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想い詩

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: 誰かを想い、伝えられなくても伝えられない言葉。
少しでも良いから、誰にでも良いから気付いて欲しい気持ち。
ほんの些細な事で溢れてくる感情の、一部を綴る事が出来れば幸いです。
: 作者のブログへ：「kiokunookade」さんのブログ
その他のテーマ：「kiokunookade」さんが作成したテーマ一覧(2件)

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さよならサワー

JUGEMテーマ：想い詩最後の夜を通い慣れた居酒屋でなんてあなたと私らしいねすすけた暖簾をくぐって大将に「まいど！」って声をかけられてカウンターに座って瓶ビールを頼むあなたとサワーを頼む私とりあえずで頼んだおつまみが並ぶと私がいつものようにあなたのグラスにビールをついでちりんと小さくグラスを合わせて乾杯居酒屋独特の雑多な空気の中でちっともお別れムードにな...

sora he ** | 2016.09.10 Sat 21:43

名残

JUGEMテーマ：想い詩セミの声が洪水のように反響する夏の午後作りものみたいに精巧なセミの抜け殻をしゃがみこんでじっと観察した長い長い年月かけてやっと外に出てたった7日間どんなに精いっぱい頑張っても届かない方が現実なんだろうだけどたった一度の恋に巡り合う奇跡のために命を懸けて必死に生きたとしたら 7日で十分なのかもしれないねそれ以上はただの足枷になってしまうのかもしれないね ...

sora he ** | 2016.08.23 Tue 15:45

百分の一の言葉

ありふれたことだけど小さな君には強大な勇気を要してやっとの想いで僕に伝える言葉軽く言える人より簡単に言えない人が百回に一回くれる言葉が百倍も嬉しいんじゃないかと思う JUGEMテーマ：想い詩

甲羅は水の中 | 2016.08.15 Mon 18:16

カスタネット

赤いわたしは片方だけのカスタネット緑のもう片方はあなただと思ったのに無理矢理結ばれてもうまく唄えなかった JUGEMテーマ：想い詩

甲羅は水の中 | 2016.08.09 Tue 09:03

まつげの頼りなさ

瞼に咲いた花びらをもう濡らしたくなくて目を伏せずにこらえたふるふると震える花びら陽射しが乾かしてくれるまで私もひまわりになって太陽を見上げる JUGEMテーマ：想い詩

甲羅は水の中 | 2016.07.31 Sun 16:23

汗ばむ額ともつれた髪

涙は美しく頬を伝うものそうとは限らない優しい腕枕で私の涙は額を通って髪を濡らしたきっとちっともきれいじゃないそんな額も髪も洗いたくて夏のシャワー期待したけど傘のない帰り道に空も優しいずぶ濡れになったってきっとちっともきれいじゃないけど帽子を脱いで前髪かき上げる涙はもう乾いていた JUGEMテーマ：想い詩

甲羅は水の中 | 2016.07.07 Thu 17:45

summer night town

ケイタイの音も消えるざわめく街の中で友達と別れて下りのエレベーター空気を含んでふくらむスカートなんだか心地よくて箱から飛び出すとレンズなしで見る街異空間に舞い立ったようなほろほろと酔って少し汗ばんで誰かの名前を何度も繰り返すスカートから覗く足首あの人の知らないアンクレットが左足の一歩を助けてくれる JUGEMテーマ：想い詩

甲羅は水の中 | 2016.07.02 Sat 20:34

JUGEMテーマ：想い詩ねぇ座ってる彼女の後ろで手をつないでくるとかやめてよ部屋を出た私の後をついてきて彼女にバレないように物陰で抱きしめるなんて使い古された恋愛小説のネタみたいで気恥ずかしくなるでも強引に腕を引かれ君の体温が移った柔らかいTシャツに抱きとめられた瞬間背の高い君の鎖骨のあたりに額を押さえつけられた瞬間骨ばった指先が髪の中に滑り込んで少し汗ばんでる首筋をそっと撫でた瞬間振りほどこうと思えばそうできたのに &...

sora he ** | 2016.06.26 Sun 14:41

羽化

JUGEMテーマ：想い詩日差しを受けて色飛びした古い校舎渡り廊下を通り抜ける夏の風背後に人の気配を感じて振り向いた僕を追い越していく君がスローモーションのように見えた風がいたずらに舞い上げた長い髪に光の粒が乱反射してキラキラはじける抜けるような青空を背にほんの一瞬見えた君の真っ白な首筋があまりに綺麗で僕は言葉もなく立ち尽くした僕の中で生まれたての蝶がまだ頼りない薄い羽をそっと広げた英語の言い回しでドキドキしたり不安や緊張することを &rdquo...

sora he ** | 2016.06.12 Sun 21:35

終わりの数歩手前で動けずにいる僕は

JUGEMテーマ：想い詩一緒にいたはずなのに君の考えてることがだんだん分からなくなってた君が何を好きで何が苦手で僕のどんな言葉に笑ってくれたか僕にどんな言葉をぶつけて泣いてたかあんなに鮮明だったはずの互いの気持ちは移り変わる季節とともに徐々に擦れて安心と慣れがすり替わったことにも気づかずにいつの間にか僕は孤独になっていたいつの間にか君を孤独にさせていた僕たちはきっと終わりにたどり着いたんだこの手を放したらきっと後悔するきっと後悔する...

sora he ** | 2016.06.10 Fri 23:13

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