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子供が生まれた女性は父親を「お祖父ちゃん」と呼び、母親と「お母さん」と呼び、相談事は母親に話し、決定事項を父親に話す。重松清の「定年ゴジラ」の中で描かれる定年過ぎの親父たちの仕事から解放された哀歓はすんなりと受け入れられる。 居場所がないようで、老け込むと「しっかりしてよ」といわれる親父たちは娘らからすればいくつになっても働く父のイメージなのだろう。 息子となるとまた違ってきて、人生の先輩でありながら、自分の将来を重ね合わせたくはない存在で、同性であるが故に疎ましい存在でもある。 僕も父に対...
all thats jazz | 2009.07.22 Wed 10:31
JUGEMテーマ:最近読んでる本初野晴 著角川文庫表紙裏から医学的に脳死と診断されながら、月明かりの夜に限り、特殊な装置を使って言葉を話すことのできる少女・葉月。生きることも死ぬこともできない、残酷すぎる運命に囚われた彼女が臨んだのは、自らの臓器を、移植を必要としている人々に分け与えることだった。透明感あふれる筆致で生と死のはざまを描いた、ファンタジックな寓話ミステリ。第二十二回横溝正史ミステリ大賞受賞作。 家で一人で読むことを勧めます。だいぶ、泣きました。始めは、脳死問題についての説明から。...
ちょび太郎の観察日記 | 2009.07.20 Mon 21:45
JUGEMテーマ:最近読んでる本高田崇史著講談社ノベルス表紙裏より河童が住むといわれている川で、手首を切り落とされた遺体が発見される。さらに片腕を切り落とされた別の遺体が川に浮かび、連続殺人事件の様相を呈してくる。同じ頃、相馬野馬追祭に来ていた棚旗奈々一行は、一人河童の里、遠野まで足を延ばしていた桑原崇と合流。事件の真相が明らかになると同時に、河童に隠された悲しい事実も解き明かされていく。2冊にわたって将門談義。前回は敗者側から見た話を今回は勝者の書いた 話を展開してます。後者を先にしたほうが...
ちょび太郎の観察日記 | 2009.07.17 Fri 19:56
JUGEMテーマ:最近読んでる本 三木笙子東京創元社ミステリフロンティア適当に目についたので借りてみた。前評判も取ったらしい賞もしらないので先入観なしです。表紙折り返しより「しずくは観覧車に乗りたい」富豪の夫人に売られてゆくことが決まり、最後の願いを口にした見世物小屋の人魚は、観覧車の客車から泡となって消えた。水神の怒りにふれて浅草は水中に沈んだのか。いや、地上という水底から人魚がその身を縛るもののない空へと還っていったのか(表題作)心優しき雑誌記者と超絶美形の天才絵師、ふたりの青年が贈る帝都...
ちょび太郎の観察日記 | 2009.07.15 Wed 19:37
JUGEMテーマ:最近読んでる本 今日の本は「蝿の王」です。あらすじは、原爆戦争勃発。イギリスから疎開してきた少年を乗せた飛行機が、無人島に不時着。リーダーに選ばれたラーフと、敵対意識をもつジャック。最初は自由を楽しんでいたのだが、少しずつ不満が大きくなり、諍いが生じ始める。少年は本能のままに動き始め、相手を攻撃し始める。理性と本能、どちらがより強いのか。カテゴリを古典にしましたが、そんなに古くはないようです。子供は残酷だなと思うことがありますが(イジメ等)、この作品では、その子供の柔軟ゆえに...
I LOVE BOOKS! | 2009.07.14 Tue 16:03
JUGEMテーマ:最近読んでる本 有川浩 著角川書店題名にひかれて読んでみました。ラブコメな短編集でした。甘々ではなく、ちょっと見は喜劇。でも、芯の通った感はある。ので、ラブストーリーが苦手でも読めるね。中表紙より突っ走り系広報自衛官の女子が鬼の情感に情報開示を迫るのは、「奥様とのナレソメ」。双方一歩も引かない攻防戦の行方は?・・・ラブコメ今昔出張中の新幹線の中で釣り上げた、超かわいい年下の彼は自衛官。遠距離も恋する二人にはときめきの促進剤、けれど・・・・。・・・軍事とオタクと彼「広報官には女...
ちょび太郎の観察日記 | 2009.07.13 Mon 21:21
みなさんこんばんは!!久しぶりにブログを更新いたします。最近お腹が張って困っています。何かいい方法は無いですかねぇ〜。さて今日紹介する本は「飼ってはいけないマル禁ペット」です。この本の著者は空飛ぶオタマジャクシ事件で少し前によくサンデージャポンに出ていたパンク町田氏です。この本の感想としては・・・。読み物としては面白いです。でも内容は支離滅裂です。タイトルの通りに本を読んでいると「なんじゃこりゃ?」ってなると思います。でも面白いので読んでみてください。面白さは保証します(笑)それでは今日はこ...
読書日記 | 2009.07.12 Sun 22:30
JUGEMテーマ:最近読んでる本 高田崇史 著講談社ノベルス表紙裏から暖かい春の日差しのなか出かけた桑原崇と奈々、沙織の棚旗姉妹のお花見は、いつしか日本三大怨霊として畏怖され続ける平将門の名所行脚へと一転。「神田明神」「将門首塚」からはじまり、茨城県そして成田山までを巡りながら、崇によって少しずつ解き明かされていく歴史の謎。「繋馬」の家紋が示唆する驚愕の事実とは!?久々にこのシリーズ。図書館にずっと無くて順番に読みたいから我慢してたの。ミステリ?歴史ミステリです。特に殺人もないし。無理やり現代...
ちょび太郎の観察日記 | 2009.07.12 Sun 08:23
JUGEMテーマ:最近読んでる本米澤穂信 著角川文庫表紙裏からいつのまにか密室になった教室 。毎週必ず借り出される本。あるはずのない文集をないと言い張る少年。そして「氷菓」という題名の文集に秘められた三十三年前の真実。何事にも積極的には関わろうとしない”省エネ”少年・折木奉太郎は、成り行きで入部した古典部の仲間に依頼され、日常に潜む不思議な謎を次々と解き明かしていくことに。さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリ、登場!期待の新星、清冽なデビュー作!!主人公一人称。省エネ少年。でも巻き込まれや...
ちょび太郎の観察日記 | 2009.07.10 Fri 18:34
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