[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""] ものがたりのブログ記事をまとめ読み! 全980件の1ページ目 | JUGEMブログ

>
ものがたり
  • JUGEMテーマ

ブログテーマ

ユーザーテーマ

ものがたり

このテーマに投稿された記事:980件 | このテーマのURL:https://jugem.jp/theme/c231/6497/
ものがたり
このテーマについて
「小説」はなんとなく堅苦しい。
もっと気軽に、じゆうな感性で楽しんでほしい。
このテーマの作成者
作者のブログへ:「okitarinka」さんのブログ
その他のテーマ:「okitarinka」さんが作成したテーマ一覧(1件)
このテーマで記事を投稿する
このテーマに投稿された記事
rss

1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11 >

花は枯れ、花は咲く

JUGEMテーマ:ものがたり    それは鉱石だと思った。そのような質感に見えたのだ。けれどそれは歩いていたから、もし鉱石ならば歩く鉱石ということになる。そういう可能性がこの世界にあり得るのかどうか、私には判断出来ない。あるような気もするし、それは完全に無理なようにも思える。それでも目の前を歩く鉱石のような存在は確かに実在していて、そのことは疑いようのない事実だった。  それは獣でもあるだろうと思った。そのような動きに見えたのだ。ゆっくりと、のっそりと歩みを進めていたけれど、ある方向...

pale asymmetry | 2022.08.07 Sun 21:50

トウメイナ

JUGEMテーマ:ものがたり    少年は槍を肩に担いでいた。彼の背丈よりずっと長い槍だった。その刃先は地面を向いている。肩から空へと伸びるもう一端には、ランプが吊されていた。今はそれには火は灯っていない。太陽が真上にあったからだろうか。それとも、それはただの装飾だったのかもしれない。彼を飾る、彼の旅を飾るための物だったのかも。  少年は旅の途中なのだと私には思えた。道に迷っているようには見えなかったけれど、目的地に向かって一心に進んでいるようにも見えなかった。目的地などないのかもし...

pale asymmetry | 2022.08.05 Fri 20:39

egg focus

JUGEMテーマ:ものがたり    薄暗い空間の真ん中に、丸いテーブル。それを取り囲む四脚の椅子。テーブルも椅子もプラスチックの簡素な物だ。壁と床と天井は汚れたコンクリートで、室内を照らす照明は沢山あったけれどほとんどが壊れていた。僅かに残ったオレンジの光が、テーブルと椅子と四人の少女を照らしている。全く同じ白いワンピースを纏った少女たちを。  ここは地下にあるライブハウスだった。私のライブハウスだ。今日までだけど。日付が変われば私のものではなくなる。だからあと十二時間だけ私の所有す...

pale asymmetry | 2022.08.04 Thu 21:52

point change

JUGEMテーマ:ものがたり    私はベンチシートに腰掛けている。それはショッピングモールの片隅に設置されている。その一つだけがフワフワとしたマテリアルのベンチシートで、私はとても気に入っている。だからショッピングモールがオープンするのとほぼ同時に、私はここに腰掛けている。客足はまだまばらだ、照明の強さの方が目立っている。膝を抱えて、私は見張る。ベンチシートの正面にある自動販売機を。目測約二メートル先にあるその自動販売機は、私の背丈よりも小さい。ボタンは三つしかなく、ディスプレイスペ...

pale asymmetry | 2022.08.03 Wed 21:52

Lock in a box

JUGEMテーマ:ものがたり    千と二十三日目の暗い夜に、盲いた少女が集落の展望台から叫んだ。「落ちてきた。種が落ちてきたわ。私には見えた」と。それはたぶん真夜中のことだったけれど、集落の誰もがまだ眠りには落ちていなくて、だから少女の声は皆に届いた。声を受け取った集落の皆は、確かに中天から真っ直ぐに落ちてくる種のイメージを見た。眩い紫色に輝くそれは結晶だろうと思えた。それは夜の叡智が結晶化したものだ。そして種である以上それは植物で、だから受け継がれたものに違いなかった。 「箱を開...

