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銀座での用事のついでに、気になるギャラリーをのぞく。ひとつは、大人の女性ための上質セレクトショップ、エポカ ザ ショップ 銀座の地下にある「日々(にちにち)」。洗練された香りのただよううつわのギャラリーである。ギャラリーの入り口。洋服の店内中ほどに、ギャラリーへ降りる階段がある。こちらでは旬の物づくり作家の企画展をはじめ、古美術界のニューリーダーがセレクトする展観などをおこなっている。どの企画展にうかがっても、日本の一等地・銀座の物々しさに負けない今の「空気感」を感じる。上階のリアルクロー...
一より習ひ | 2009.03.20 Fri 00:47
暴風と雨に見舞われた昨日。こんな日のお茶のお稽古には大島紬に手が伸びる。さて「雨に強い大島」といわれているけれど、それは本当だろうか。大島紬の製造卸問屋の老舗・室町の加納の方にその根拠を聞いたことがある。ところが「わたしたち専門家は、そういうことをいわない」という。「どんな織り地でも、撥水加工をかけなくては水をはじくわけじゃないため、大島紬といえどもそれは例外ではありません。ですから、大島紬が雨をはじくと誤解されると困りますね」「そうですよね。私も大島紬を着たときに、水滴がポタっと落ちたら、...
一より習ひ | 2009.03.16 Mon 13:31
淡交会の支部研究会で中野サンプラザへ。今日の指導は、石川宗仁業躰だった(こちらの記事なども参照)。こうした研究会の壇上へ上がってお点前をする人たちは、きっと猛特訓を受けているはずなので、滅多に間違わない。そのため、業躰先生も点前の詳細についていちいち口を挟まない。では、どんなところを注意されるかというと、新人が割稽古で習うような基本の所作や道具の扱い方、茶道具を置く位置、座る場所についてを何度も繰り返して指摘する。今日はとくに点前座での座る位置について、登場した人すべてが注意を受けた。場面は...
一より習ひ | 2009.03.13 Fri 10:19
前々から気になってはいたけれど、そぞろに気後れして中に入れなかったギャラリー竹柳堂(ちくりゅうどう)。昨日、ウインドウに落ち着いた文庫が飾ってあって、私は雨が降りしきるなか、傘をさしたまましばらく見とれていた。そうしたら、「寒いでしょう。なかにお入りください」と、声をかけていただいた。なんという好機。私はずっと、こちらの美術品や茶道具を拝見したいと思っていたのである。竹柳堂は、日本や中国、韓国、東南アジアの漆工芸品を扱うギャラリー。日本の近現代漆芸作家の企画展も積極的におこなっている。深い情...
一より習ひ | 2009.03.05 Thu 12:59
師宅の門扉を開けたら、たくさんの白梅の花びらが地面に散っていて、しばらく見とれてしまう。梅の盛りが過ぎようとしている。今日は、行之行台子(ぎょうのぎょうだいす)のお稽古日だったので、紋付きで参じる。この淡桜色の色無地は、お稽古用の一つ紋付き。こうした奥伝(おくでん)のお稽古に着る色無地に合わせる帯は、お茶会(ハレ)用の袋帯を用いてはメリハリがつかない。お茶会用よりは少し控えめで、なおかつ格調もそこそこある織り帯が釣り合うだろう(おしゃれ着用のしゃれ袋や染め帯は、奥伝には軽い)。本来ならそのよ...
一より習ひ | 2009.02.28 Sat 22:43
雪がちらついた一日。皆さんも体の芯から冷えたのではないだろうか。今日は、午後の数時間、灰形の二文字押切の練習をおこなう。繰り返すこと数度。息子の夜のお弁当をつくって、また風炉の前に陣取る。昨日、灰形教室の方と帰り道に一緒になった駅のホームでのこと。「ご自宅はどちら方面なのですか?」と尋ねたら、「少し遠いんです。ですから灰形教室のたびに上京して、講座のあった日はホテルに宿泊しています」「まあ、それはたいへんですね」「(笑)。ええ、じつは新潟の佐渡が島から船と新幹線を乗り継いで通っています...
一より習ひ | 2009.02.27 Fri 19:27
今週は晴れ晴れとした天気に恵まれず、いまひとつ憂鬱な空模様のなか、淡交社の灰形教室へ。今日より二文字押切である。内容は昨年のブログ記事を参照。先年と同じカリキュラムなので、講師の小澤宗誠先生が何を説明されているか、受講2年目のアドバンテージがあるため理解が早い。といっても、灰形がうまくなっているわけでないので恥ずかしい。さて、おとなの習い事が面白いのは、どんなことでも上達が遅く、プライドをくじくところにあるのではないかと思っている。会社に長く勤めると、それなりのポジションになったり部下を持った...
一より習ひ | 2009.02.27 Fri 01:31
1週間のご無沙汰です。長らく失礼いたしました。さて、土曜日はいつものごとくお茶のお稽古へ。今週も大炉の点前を見ていただいた。来週のお稽古は、すでに月末でもあるので、今年の大炉は今週でおしまいにするといわれる。今年もまた消化不良のような如月であった。数度おこなったぐらいでは、とても大炉の点前は身につかない。何年経っても、こうした特殊点前は、いつも取り掛かりが初歩からはじめているような気がする。来月の釣釜も不安だ。そののち、若い方の運びの点前を一緒に勉強させてもらう。初心者のTさんが建水を運び出し...
一より習ひ | 2009.02.23 Mon 01:18
金曜日の稽古は「紅爐一點雪」の色紙。「こうろいってんのゆき」というそうだ。炉の赤くおこった炭の上にひとひら雪が落ちる。すいと消えてなにごともない。道への迷いなどすぐ消えてしまう雪のようなもの、ということだろうか。いつでも消える覚悟で臨むということにも通じるかもしれない。目の前のことに、いつも一生懸命でいられたらいいなと思う。茶碗は筒茶碗。時間がないなかお稽古させていただいて大津袋の濃茶に筒茶碗の続き薄。あいかわらず全然手順を憶えていないけれどすぅっとココロが落ち着くのがわかる。この時間がなに...
simple pleasure 2 | 2009.02.14 Sat 23:26
昨日は鎌倉から急いで東京へ帰り、淡交社の灰形教室、新規開講の夜間クラス第1回目に駆け込む。今日から2年目の受講となった(夜間クラスについてはこちらの記事も参照)。教室に入ると、昼間のクラスとはちがって平均年齢が5歳以上は確実に若そう。そして、想像を越えたたくさんの方たちである。同年代とおぼしき人たちが何人もいる。はじめに淡交社の文化事業部の方が挨拶をされた。「これまで寄せられてきた多くのお客さまたちのご要望に応えて、今年から灰形教室の夜間クラスを開講することにしました。ここにいらっしゃる皆さんの...
一より習ひ | 2009.02.14 Sat 01:16
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