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JUGEMテーマ:ファンタジー恋愛もの 毎日、育成を行っているのに太陽の卵は一向に大きくならなかった。光も弱い。報われない恋心が育成に弊害を起こしていた。愛美の精神状態が育成に大きくかかわっている。こらえ続ける愛美の心の中はそれこそアケトの闇に染まり始めていた。 そんな中、女王の総べる宇宙に破壊の女神サメットの力が注ぎ込まれてきた。じわじわと破壊の序曲が始まる。 ホースはことあるごとに愛美に説教していたが愛美の顔から精彩がどんどん失われていった。勿論育成も成果がない。 それで...
Alice in the night~夜の帳〜 | 2018.03.26 Mon 00:07
JUGEMテーマ:ファンタジー恋愛もの 晴美は緊張してソファに座っていた。昨夜早速朱里から電話があった。 「再雇用の話をしに行く」と。 再雇用の話なら事務所に行けばいいはずなのになぜか待ってるように言われた。最初の時でさえメモ用紙で事務所に来いと言われたのに。 チャイムが鳴り朱里が現れた。ブルーのTシャツにジーンズ。 晴美は目を疑った。黒ずくめのあの衣装はどこに? 「ちょっと朱里どうしたのよ」 「いや。諒がいろいろコーディネートした」 「諒がコーデ...
Alice in the sky ~統失と創作と時々朱印〜 | 2018.03.25 Sun 22:56
JUGEMテーマ:ファンタジー恋愛もの あれだけ毎日のように殺人事件が起こっていた街に静けさが戻っていた。あっという間に人々は平和慣れしてなかったかのように生活していた。それが予兆とも知れず。 朱里は迷っていた。いますぐ妖魔に近づくのか来るのを待つか。来るのを待てば守るのにも人材がかかる。兵力が減る。かといって得体のしれない本体にむやみに近づくのもためらわれた。また晴美の解雇の時期もまよっていた。香には話はつけてある。晴美とは最後の最後まで一緒にいたかった。珍しい朱里の...
Alice in the sky ~統失と創作と時々朱印〜 | 2018.03.21 Wed 13:26
JUGEMテーマ:ファンタジー恋愛もの 「セイン、もう私に対してそういう態度をとるの、やめたら?」 「……なんのことですか?」 「私をいつまでお姫様扱いするのかってことよ。……国を亡くした今、私はもうお姫様なんかじゃない。ただの女の子なのに……」 「……ばかなことを仰らないでください。たとえ国が滅びようとあなたが私のお仕えする姫君であることに変わりはありません。それに、私たちの手で陛下や殿下をお救いし、国を再興する&h...
言ノ葉スクラップ・ブッキング〜シーン&シチュ妄想してみた。〜 | 2018.03.08 Thu 22:42
JUGEMテーマ:ファンタジー恋愛もの それからひっきりなしに事務所には何らかの形で地上に降りた天使たちがやってきた。 中でも大物は蒼の大天使エンであった。天上で暮らしてるのだが妻が人間界出身でその願いで降りてきたという。しばらく朱里の家で生活をすることになった。きっと家では諒が天使の知らなさすぎる現状に頭を抱えているだろう。物を買うにはお金がいるなど人間にとっては必要最低限だが天上界のお偉い大天使はつかいっぱしりがしっかり揃えてくれる。ましてや妻がいるなら妻が財布のひもを握ってるだろう。つ...
Alice in the sky ~統失と創作と時々朱印〜 | 2018.02.14 Wed 15:46
JUGEMテーマ:ファンタジー恋愛もの 「朱里♪。おにりぎりだよ。一緒に食べよ」 一人所長室にいる朱里の元へおにぎりを二人分もって晴美は所長室へ入った。 「ああ。そこへおいておいてくれ」 放っておいてほしいとでも言わんばかりに朱里が言う。 「いつなの? 妖魔の襲来は」 「はっきりとは分からない。辞令が出たばかりだ。いきわたるまでは待っていてもらいたい」 「そんときがあたしと朱里の終わるときなのね」 「晴美?」 朱里が振り向くと目に涙を必死でこらえ...
Alice in the sky ~統失と創作と時々朱印〜 | 2018.01.31 Wed 08:51
JUGEMテーマ:ファンタジー恋愛もの 真っ赤なマタニティドレスを来た女性は驚くこともなくただこの事務所の主人の名を挙げただけだった。 「朱里はいるの?」 「なんですか。うちの所長に」 うちの、に相変わらず強調して晴美が応対する。 「いいから案内しなさい」 「いわれなくてもいるが?」 冷たい声でシルヴィアに声をかけたのは朱里本人だった。 「近々妖魔が襲うようね」 「それが」 「ってあたくしも参戦すると言えば?」 「君は人間になったんだろう? しかも妊婦にで...
Alice in the sky ~統失と創作と時々朱印〜 | 2018.01.28 Sun 22:30
「イツキ。イツキ・・・」 美希は薄靄の中に立っていた。どこからか自分を呼ぶ声が聞こえる。自分の名ではないのになぜか自分だとわかっている。懐かしい声。 「イツキ・・・イツキ・・・」 「誰? 誰なの?」 美希は薄靄の中をみまわした。 ふっと気配を感じてみるとそこにはまるで仙人のような男性とうら若い青年が立っていた。知らず知らず言葉がもれる。 「お父様・・・。天羅」 そこには五百年前に生きていたときの父親と双子の弟が立っていた。 知らないのに知ってる。懐かしさが...
やりなおしアリス | 2018.01.02 Tue 16:59
JUGEMテーマ:ファンタジー恋愛もの 「加瀬君! 加瀬君!」 美希が一生懸命声をかけているとそれを遮る声が降ってきた。 「心配ない。気を失っているだけだ」 その言葉に反射的に美希が反論する。 「怪我してるんですよ!」 「それでは聞くが。君は自分自身をイツキと認めるのか? 「それは・・・」 美希が躊躇する。 「ではそいつと何の関係もない。帰りたまえ」 冷たく一瞥すると朱里は背を向けた。あとからいたサイ・レイが涼を担ぐ。 「これだからぼんぼんさ...
やりなおしアリス | 2017.11.28 Tue 23:16
JUGEMテーマ:ファンタジー恋愛もの 天界、天上界、人間界。この三つの世界が織り成す世界がある。この物語はその世界をめぐった少年少女たちの戦いの記録である。 「所長〜。いとこがケーキ持ってきてくれました。おやつにしましょー」 青木晴美が言う。馬鹿みたい、と諒は思う。三歳児の子供じゃあるまいし。 「じゃぁ。私はここで」 「あ。帰っちゃうの? 一緒にどうかと思ったんだけど」 「ううん。お仕事邪魔しちゃ悪いから晴美姉ぇたちで食べて」 「サンキュー。美希...
やりなおしアリス | 2017.11.27 Mon 13:09
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