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坂本瀧山・俊人 父子茶陶展、八木澤祐三竹芸展

新宿の京王百貨店6階ギャラリーの「坂本瀧山(ろうざん)・俊人(としひと)父子茶陶展」と「八木澤祐三(やぎざわゆうぞう)竹芸展」をはしご。瀧山さんは、日本六古窯のひとつ、古伊賀の再興を目指して西山窯をつくり、茶陶に取り組んでいる方。恒例、京王新宿での長男俊人さんとの2人展である。窯変の水指や茶碗、香合、他食器類を合わせて80余点を出展する。伊賀といえば、豪放磊落な印象が強く、胴体が曲がっていたりヘラ目の跡が大胆だったりする上に、ガラス質のグロスな釉薬がぬらぬらとしていて、私はいかにも「マッチョ」な...

一より習ひ | 2009.05.13 Wed 11:22

久我山小寄せ茶会

わが師宅でおこなわれた久我山小寄せ茶会へ。今日は、招待される側での参加である。別のお稽古場の茶友のSさんをお誘いした。Sさんとはきもの好き同士でもあるので、久しぶりにお目にかかるのを楽しみにしていた。ところが、ずっと晴れた天気が、ゴールデンウィーク最後になってあやしげな雲行きである。けれど、天気がよければきものの袷は暑くてつらく、雨雲に覆われると気温も下がるのできものが着やすくなる。ほんとうにこの時期の茶会のきものは悩ましい。ふつうのお出かけであれば、6月にさきがけて5月から単衣を解禁したりする...

一より習ひ | 2009.05.11 Mon 00:29

久我山小寄せ茶会

わが師宅でおこなわれた久我山小寄せ茶会へ。ずっと晴れた天気が、ゴールデンウィーク最後になってあやしげな雲行きである。けれど、天気がよければきものの袷は暑くてつらく、雨雲に覆われると気温も下がるのできものが着やすくなる。ほんとうにこの時期の茶会のきものは悩ましい。ふつうのお出かけであれば、6月にさきがけて5月から単衣を解禁したりするけれど、茶会ばかりは、衣更えのルールを守らなくてはいけないような気がして、単衣では気が引ける。お茶のどなたかえらい人が「5月から単衣でもOK」と号令をかけてはくれないだろ...

一より習ひ | 2009.05.11 Mon 00:26

久我山小寄せ茶会

わが師宅でおこなわれた久我山小寄せ茶会へ。ずっと晴れた天気が、ゴールデンウィーク最後になってあやしげな雲行きである。けれど、天気がよければきものの袷は暑くてつらく、雨雲に覆われると気温も下がるのできものが着やすくなる。ほんとうにこの時期の茶会のきものは悩ましい。ふつうのお出かけであれば、6月にさきがけて5月から単衣を解禁したりするけれど、茶会ばかりは、衣更えのルールを守らなくてはいけないような気がして、単衣では気が引ける。お茶のどなたかえらい人が「5月から単衣でもOK」と号令をかけてはくれないだろ...

一より習ひ | 2009.05.11 Mon 00:24

「寝る子は育つ」茶会・海田曲巷席 その3

今回のお席は5月5日の子どもの日が近いので、懐かしい子ども時代を呼び覚ますような楽しい道具組にしたかったそうだ。それをもっとも象徴するのが床の間の軸物である。近代数寄者のひとりで『電力の鬼』との異称をとった松永耳庵(じあん)の「寝る子は育津(つ)」。私は最近、白崎秀雄の『耳庵 松永安左エ門』(上下巻)新潮社刊を読んだばかりで、耳庵さんの豪快な人となりをつぶさに知ったところだった。80歳過ぎても心身とも元気で、ほのぼのと癇癪をおこしながら、雄々しく闊達に政財界・古美術界を生きたあの人である。こうい...

一より習ひ | 2009.05.08 Fri 18:15

「寝る子は育つ」茶会・海田曲巷席 その2

海田曲巷席「寝る子は育つ」茶会当日。朝4時半起床して、芝大門の浄運院へ向かう。うかがえば、お茶券の発売数は160枚ほどらしいという。われらは水屋方が2人、外の待合担当が1人、点前1人、お運び1人、亭主・海田さんの総勢6人で立ち向かう。スタッフは少数精鋭部隊らしく、どうやら私も精鋭のひとり。さて、うかがってすぐに私は風炉の灰形にとりかかる。昨日の段階で諸先輩方より「風炉の灰形をやってね」といわれたのだ。「そりゃ今、灰形を勉強していますけれど……まだまだとてもそんな」と辞退したのだが、どうしようもなくなって...

一より習ひ | 2009.05.08 Fri 14:03

「寝る子は育つ」茶会・海田曲巷席 その1

明日、おこなわれる茶会の準備で、芝大門の浄運院(じょううんいん)へ。殿方亭主の茶会5席のうち1席より水屋方助っ人を拝命したのである。浄運院はもともと表千家の直門の教場だそうで、訪れてみると小間と広間を合わせて7席もの茶室がある。都内とは思えないほどの落ち着いた雰囲気。こちらには、大徳寺塔頭の孤篷庵忘筌(ぼうせん)写しの茶室なども。明日のこの席では、浄運院の庵主の鈴木さんが釜を懸けられる。他、木匠庵は木竹工芸家の前島秀光さん、書院は茶杓師の海田曲巷さん、唯心亭は阿曾美術のオーナーの阿曾一実さん、無...

一より習ひ | 2009.05.08 Fri 12:37

置床・お茶会

JUGEMテーマ:茶道 今日は、前にも書いた、丸森町の斎理屋敷の通りにある、美味しいホルモン屋さん「おれの家」さんの棚の工事に行ってきました。店に入ると、焼肉(ホルモン)屋さんの香りがして、朝なのにそそられました。(笑)夜にでも・・・と、思ったら、月曜日はあいにくの定休日なので、またの機会に、友人たちと食べに行こうと思います。

まぁ〜い〜日 ぶろぐ | 2009.04.27 Mon 20:09

灰の教室

今日の灰形教室は遠山。灰形にもいろいろあるけれど、私は自然の山の景色を取り込んだ遠山のかたちが好きだ。好きだからといって、まったくうまくはできないのだけれど、「好き」という一点から、なんとなく親しみとやる気が湧いてくるのである。遠山は代表的な日本の文様でもあって、漆工芸品や陶器、染織品にもよく描かれる。中国の水墨山水画のような写実的表現もあるけれど、親しみ深いのは、日本風に解釈した大和絵風のそれである。牧歌的なまあるい線で、モコモコと山のかたちを表すのが定番だ。ところで、遠山の意匠は、どの分...

一より習ひ | 2009.04.25 Sat 00:13

茶通箱のお稽古

お茶のお稽古に行く途中、群生のたんぽぽを見つけた。最近、楚々とした日本たんぽぽの姿をほとんど見ない。西洋たんぽぽもかわいらしいけれど、私は数少ない日本たんぽぽを無意識に探しているようだ。先週のお稽古は続き薄茶、今週は茶通箱(さつうばこ)である。どちらも長いお点前だ。とくに今週の茶通箱は久しぶりにおこなったので、終了した途端、お腹がすくほど疲れてしまった。「茶通箱」は、かんたんにいうと同じ人(複数の場合もある)に2種類の濃茶をふるまう点前である。ふたつの濃茶器のうち、ひとつは通常のやきものの茶入...

一より習ひ | 2009.04.19 Sun 01:19

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