こんにちは、絵本専門店・えほにずむの店主です。 絵本と他の本との違いは色々ありますけど、特徴のひとつとして、ロングセラーの多さが挙げられます。 通常、一般的な書籍だと、いくらベストセラーだと騒がれても1年(それでも長いかな)もすれば新しいものに取って代わられるのが定めです。 ことに近年は消費サイクルも早まっているので、作者も出版社も次から次へと手を変え品を変え、何とか新しいヒットを生み出そうとしています。 これが絵本になると、いまだに何十年も前の作品が本...
えほにずむの絵本棚 | 2019.11.22 Fri 15:11
こんにちは、絵本専門店・えほにずむの店主です。 今回紹介するのは「ナンセンスの神様」の異名を取る長新太さんによる「みみずのオッサン」です。 作・絵:長新太 出版社:童心社 発行日:2003年9月10日 ピンク色(ミミズ色?)を基調としたド派手でサイケな色彩。 タイトルのインパクトも長さん一流。 みみずのおじさん、なら絵本らしいのですが、そこを「オッサン」。 ちょっと乱暴で馴れ馴れしい呼び方……ではなく、このみみずの名前...
えほにずむの絵本棚 | 2019.11.20 Wed 13:40
Le lapin qui voulait vivre tout seul Sophie Jeanne Philippe Salembier レトロな雰囲気の絵でつづられる、うさぎの暮らし絵本。 みんなで協力することの大切さを学べる、すてきな物語です。 1976年発行のベルギーの絵本で、 アラングレなどでおなじみ「collection farandole」の1冊のようです。
フランス・パリの本屋さん【洋書】 | 2019.11.13 Wed 21:10
こんにちは、絵本専門店・えほにずむの店主です。 そろそろまた大好きなあのシリーズを取り上げたくなりました。 ご存知「ピーターラビットの絵本」より「ひげのサムエルのおはなし」を紹介します。 作・絵:ビアトリクス・ポター 訳:石井桃子 出版社:福音館書店 発行日:1974年2月28日 美しい自然と精緻な動物たちの水彩画。 ユーモラスでファンタジックでありながら少しも甘くない厳然たるリアリティに貫かれた世界。 世界中の子どもたち(そして...
えほにずむの絵本棚 | 2019.11.13 Wed 19:56
こんにちは、絵本専門店・えほにずむの店主です。 日本の「絵巻物」は、現代の絵本の原型であるとも言われています。 横長の紙をくるくると広げていくとどこまでも展開されていく絵巻物は、今見ても楽しいものです。 福音館書店の「こどものとも」をきっかけとして多くの横長絵本が世に出ましたが、あれも絵巻物のスタイルが元になっているようです。 今回はそんな「横に絵を見て行く」楽しみが顕著な科学絵本「かわ」を紹介します。 作・絵:加古里子 出版社:福音館書店 ...
えほにずむの絵本棚 | 2019.11.12 Tue 13:03
こんにちは、絵本専門店・えほにずむの店主です。 そろそろまた大好きなあのシリーズを取り上げたくなりました。 ご存知「ピーターラビットの絵本」より「ひげのサムエルのおはなし」を紹介します。 作・絵:ビアトリクス・ポター 訳:石井桃子 出版社:福音館書店 発行日:1974年2月28日 美しい自然と精緻な動物たちの水彩画。 ユーモラスでファンタジックでありながら少しも甘くない厳然たるリアリティに貫かれた世界。 世界中の子どもたち(そして...
えほにずむの絵本棚 | 2019.11.08 Fri 11:36
JUGEMテーマ:絵本紹介 雲ひとつない、気持ちのいい秋晴れの京都です。 きんだあらんどにはお店入ってすぐに、季節の特集棚があるのですが、 ただいま、クマ好きのスタッフの一人によって、クマの絵本特集となっております。 その中から一冊、ご紹介いたします。 「スノーウィとウッディ」 ロジャー・デュボアサン 作 石津 ちひろ 訳 シロクマのスノーウィは、まっしろです。 ほっきょくのこおりの上にいれば、安心。まっしろでだれにもみえません。 あるひ、カモメ...
絵本屋きんだあらんどの船員ブログ | 2019.10.28 Mon 12:56
こんにちは、絵本専門店・えほにずむの店主です。 ハロウィン近しということで、かぼちゃの登場する絵本を持ってきました。 北欧の児童文学作家と童画家による「かぼちゃひこうせんぷっくらこ」です。 作:レンナート・ヘルシング 絵:スベン・オットー 訳:奥田継夫・木村由利子 出版社:アリス館 発行日:1976年10月10日 二匹のかわいいクマが巨大なかぼちゃ型飛行船に乗って遊覧している表紙絵。 楽しそうな作品で、読んでみると実際に楽しいんですけど、く...
えほにずむの絵本棚 | 2019.10.28 Mon 12:46
JUGEMテーマ:絵本紹介 不覚にも読み聞かせしながら泣いてしまった… 段ボールで作ったロボット・カミィが全然言うこときかなくて、でも反省することも、謝ることもできず、孤立していってしまう。。 本人はぜんぜん自覚なくて、悪気なくて、でも、そうしたほうがいいのに、できない。 かといって、作者は、カミィに言うこときかせて更生させようとするふうにも描いていないのがいいなあ。 ちゃんと異質なものが、じぶんたちの輪に入ってきたとき、みんな...
エコエコ あざらっこ | 2019.10.28 Mon 11:53
先日、私の地元の公民館で、昔話研究者の小澤俊夫先生の講演会があり、 いの一番で予約して行ってまいりました! (本当に電話予約一番めだった。笑) 小澤俊夫さんは、日本のみならず世界各国の昔話を研究している第一人者。 プロフィールは調べたらすぐにわかるので割愛しますが。 (話とは関係ないけどオザケンのお父様です。ああ、90年代…懐かしや) 記事や書籍などで基礎的な部分は読んだことがあったけれど、 実際にお話を聞くのって、やっぱり良い。 優しい声...
思い出の絵本をツクロウ | 2019.10.27 Sun 01:26
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