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あー。シルバーウィークは結局、本5冊くらい読んで、子供と遊んで、あとは寝ていたですよ。とにかく、寝たですよ。 ここ数ヶ月、相当に不甲斐ない生き様を晒しているので、寝る間を惜しんで、いろんなこと考えたわけですが。その睡眠不足がまた、不甲斐ない生き様に戻っていくループに落ちいていましたですよ。 で、Cakes(神はあなたのなかにいる。脳科学が解明した「人生の切り開き方」)にこの本の紹介があって。どうやら、寝ることを勧める本だ!って勝手に理解して、本屋で買って読みました。寝ることがいかに大事か。そ...
JAM☆ぱん | 2015.09.24 Thu 19:01
前世を言い当てられるという女性に「あなたはイタリア、ルネサンス期に活躍し夭折した美貌の彫刻家デジデリオの生まれ変わりだ」と伝えられたルポ作家が、その真偽を確認しようと徹底的に調べ上げ、ついには、イタリア、ポルトガルまで飛んで その謎に迫るという内容の本だ。日本人が自分の前世についてこれほど徹底的に追求したノンフィクションがあったのとは迂闊にも知らなかった。読み出すと結局最後まで止まらなくなる。わくわくするような謎解きの面白さだ。私も、他の仕事そ っちのけで一気に読んだ。 京都在住の霊能者である...
日本の心を求めて | 2015.05.27 Wed 00:35
前世療法を行う精神科医と女性ジャーナリストとの共著だ。この女性ジャーナリ スト自身が前世療法を受け、いくつかの前世を体験する。そして高所恐怖症が消え、 これまで成功したためしのなかったダイエットに成功し、自己主張が自由にできる ようになるなど、前世でのトラウマを追体験するごとに、彼女自身が変化していく。 内容はとても興味深いのだが、実際にはあまり読まれなかった本のようだ。タイトルからもサブタイトル(「私の中の私を探して」)からも前世療法を扱った本だとはわかりにくい。それも読まれなかった理由のひ...
日本の心を求めて | 2015.05.27 Wed 00:25
仏教および瞑想、禅などを心理学や心理療法の観点から捉えなおすという試みは、欧米諸国では盛んになされ、私自身も深い関心をもってそうした視点から人間性心理学やトランスパーソナル心理学を学んできた。 この本は、理論面で新たな貢献がある分けではないが、日本の研究者による数少ないその取り組みとして貴重であり、後半部で瞑想と心理療法を実践的な視点から比較し、両者の実践上の問題を議論する部分から学ぶところが多かった。 もちろん著者は、瞑想が通常の心理的な治療を超えた深さをもつゆえに適用を間違えば深刻な...
日本の心を求めて | 2015.05.27 Wed 00:10
ヴィパッサナー瞑想の実践のための基本的な入門書として『ブッダのヴィパッサナー瞑想法「基本マニュアル」増補・新版』(地橋秀雄著、グリーンヒルWeb会)があるが、本書は、ヴィパッサナー瞑想の理解と実践をさらに深めたいと思う人におすすめである。 中心内容は地橋氏による瞑想随想20編、瞑想合宿等での瞑想の体験記18編、そしてそれに対する地橋氏のコメントである。体験記そのものも、実践を続けていくうえでの励ましになるが、さらに体験記に即した、きめこまかなコメントは、多くの瞑想者に共通する疑問や迷いにも触れ、...
日本の心を求めて | 2015.05.27 Wed 00:01
ヴィパッサナー瞑想の実践のための基本的な入門書として『ブッダのヴィパッサナー瞑想法「基本マニュアル」増補・新版』(地橋秀雄著、グリーンヒルWeb会)があるが、本書は、ヴィパッサナー瞑想の理解と実践をさらに深めたいと思う人におすすめである。 中心内容は地橋氏による瞑想随想20編、瞑想合宿等での瞑想の体験記18編、そしてそれに対する地橋氏のコメントである。体験記そのものも、実践を続けていくうえでの励ましになるが、さらに体験記に即した、きめこまかなコメントは、多くの瞑想者に共通する疑問や迷いにも触れ、...
日本の心を求めて | 2015.05.27 Wed 00:00
著者が、無農薬・無肥料でリンゴ栽培を成功させるまでの苦しみとその後の劇的な展開が興味尽きない。 自分のやり方でまったく成果がでず、収入もなく追い詰められて自殺を決意するところまでいく。ロープをもって岩木山に登っていき、ある木にロープをひっかけようとするがうまくとまらない。飛んでいったロープを取りにいくと、ちょうどロープが落ちたところに野生のリンゴが3本あった。その根元がふかふかで、ほのかな土の香りがした。自分のリンゴ畑の固い土との差に驚く。「そうだ、畑の土を自然な状態にすればよいのだ」と、...
日本の心を求めて | 2015.05.13 Wed 23:41
この本の言葉は詩のように美しく、かつ繊細で深く、豊かに変化しながら私の心に触れてくる。著者自身が、広大無辺の世界、静謐の世界に触れる体験をもっていないと、このように豊かな言葉の数々を生み出すことはできないだろう。分厚い本だが、じっくりと読む価値がある。 「われわれは一瞬一瞬、心に浮かんでくるものと同一化し、それが浮かんでいる空間に目を向けることはめったにないため、自分の本性に気づかない。そして、蜃気楼から蜃気楼へと、瞬間的心から瞬間的心へとよろめきながら、『この欲望が私だ』『この心が私だ』...
日本の心を求めて | 2015.05.11 Mon 21:00
かつてケルト文化は、ヨーロッパからアジアにいたる広大な領域に広がっていた。しかしキリスト教の拡大に伴いそのほとんどが消え去ってしまった。ただオーストリア、スイス、アイルランドなど一部の地域にはその遺跡などがわずかに残っている。とくにアイルランドはケルト文化が他地域に比べて色濃く残る。ローマ帝国の拡大とともにイングランドまではキリスト教が届いたものの、アイルランドに到達したのは遅れたからだ。 この本は河合隼雄が、そのアイルランドにケルト文化の遺産を探して歩いた旅の報告がベースになっている。な...
日本の心を求めて | 2015.05.11 Mon 20:19
トランスパーソナル心理学の代表的な理論家ケン・ウィルバーの膨大な著作のなかから、そのエッセンスを選び、テーマ毎に配列した本だ。ウィルバーの理論の核心的な部分が、ウィルバー自身の言葉で簡潔に紹介されており、ウィルバー思想へのよき入門書となるだろう。私自身、ウィルバーの思想の核心をもう一度確認するのに役立っている。 訳者も触れているように、ウィルバーの言葉は理論的な部分よりも、直接「スピリット」について語り、「スピリット」を指し示すときにもっとも輝く。本書は、そのような言葉が多く集められている...
日本の心を求めて | 2015.05.11 Mon 20:08
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