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掌編。超短編。など、名前は様々。
一瞬を切り取って、読んでくれる人に届けたい。
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angel skull

JUGEMテーマ:ショート・ショート    小袋を持って、僕は歩いていた。海沿いの道、午後の遅く。隣には甥っ子がいる。彼はリュックを背負っている。中には水筒が納まっていて、水筒には紅茶が満たされている。僕の小袋にはビスケット。僕らは近所の小さなビーチに向かって歩いている。傾く太陽を眺めながらティータイムを過ごそうとしていた。甥っ子の提案だ。今日みたいに少し雲の多い午後には、そういうことが必要なんだと彼は力説した。 「そういうのはね、世界の駒なんだよ」  甥っ子は何故か胸を張ってそう...

pale asymmetry | 2024.02.28 Wed 18:57

土曜日の素描

JUGEMテーマ:ショート・ショート   「その塔は、砂漠の真ん中にあるんだ」  あなたは窓を開け、ひんやりとした風を受け入れる。 「とても広大な砂漠だ。だから塔から脱出することは困難を要する」 「じゃあ皆どうやって塔にやって来たの?」  私が問うとあなたは頷き、窓を閉めた。私に頷いたのか、風に頷いたのかよく解らなかった。そのまま、あなたは私の隣に腰を下ろす。私たちはリビングのソファーにもたれて、並んで床にお尻を付ける。ひんやりと固い床は、心地良かった。エアコンの暖房が強すぎる...

pale asymmetry | 2024.02.24 Sat 18:48

Owl\'s smile

JUGEMテーマ:ショート・ショート    ソファーに寝そべり、彼女がスマホを覗き込んでいる。いつからそうしているのか、リビングはもう薄暗くなっているのに照明が灯っていない。 「ただいま」  鞄を下ろして、僕は部屋の明かりをつける。一瞬無数の煌めきが弾け、天国が翻って消える。 「おかえり」  彼女は寝そべったまま、スマホをじっと見つめている。よく見ると右耳に何かが突き刺さっていた。そろりと近づきスマホを覗くと、彼女の外耳が映し出されていた。カメラ機能のついた耳かき棒のようだ。 ...

pale asymmetry | 2024.02.17 Sat 18:52

浮遊する、キスをする

JUGEMテーマ:ショート・ショート    冷えたノイズはあったけれど、そこに言語はない。いや、冷えたノイズよりも歌の方が強かったはず。とても情熱的な歌。けれどその歌も言語によって構築されてはいない。あるいは、それは私が見知らぬ言語なのだろうか。いいえ、きっと違うはず。それは言語よりももっと高度なインフォメーション。歌というフレームに無理矢理落とし込んでいるのは、私のエゴなのかも知れない。だから揺らいでしまうのだろうか。それともそれは生命の宿命なのだろうか。私は確かに揺らいでいる。歌が...

pale asymmetry | 2024.02.12 Mon 19:19

metal owl

JUGEMテーマ:ショート・ショート    ゴーストの様な雪が、世界の音を霞ませている朝に甥っ子がやって来た。 「この子も雪にやられてしまったみたい」  分厚い手袋で覆われた両手には、金属製のフクロウが抱えられている。そこにも薄らと雪が積もっている。 「大丈夫? 寒くない?」  甥っ子の頭の上にも、コートを纏った両肩にも雪が積もっていた。 「うん、大丈夫。雪は楽しいものだから」  甥っ子は笑い、身体を揺さぶって雪を払う。上手くいかなかった分は僕が手で払い落とした。そしてスト...

pale asymmetry | 2024.02.06 Tue 18:25

ash gray talk

JUGEMテーマ:ショート・ショート    午後の空は全面アッシュグレーだった。午前中の青空はどこにも見当たらなかった。その空は何だか世界を狭くしているような感じがした。私たちの気持ちを窮屈にしているような気もした。 「くだらないな」  彼が呟いた。長い坂道を上りながら。風は南から吹いていて、坂道は急傾斜で、私たちは急ぎ足で、曖昧な時間はだらだらと停滞している。 「もうどうしようもない」  彼がまた呟く。微かに笑っていたけれど、たぶん怒っているのだろうと思った。そういう気配を感...

pale asymmetry | 2024.01.30 Tue 20:52

blue rabbit play

JUGEMテーマ:ショート・ショート   「青いウサギが嘲笑うんだって」  そう囁きながら、君は私の背中を舐める。左の肩甲骨に沿うように。私の心臓を狙うように。 「どうして?」  私が問うと、君はその口元を私の右耳に寄せる。君の胸の膨らみが私の背中を刺激する。やわらかく、ひんやりとしていた。君は冷めているのだろうか。それとも私が冷ましているのだろうか。 「トリではないからよ。だから、誰も幸福にはならない」  君が私の耳朶を噛んだ。そのまま笑う。痛みは私を擽り、私を波打たせる。...

pale asymmetry | 2024.01.25 Thu 20:44

長距離バスの魔女

JUGEMテーマ:ショート・ショート    ときどき私は、休日に長く眠る。普段は休日でも早起きなのだけれど、たまに身体が過剰なほどに長い眠りを欲しがるときがある。逆らえないから、私は求められるままに長く眠る。そういうとき目覚める直前に必ず見る夢がある。長い眠りの最後にその夢を見て目を覚ますと、十分に寝たのだなと解るような夢。よく眠ってくれましたと、身体が私に告げているような気分になる夢だ。それは過去に体験したことのある事実に、架空の出来事が入り混じった夢。ずっと以前の記憶だから、どの部...

pale asymmetry | 2024.01.22 Mon 18:20

anatomy of monsters

JUGEMテーマ:ショート・ショート    夜明け前に君は出て行った。小さなハードケースだけを持って。君は最後まで笑わなかった。表情は凍り付いたままだった。怒りを飲み込んでいるのかどうかは、僕には解らなかった。君がどんな風に世界を捉えているのか、もう僕には解らなくなっていたから。それでも僕は君の背中に語りかけるべきだったはずだ。僕が描く世界の風景を。出来るだけ包み隠さず、出来るだけ詳細に。でも僕はそれが出来なかった。だから為す術なく君を見送ることしか出来なかった。これからずっと途方...

pale asymmetry | 2024.01.17 Wed 18:04

fish memories

JUGEMテーマ:ショート・ショート   「私たちが魚だった頃のこと」  彼女が囁く。窓から広がる陽光が部屋を暖めてはいたけれど、それ以上の冷気が部屋に満ちていたから、僕らはモフモフな毛布の中で背中同士をくっつけていた。 「あなたは憶えている?」  この季節の休みがあった日の午後は、僕たちは大抵ベッドでこうして背中をくっつけて過ごしている。僕は文庫本を読みながらうつらうつらし、彼女はタブレットでゲームをしていた。互いの熱を背中で感じ合い、それで安穏とする時間を楽しんでいた。 「...

pale asymmetry | 2024.01.09 Tue 21:27

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