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「お前さ、俺が死んだらどうする?」「………う、埋める」「そういうこと訊いてんじゃねんだよ。つーかお前が埋めるのか」「えっと、お墓参りに行くよ」「だから、そういうこと訊いてんじゃ……」「命日とお盆とあんたの誕生日に。あと家に菊があったら行ってやろう」「お前俺の誕生日知ってんのか」「知らない。そんで毎回墓の前で号泣してやんよ」「迷惑だ」「で、あんたのせいで負った心の傷を数年かけて癒して、素敵な人と出逢って、恋をして」「お前が恋とか……。てか話脱線してるぞ」「幸せな結婚をして子供産んで。それで産まれた子供...
脱走アウトロー。 | 2010.04.30 Fri 22:06
「お前さ、俺が死んだらどうする?」「………う、埋める」「そういうこと訊いてんじゃねんだよ。つーかお前が埋めるのか」「えっと、お墓参りに行くよ」「だから、そういうこと訊いてんじゃ……」「命日とお盆とあんたの誕生日に。あと家に菊があったら行ってやろう」「お前俺の誕生日知ってんのか」「知らない。そんで毎回墓の前で号泣してやんよ」「迷惑だ」「で、あんたのせいで負った心の傷を数年かけて癒して、素敵な人と出逢って、恋をして」「お前が恋とか……。てか話脱線してるぞ」「幸せな結婚をして子供産んで。それで産まれた子供...
脱走アウトロー。 | 2010.04.30 Fri 22:05
雨。ざーざーざー。傘をさして、お店の屋根の下、雨がやむのを待っていた。傘をさして。屋根の下、傘をさしていた。屋根の店は、何年も前から営業をしていない様子だった。シャッターは閉められていて、貼られたポスターは、文字も読めないくらいボロボロだった。ここは人通りも少ない場所で、冷たく重苦しい町の呼吸が聞こえた。雨。一人の男が、雨宿りをしに屋根の中に入ってきた。黒いスーツに黒いコート、黒い山高帽。全身黒だった。私よりうーんと背が高かった。背は高かったが、華奢な体つきのような、病人的な、しかし、着こな...
ENT | 2010.04.25 Sun 21:48
JUGEMテーマ:ショート・ショート はい?あ、どうもこんにちは。ええ、好い天気ですね。お散歩ですか?そうですか、結構なご趣味で。あ、わたくしですか?わたくしの趣味はですね、食べ歩きなんですよ。特に行列なんか見掛けますとね、もう居ても立ってもいられずに直ぐさま並んでしまうんです。あはは、そうでしょうね。よく物好きだと笑われるんですが、どうにも気になってしょうがないんですよ。確かに、並び続けてくたくたになってるのに、その労力に見合う味に出会えない事もありますよ。おまけに金は払わなきゃならないんです...
桃源情歌 | 2010.04.20 Tue 19:43
JUGEMテーマ:ショート・ショート いつも黒と茶色、白しか着ない僕にとって、赤いシャツを着るということは、普通に生きているよりも、ほんの少し勇気が必要だ。模様やポイントで赤が入った服も殆ど着たことがない僕が、僅かな陰りもない原色の赤い服を着るような日が、生きているうちに一度でも訪れるとは思ってもみなかった。あの人はいつも赤を纏っている。いや、良く見ていればいつもではないけれど、何となくそういう感じがする。何の迷いもなく赤を纏うあの人を見ていたら、僕にだって簡単に赤いシャツくらい着られるよ...
Infinity With You | 2010.04.11 Sun 18:53
旧サイト4567Hit、雪華さまのリクエスト、 『初めて知った言葉』で何か… で書いたのですが…………ですが……… ………書き始めはもっとほんわかしていたはずだったのに。 思ってたのと違うと思われたら書き直ししますのでご連絡ください。 ----------------------------JUGEMテーマ:ショート・ショート
星月夜〜gestirnte nacht〜 | 2010.04.10 Sat 23:36
JUGEMテーマ:ショート・ショート JUGEMテーマ:詩 ――ハルはどこですか?――ハルはこの下で眠っています――この土の下にですか?――はい――起こしましょう――まだいけません――まだ眠らせておきますか?――はい――土の上に張り付いているのは何でしょうね?――ハルの布団です――凍っています――フユで作りました――フユは冷たすぎます――それがいいです――ハルが霜焼けになります――いいえ――ほんとうですか?――ハルの布団はフユでなくてはいけません――信じられません――フユの冷たさがハルを育てます――そういうものですか?――そういうものです――...
桃源情歌 | 2010.04.09 Fri 19:16
JUGEMテーマ:ショート・ショート 患者|先生、足を挫きました!医者|それはいけませんね、どこでどうしました?患者|夢に向かおうと、理想から現実へ踏み出したんですが。医者|ふむふむ。患者|てっきり一歩目は上りの階段か、そうでなくとも平行な床だと思ってたんです。医者|はい。患者|それがいきなり下りの階段で、おまけに段差もかなりついてまして。医者|ああ、なるほど。上るつもりで足に力を入れて、思い切り踏み込んだら下りだった、と。現実より理想が高過ぎたんですな。患者|肩透かしを食らった足がドスンと凄い...
桃源情歌 | 2010.04.09 Fri 19:10
はぁ、ああん、だめ、あかん、いやぁ、ああっ。なんか、感じてるとき、こんなこと、ゆってるんやと思う。なんか、意味ありげで、わからない、そんなことば。でも、ああん、いい気持ちになってるときって、無意識。はぁ、あああん、いやぁ、あかん、ああ、ああ、ああっ。感じてるとき、わたし、そんなことばを、言っちゃう。オナしてるときも、はぁ、はぁ、はぁああ、ですぅ。ううん、とっても、わたし、ああ、もうだめ、いっちゃう。ヌルヌルしてて、ぺちゃぺちゃ、おとがしちゃう。あああん、だめ、だめ、もう、いっちゃう、いっちゃ...
あっこの愛の部屋 | 2010.04.07 Wed 13:25
JUGEMテーマ:ショート・ショート 私は彼女たちのために泣いたり悲しんだりする資格があるのかと考えた。誰かが亡くなって悲しむというのは、近しい家族と、亡くなった人のために誠心誠意尽くした者にだけ与えられる特権だと思っている。私は亡くなった彼女のために悲しむ資格が与えられるようなことは何一つできなかった、というかしていない。遠い昔に交わした彼女との約束はあったが、それすら間に合わなかった。多くの人が彼女のために泣き、悲しんだりしている。多少なりとも見知った人が亡くなるのはショックではあるが、悲し...
Infinity With You | 2010.04.05 Mon 13:46
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