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読書雑記 - 『ピーターラビット』ひと区切り

印象に残ったポターの物語を、いち文と共に5つ取り上げてみたいと思います。本当はどれと選べないほど愛着のある作品たちです。どれも読めば心が和みます。 『グロスターの仕立て屋』(1903年作) これまで恵まれなかったとある仕立屋とネズミたちの心温まるお話しが、神の福音を思わせるような不思議な出来事になぞらえられて大団円を迎えます。 『ベンジャミン バニーのおはなし』(1904年作) 孤独だったポターが、唯一心の拠り所とした湖水地方への愛情が、痛いほど伝わてきます。他の物語にも、こういった視点は随所...

'ものがたり'散策 | 2016.12.26 Mon 18:28

読書雑記 - ビアトリクス・ポター の日記をめぐる話

『ピーターラビット』の物語を読み進むにつれ、気になっていたことがあリます。それは、ポターの物語の一部にある、どこか覚めたような視点の存在です。 ポターの評伝を掲載している猪熊葉子さんの『ものいうウサギとヒキガエル』を読んだのですが、それによると、このような受け取り方もありなのだなと思った次第です。そこには、生得的なものか環境か、その両方であったと思うのですが、彼女の克服できなかった内向性が影を落としています。 ところで、ポターは、15歳から31歳まで、自身の作った暗号で記された日記をつけ...

'ものがたり'散策 | 2016.12.25 Sun 18:45

−1912年− 『キツネどんのおはなし』 ビアトリクス・ポター 福音館書店

この本が出版された年1912年、ポターは自身の印税収入の増加に伴って始めた、ナショナルトラストへの支援のために購入した湖水地方の土地の管理を1909年から任せていた、弁護士のウィリアム・ヒーリスからプロポーズを受けています。そこにまたしても両親の反対があります。理由は毎度のことで、家格の違いです。彼女の両親の、行動規範を司る価値観の全ては、ここにあります。 こうした人たちは理解に苦しみます。自分の生きている狭い世界での価値観を全てと思い込んで、その世界の外にあっても、自分たちの価値観を押し付けてく...

'ものがたり'散策 | 2016.12.24 Sat 18:22

−1911年− 『カルアシ・チミーのおはなし』 ビアトリクス・ポター 福音館書店

ポターの本は売れ続けて、その名は、母国イギリスばかりか、アメリカでも知られるようになります。そして、それら、遠くの熱心な人からのファンレターも届くようになりました。 彼女は、この物語で、それらアメリカの人たちを喜ばせようと、新たに、アメリカに生息している、動物のキャラクターを登場させています。そう、この物語のメインキャラクターには、ハイイロリスを、その他には、シマリスやクロクマなども描いています。 主人公は、ハイイロリスのカルアシ・チミーです。彼には奥さんのカルアシ・カアチャンがいま...

'ものがたり'散策 | 2016.12.23 Fri 19:15

−1910年− 『のねずみのチュウチュウおくさんのおはなし』 ビアトリクス・ポター 福音館書店

『フロプシーの子どもたち』での、子どもたちの救い主、のねずみのチュウチュウおくさんが主人公です。 おくさンは、たいへんなきれい好きなのですが、少々困っていることがあります。それは、彼女の家の招かざるお客のことです。様々な虫達、それに、蜜をねだる歯なしのガマガエルのジャクソンさん。いつとも知れず、彼女の家にやって来て、埃や足跡などを残し、彼女を困らせます。しかし、その様子は、半ばユーモラスに描かれていて、読者は和んでしまうのですが...。 最後の方では、ジャクソンさん対策が取られて、彼は彼女の...

'ものがたり'散策 | 2016.12.22 Thu 19:34

−1909年− 『「ジンジャーとピクルズや」のおはなし』 ビアトリクス・ポター 福音館書店

この物語の背景はソーリー村です。出版当時、村の人の間では、それとわかるような風景がたくさんあって話題になったそうです。 文章には登場せずとも絵を見ると分かるように、これまでポターの物語に登場してきたキャラクターがほぼ全て描かれています。 さてお話しです。猫のジンジャーと、テリヤ犬のピクルズの雑貨屋は、品揃えはいいし、かけ売りをするので評判です。接客にも気を使い、ネズミのお客には、恐がらせないように、猫のジンジャーではなく、テリヤ犬のピクルズがつくなどして万全です(猫とネズミは、捕食-被...

'ものがたり'散策 | 2016.12.19 Mon 18:46

−1909年− 『フロプシーの子どもたち』 ビアトリクス・ポター 福音館書店

ポターが子どもたちのリクエスト、”もっとうさぎの物語が読みたい”との声に答えて生まれたお話しです。 ピーターラビットに、ベンジャミン・バニー、ピーターの妹フロプシーはすでに大人になっての登場です。ベンジャミンとフロプシーは結婚していて子沢山、彼らには6羽の子どもたちがいます。そんな彼らの日常が描かれていきます。 生きてゆくには食べ物を得なくてはなりません。そしてそれらは綺麗事だけでは済まされないのです。今日はマクレガーさん宅のゴミ捨て場あさりです。のどかで平和な自然の中で繰り広げられる風...

'ものがたり'散策 | 2016.12.08 Thu 18:32

−1908年− 『ひげのサムエルのおはなし』 ビアトリクス・ポター 福音館書店

ポターのヒル・トップ農場において、ネズミは手におえない相手でしたが、その一方、彼女は、この最も腕の良い盗人たちを愛せずにはいられませんでした。 よってこの物語は、昔、飼っていたお気に入りのペットのネズミに捧げられています。「サミーの思い出のために−迫害されし(ただし決してへこたれない)種族の代表、ピンクの目をした知性あふれるサミー、私の大事な友達、そして泥棒の名人。」となっています。 彼女が愛好するものは、やはり自身の趣向を満たしてくれるものなのでしょう。その献辞から、物語に込められた彼女...

'ものがたり'散策 | 2016.12.06 Tue 18:19

『思い出のマーニー』 ジョーン・G・ロビンソン 岩波書店

境遇がそうさせたのでしょうか。自分から、なにも”やってみようともしない”無気力な女の子、アンナの救済の物語です。 彼女は、幼くして親を失います。甘えたい年頃なのに、それを押し殺して生きています。 親を失った代償は、ロンドンでの育ての親プレストン夫妻との生活の中では埋められず(プレストン夫妻は決して悪い人達ではないけれども)、アンナは次第に孤独癖をつのらせてしまいます。もちろん友達も出来ません。 ついに殻に閉じこもって、誰にも心を閉ざしてしまいます。とうとう学校にも通わなくなってしまいまし...

'ものがたり'散策 | 2016.07.31 Sun 08:41

『まぼろしの小さい犬』 アン・フィリッパ・ピアス 岩波書店

表題の一部にもなっている”まぼろし”とは、心理的レベルでとらえるなら、それは現実に属するものといってもよいものと思われます。 この物語では、一匹の犬の姿をとった、その”まぼろし”が、一人の少年の愛情の深化を背景に、彼の成長へのトリガーのような役割を担って、リアリスティック描き出されます。 この曖昧なものをリアリスティックに描く手法は、『トムは真夜中の庭で』同様、健在です。作者ピアスに特有の、きめの細かい心理主義もよく反映されています。 そして、人が、思い通りにならない現実を愛することができ...

'ものがたり'散策 | 2016.07.31 Sun 08:39

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