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JUGEMテーマ:小話 一人の父親が、嘘発見ロボットを購入した。人がウソをつくと、その人をひっぱたくロボットである。 父親は、家にロボットを持って帰り、息子に尋ねた。 「今日の昼、何をしてた?」 「宿題をやってた。」 ロボットは、息子をひっぱたいた。父親は、怒って言った。 「ウソをつくんじゃない。」 「友だちの家で、映画を見てたよ。」 「何の映画を見てたんだ。」 「『トイストーリー』だよ。」 ロボットは、また息子をひっぱたいた。 ...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.02 Sun 10:08
JUGEMテーマ:小話 三人のインディアンが、崖の上に立っていた。崖の上から、飛び降りた瞬間に自分がなりたいモノの名前を言えば、願いが叶うという言い伝えをその身で実践するためである。 一人目は、助走して崖から飛び降りた瞬間に空を仰いで、「鷹!」と叫び、彼は鷹になって空を飛んでいった。 二人目は、助走して崖から飛び降りた瞬間に地面を見て、「ムササビ!」と叫んで、ムササビになり滑空して地面に着地した。 三人目は、崖から飛び降りようとした瞬間に躓いてしまい、「クソ...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.01 Sat 23:59
JUGEMテーマ:小話 ある男が、魔法のランプを手に入れてランプを擦りました。 するとランプの精霊(ジン)が出てきました。 「あなたの願い事を何でも叶えましょう。何なりとどうぞ・・・・・・」 「カリフォルニアからハワイまで、道を一つ作ってもらえませんか?」 「イヤー、それは道の両側に堤防を作ったり、道路にアスファルトを敷いたりしないといけないので、私の魔力をもってしても、一年は掛かるんですよ。もっと簡単な願い事にしてもらえませんか?」 「それじゃあ、家内を理解できるようにし...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.01 Sat 18:10
JUGEMテーマ:小話 いらっしゃいませ!(*^_^*)Dragon World(龍の世界)へようこそ。今日も、ユックリ遊んで行ってください。 件名の「火事場の馬鹿力」と言う言葉をみなさん、よくご存知でしょう。人間が緊急事態に陥ると、脳のリミッターが外れて、普段からは絶対考えられないような筋力を発揮する事です。 聞いた話ですが、ある女性は、ご主人が事故で乗用車の下敷きになった時、「あなた!」と叫びながら、片手で車を持ち上げ、片手でご主人を引き出されたそうです。愛の力が為せる技とは言え、スーパーマン並みのパワーです...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.01.21 Tue 18:04
JUGEMテーマ:小話 ある男が、魔法のランプを手に入れてランプを擦りました。 するとランプの精霊(ジン)が出てきました。 「あなたの願い事を何でも叶えましょう。何なりとどうぞ・・・・・・」 「カリフォルニアからハワイまで、道を一つ作ってもらえませんか?」 「イヤー、それは道の両側に堤防を作ったり、道路にアスファルトを敷いたりしない といけないので、私の魔力をもってしても、一年は掛かるんですよ。もっと簡単な願 い事にしてもらえませんか?」 「それじゃあ、家内を理解できるようにして下さい。」 「・・・・...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.01.11 Sat 09:25
きっかけは、何気なくふっと振り向いた、なんていうようなそんな、本当にそんな小さなことだった。 公園のブランコで立ちこぎをしていると、遠くまで見えて、遠くまで跳んで行けそうだったけれど、一度も実行したことはない。それは、着地に失敗することが怖かったから。子供だったからではなく、恐らく今も同じで僕は飛べない。 君はこうして僕がぼんやりと話していることを、宙を見つめながらぼんやりと聞いている。二人の間に静かな時間が流れたあと、それはわたしも飛べないな、と君は言った。でも、飛んでみたい、とも...
ほろほろあめ。 | 2011.10.27 Thu 10:22
家の門に立ち雨に打たれている。 さっきそこの角を左へ曲がった君も、傘をささず雨に濡れていた。 君の後ろ姿が見えなくなっても僕はただぼんやりと立ち竦んでいた。本当にやさしくないよね、と言うのは君からの最後の言葉で、僕は結局やさしさの意味もわからないまま、ただ君を傷つけていただけなんだと知った。 君が僕から去って行ったのか、僕が最初から遠い場所にいたのか、僕にはよくわからない。君はきっと僕のことを見透かしていたんだろうと思う。それなのに、僕は君の何一つさえ掴めなかったから、こんな風に時間を切り...
ほろほろあめ。 | 2011.10.25 Tue 18:00
小さな川に架かる沈下橋を渡り始めてすぐ、お鈴の音を聞いた。恐らくは幻聴の類だろうけれど、それは高音でとても澄んでいる音だった。混じり気が何もなく単発的な音は、ずっと耳に残っていた。 少し水嵩の増している川を足元に眺めながら沈下橋へ座った。両足を放り出して、もう一度その音を聞きたくて待ってみた。 最近は考えているとときどき身体が震えてくる。それを君が「それは怒りなの?」と聞いて来ことで、僕は初めて怒りに身体が震えていることを知った。独りでいる時の思考の行先は、決して良い方向ではないこと...
ほろほろあめ。 | 2011.10.22 Sat 08:37
風を感じた瞬間に、セーラー服のタイがひるがえった。――わたしはこれで、風に乗れる つま先立ちから、ぐんと膝を一瞬曲げてジャンプ。そして両手を真横に広げ身体を投げ出す。その直後少し下降をし始めてからすぐに気流に乗った。街を歩く人は小さく、車も少し小さく見える。 逃げ出したわけではない。君はそれは逃げだと涙ながらに訴えていたけれど、わたしの心には何一つ響かなかった。それは、君が悪いわけではないし、それが君とわたしとの違いと言うだけなんだ。君は寂しかったのだろうか?それともこんなわたしが悔しかった...
ほろほろあめ。 | 2011.10.18 Tue 09:34
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