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午後のひととき

JUGEMテーマ：詩雨上がりに漂う花の香りミツバチでもないのに畦道のどこかに色を探してしまう歩道に揺れる影を見つけ行き先を目で追うと同じように花を探している者がいた小ぶりなチョウが畦を超えブロック塀を曲がって影も去るあの向こうに花があるあの向こうで食事にありつく命がいる午後のひととき昼食の楽しみを邪魔する気はない自分には自分の食事がある...

SANNI YAKAOO | 2023.05.30 Tue 22:53

梅雨

JUGEMテーマ：詩誰に頼まれるわけでもなく今年も律儀に梅雨がやってくる土砂降りでもなければ小雨でもなくシトシト一日中空気を濡らしジトジト夏に向けて大気を湿らす寝起きに聴いた雨の音は布団に入る頃にも続いていてきっと明日の寝起きも同じ音を聴くだろうどんよりした雲の下で太陽を恋しがりながら陽射しがないゆえの涼しさにも助けられる濡れた靴で駆け回...

SANNI YAKAOO | 2023.05.29 Mon 23:14

無限の夢　

JUGEMテーマ：詩幼い頃は無限の夢を見ていた空想と現実の境目がなくその辺にいるダンゴムシも高速道路を走るトラックも近づけばヘドロの臭いがした用水路も日陰で涼んだ夏の時間も仮病で休んだ冬の昼間も全てがギュっと凝縮されて図鑑の中に世界があるかのようにページをめくれば違う宇宙へ飛んで行き本を閉じればこちらの宇宙に戻ってきてその記憶も混ざり合っ...

SANNI YAKAOO | 2023.05.28 Sun 14:01

命の光

JUGEMテーマ：詩過ぎていく電車の閃光その場に留まる線路の明かり海からは灯台とコンビナートの煌き越えていく陸橋から目に飛び込む人がこの世を離れれば星になるというけどこれらの光は何の魂なんだろう動物魚虫草木人も混じっているかもしれないこの世を離れても以外と傍にいて身近な所で命は輝き続けるのかもしれないきっとあの世はこの世に重なっている

SANNI YAKAOO | 2023.05.27 Sat 15:03

川崎『どこからわいて出やがった』鈴木『(土下座)どうもすいませんでした！頭変になっちゃう！わ、私の負けです！』雄喜『うかつだったぜ』清春『吐いちゃう！イジメられてボク壊れちゃったよ！！ひゃうぅ！(放屁)』 AAAニコー『敗れた者が死ぬのです』西村『ヒィィッ！パンパンになっちゃう！い、いやーん(失禁)』伴野『ふざけんじゃねえ』漾『レイプされて地獄悪魔の私はシャブ漬けなの！！身も心もメチャクチャなのー！(女物の下着を穿いて脱糞する)』安奈『アドナイ・ツァバオト』眞呼『ケツマンコのボクをイジ...

天才・裕幸のブログ | 2023.05.26 Fri 12:07

束の間の幸せ

JUGEMテーマ：詩冬には剥き出しだった土五月には草と花が活き活きと神社の境内に賑わう植え込みの隙間から覗く鳥居ツツジとシロツメクサと淡い緑山の向こうから降る光に照らされ幻想空間のように浮き立つ葉のざわめきは近くて遠い木の精の声ようこそと迎えられまたねと見送られる神様草と花と木自然の精束の間の幸せをありがとうこれで明日も大丈夫です

SANNI YAKAOO | 2023.05.25 Thu 20:59

まだ夜は明けていない

JUGEMテーマ：詩まだ夜は明けていない松の木の袂に車を停め星の匂いを残した霧を吸い込む海に伸びていく川面は霧に包まれ悠久万里のように地平を隠す信号の灯りが変わっても誰も渡らない渡る人がいないまま夜明けを待っている車を降りて橋へ向かえば振り返った車は霧にぼやけ信号が点滅して対岸へ急かすこのまま旅に出ようかいつかどこかで逸れた道 ...

SANNI YAKAOO | 2023.05.24 Wed 22:36

飛燕

JUGEMテーマ：詩夏が来る前に海を渡りどんな鳥よりどんな虫より自由自在に飛び滑空し特徴的な尾羽を翻し青い空に高速のシルエットを重ねているコンクリートの上で寝転がり燕たちの乱舞を眺めているとふと緑の匂いがした沈む前の太陽がツツジの花びらを透かし放り投げたタオルをアリが登っていく空に目を戻すと燕は悠々と飛び回り思わず手を伸ばしそうになる ...

SANNI YAKAOO | 2023.05.23 Tue 20:26

アメーバ

JUGEMテーマ：詩川面から山の麓まで雨に煙り湿気を含んだ空気が喉に心地いい車内は蒸し暑くてとても眠る気になれない外で雨に打たれる方がいい服も靴も冷たくまつ毛から水滴が垂れるわざと水たまりに足を突っ込み跳ねる飛沫が草を弾くどこからか潮の香りがするのは湿気が匂いを運んでいるからだろうか川も山も海も濡れた服も靴も足元の水飛沫さえ自分と何が...

SANNI YAKAOO | 2023.05.22 Mon 20:22

満ち足りる

JUGEMテーマ：詩苔の間をすり抜け土の中をくぐり抜け木々の隙間を通り抜け空の上から滴り落ちるほんの短い雨の歴史ひと粒ひと粒の時間を遡って張り巡らされた厚い雲を見上げる湿気が山の匂いを強くする濡れながら緑に包まれるもう何もいらない一日は残り半分あるけどこれ以上は何もいらない楽しいことも悲しいこともいらない雨音と...

SANNI YAKAOO | 2023.05.22 Mon 00:45

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