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JUGEMテーマ:ものがたり「何やらお困りのようですねえ」しきりに揉み手をしながらぶんぶんと浮かんでいる彼はどうやら、ケルくんのことを心配しているようです。そのふくよかな体型と穏やかな物腰に安心したケルくんは、これまでのいきさつを、彼に話してみることにしました。 ◆◆◆《まな兵衛》と名乗った恰幅の良いハチは、ふむふむと相槌を打ちながら話を聞いていましたが、突然キラリと目を光らせました。「あ〜、もしやとは思いますが、茨城県への入県手続きを・・・ まだ済ませていらっしゃらない?それでは、県滞在資格の申...
ゆるくまにあ! | 2013.09.05 Thu 15:09
JUGEMテーマ:ものがたり「谷とはずいぶん景色が違うクマ・・・」千波湖の白鳥ボートを降りてから、橋を渡り、たくさんのビルの間を抜け、とことこと歩いていたケルくんでしたが、突然地面がふわーっと遠ざかり、目を白黒させました。「ク、クマ〜〜〜〜〜!?」『なんじゃ・・・ これは大福饅頭ではないのかのう』必死に振り返ってみると、見知らぬ老人が興味津々でケルくんを掴み上げているのでした。「ぼ・・・ 僕のことを大福と間違えたクマ!?一体あなたは誰クマ!!」「喋るとは、珍妙な大福じゃ・・・ よかろう、聞いて驚く...
ゆるくまにあ! | 2013.09.05 Thu 15:09
JUGEMテーマ:ものがたり「ママ〜 上に丸いワンちゃんがいる〜」「シッ!! 目を合わせて刺激しちゃダメよ! 早く漕いで岸にもどりましょうね・・・!!」ここは茨城県水戸市にある千波湖。休日の昼下がり、たくさんの人たちが自然を満喫していました。「白鳥がたくさんいるクマ!ここが伝説の地、イバラキケンのミトなんだクマ〜」ハタラクマの若者、ケルくんは、白鳥のボートに揺られながら、数時間前の出来事を思い出していました。 ◆◆◆長老は、ケルと呼ばれ前に出てきた若者を見て頷くと、厳かに語り始めた。「この平和...
ゆるくまにあ! | 2013.09.05 Thu 15:06
JUGEMテーマ:ものがたりむかーしむかし・・・ というほどでもなくて、むしろ最近のお話。あるところに 「ハタラク谷」という、不思議な生き物たちの住む、不思議な谷があったそうな。そこに住むクマたちは、「ハタラクマ」と呼ばれる種族で、優しくて力持ちで、とっても働き者。みんなどこか体の一部に不思議な紋章を宿しており、立派な大人のハタラクマたちの紋章は、ピカピカと銀色に輝いていました。谷の掟による、厳しい試練を乗り越えた者だけが持てるその輝きは、彼らにとって、とても名誉で誇らしいことだったので、まだ若い...
ゆるくまにあ! | 2013.09.05 Thu 15:04
常にその名、栄光に輝く…。 右将軍、左将軍お気に入りの若者として 栄光溢れる戦績上げた アイリスへ送られた言葉です。 でも…身近で彼の性格知ってる連中は決して 真っ当に褒めませんね………。 馬車の中、シェイルはローフィスを気遣っていた。 が向かいで眠る、アシュアークが目を、開けるのを見た。 涙が頬を、伝った。 アシュアークはまだ、ぼんやりと霞む視界に、シェイルが泣いているのを見、呟いた。 「…誰か…死んだのか…?」 が、体に力戻らず、ぐったりと背もたれに身を投げる。 横の...
アースルーリンドの騎士 | 2013.07.08 Mon 12:48
不定期更新になりそう…。 ともかくたま〜に更新してると思うので お暇なら覗いてみて下さい。 ダンザインはふいに気配が一気に消え去るのに、気づく。 天空に瞬時に姿を現すが、空張る根は襲い来ない! 突然ワーキュラスの荘厳な声音の中で、アイリスが告げる。 “メーダフォーテと取引をした! それが今、叶えられた!” ダンザインは頷いて、ウェラハスに思念送り、虚空のアイリスを見つめる。 ウェラハスは直ぐ気づき、馬車の中の怪我人達を見つめ、ありったけの光で癒やす。 アルファロイ...
アースルーリンドの騎士 | 2013.07.05 Fri 08:55
〜星ひろい〜 三匹の子猫と黒猫の貴婦人 ‐1‐黒猫の貴婦人はとても美しい猫です。エレガントな帽子にはいつも違ったコサージュをつけていました。長い首には宝石がきらきら光っています。今日の宝石はトルコブルー。黒い身体によく映えます。黒猫の貴婦人は長いまつげをパチパチさせながら三匹の子猫たちに言いました。「今日は特別な日。星をとってきておくれ。星はとっても甘くておいしいの。」つづく西美紀作(猫のお話)(c)Miki Nishi 西美紀お知らせ阪神梅田本店 まるごと猫フェスティバル20134/24-4/30に参加いたし...
西美紀のブログ | 2013.04.14 Sun 03:15
ファントレイユらも、動き出します。 テテュスが見守っていると、ファントレイユは俯く、顔をきっ!と上げた。 シェイルが、ローフィスを支えながら馬車へと向かう。 レイファスが、ほっ。としたように、ファントレイユを見る。 ファントレイユが真っ直ぐ、レイファスを見返す。 そして、見つめている自分に気づき、艶然と微笑む。 「馬車の皆と、レイファスを頼む」 レイファスを見るが、不満気に喉を鳴らし、が、自分を見て、頷く。 ゼイブンが、ファントレイユの後ろに、騎乗し続く。 レイファス...
アースルーリンドの騎士 | 2012.05.17 Thu 23:12
// たまには良いでしょう? tamaniha iidesyou ? // 食卓を囲んで、家族団欒… 「ジョー、今日は…」 「駄目です。」 今日の予定を告げようとしていた ハインツの言葉は、ジョーに遮られた。 ジョーの拒否に、ハインツは戸惑った。 「どうしたんだい?」 「独り占めは、ズルイですよ。今日は、私に付き合ってもらうわ。」 最近、ジョーと出掛けていない、とハインツは思った。 「何処に行きたいの?」 「貴方は、約束があるのでしょう?―― アルは、私の息子でもあるんだから。――お一人で行ってらして。」 ジョーのつ...
きまぐれふぅ〜(〃´o`)=3 | 2012.04.28 Sat 10:45
// 気分はいかが? kibun ha ikaga ? // 「お帰りなさいませ。旦那様。アルベルト様。」 シュクール別邸に戻ると、執事のホフマンが待ち構えていた。 「ああ、ただいま。」 ハインツは、帽子を取り、ホフマンに手渡した。 「久し振りだね、元気でいたかい?」 「おかげさまで。奥様がお待ちです。」 「あなた、お帰りなさい。」 「ジョー、ただいま。」 「エーメが、来てるみたいよ。」 「そう。」 「なら、ディナーにお誘いしなくてはいけないね。」 「用事があるから、また連絡するって。」 「そう。フラン...
きまぐれふぅ〜(〃´o`)=3 | 2012.04.28 Sat 10:28
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