近のSF作家のテーマに多いのがAI(人工知能)でカテゴリーは科学と非日常に属する。ロボットSFも昔からあるが、AIとは少々趣が異なる。ところが、今回の収載作品にはそれらの領域を超えているもの...
vivahorn の図書館 | 2022.08.28 Sun 15:00
JUGEMテーマ:電子書籍 JUGEMテーマ:kindle JUGEMテーマ:SF小説 アマゾンの電子書籍キンドルで、カート・ヴォネガット・ジュニアのSF作品がセールになっているのでご紹介します。 いずれもハヤカワ文庫の作品で、期間が明示されていないので、気になる方はお早めにどうぞ。 なお、キンドルのセールは割りと頻繁にどんどん入れ替わるので、気になる方はお早めにどうぞ。 価格は、(2022/8/15現在で)で303円から380円ぐらいまでに値下がりされているものを選びました。 スローターハウス5 ...
アニメ、マンガ、日常生活 | 2022.08.15 Mon 13:25
JUGEMテーマ:SF小説 「裏世界ピクニック」の宮澤伊織の最新作!ということだが、実は発売即読了とはいかず、1か月積読の後、何故か一気に読破。創元日本SF叢書の第19弾という点でも期待は高まる。この東京創元社のシリーズは質が非常に高いので、今後順調に発行してくれることを切に望む。 裏世界ピクニックと並びそうな予感がする、この「魚座超新星憑依体」シリーズも、実に痛快・明快な語り口でストーリーが進行し、これも映像化が期待される。初めから映像化されることを前提としているのではない...
vivahorn の図書館 | 2022.08.01 Mon 18:59
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