pale asymmetry | 2022.07.29 Fri 21:00

黒いキツネと踊る扇

JUGEMテーマ:ものがたり    笑ってはいない森は、笑っていないからこそ慈愛に満ちていた。  大樹の狭間の獣道を軽快に駆け、黒いキツネは湖に到達した。時刻は深夜、月光がほぼ真上から降り注いでいた。それは湖面の願いを受けて召喚されたように降り注いでいた。前脚を伸ばして上体を傾け、黒いキツネはその月光を感じた。それは素直にキツネに入力され、キツネもまた素直にそれを受け入れた。結ばれているわけではない、けれど千切れているわけでもない。黒いキツネはそんな関係で月光と繋がりたかったのだった...

pale asymmetry | 2022.07.27 Wed 21:14

ゆっさゆっさとさすらう紋様の森

JUGEMテーマ:ものがたり    強く吹く風は、幾つかの事象を運んでいる。特別な事象ではないけれど、凡庸な事象というわけでもない。数え上げカテゴライズすることは可能だったけれど、僕はあえてそれをしなかった。そういうことをしても楽しくないだろうと思えたからだ。僕は大きなパラボナアンテナを担いで泥濘んだ地面を歩いていたので、精査をすることで満足感を得られるような状況ではなかったのだった。立ち止まることは出来なかった。森が歩き続けていたからだ。  巨大な女性だった。衣類は身につけていなか...

pale asymmetry | 2022.07.25 Mon 21:28

Alien\'s garden

JUGEMテーマ:ものがたり    太陽は真上にあった。見上げることはしなかったけれど、満面の笑みで僕らを見下ろしていることは確かだった。風は西から吹き抜けていく。留まることのない風だけが、僕らの見方だった。でもその風さえも熱風だった。 「三、二、一、ゴー」  左手首を睨んで相棒が叫ぶ。同時に水の飛沫が僕らを濡らした。僕と相棒と、相棒の彼女と僕の彼女。はしゃいだ声を上げて笑い合った。ここは空中庭園。三十分に一度、庭のあちらこちらから散水される。それを目当てに僕らは忍び込んでいた。そ...

pale asymmetry | 2022.07.23 Sat 21:33

Dancing artificial planet

JUGEMテーマ:ものがたり    ラグランジュ点の一つを陣取るその惑星は、踊っていた。踊り続けていた。それは人工惑星で、完成したその瞬間から踊り始め、永遠に踊り続けることを宿命づけられていた。そういう意味で、その人工惑星は永久機関だと言っても良いだろう。つまり踊ることによってエネルギーが生み出され、そのエネルギーによって踊り続けていたのだ。それは局所的な逆転現象で、もちろん人間によって構築されたものではない。  それを構築したのは銀河の中心からやって来た知性体で、仮にここではWと呼...

pale asymmetry | 2022.07.21 Thu 20:40

Selfish departure

JUGEMテーマ:ものがたり    その集落は円形で、それは完璧な真円で、常にそれが保たれていた。集落の中心には社があって、そこには麒麟が封じられている。そのために、つまり麒麟をそこに留めておくために、集落は真円でなければならなかったのだった。しかし普段はそこに、その社の内に麒麟を見ることは出来なかった。社は厳重に閉じられていて、その鍵は集落の代々の長が管理していた。ただ八十八年に一度だけ、社の扉が開かれ、麒麟が姿を現す。姿を現した麒麟は、集落のなかのただ一人に頭を垂れ、その人物は麒麟...

pale asymmetry | 2022.07.18 Mon 21:31

このテーマに記事を投稿する"

1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11 >

全980件中 1 - 10 件表示 (1/98 ページ)

[PR] レンタルサーバー heteml [ヘテムル]
あなたのクリエイティブを刺激する、
200.71GBの大容量と便利な高機能!