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山口誓子『句集 方位』(春秋社)より

    昭和42 「天狼」主宰 第12句集 田植衆憩ひて飲みも食ひもせず 胸を背に寄せて雪嶺重なりあふ 架橋行く眼にもとまらぬ雪解川 農夫独り何に手を拍つ春の晝 秋晴を禿山たるに終始する 一枚を念ずるごとく紙梳けり 吾が真似て漉きたる紙は紙ならず 冬山にピッケル突きて抜きしあと 寒雲の擦過してゆく吾が頭上 スクラムを組む肩と肩音立てて 二分一分ラグビーの終末の 激流に棹一本の和布刈舟 光背として自転車に水搬ぶ 盤石の雲ラグビーの始まる頃 萬燈の...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.07.22 Sat 19:25

鈴木しづ子『夏みかん酸つぱしいまさら純潔など』(河出書房新社)より

    2009年 第1句集「春雷」第2句集「指環」合本 「樹海」会員 寒ともしわざに馴れたるひとの指 寒玉子うく徹宵の油の掌 雪の宿貨車の連結みてゐたり 凩やはやめに入れる孤りの燈 冬雨やうらなふことを好むさが 春雷はあめにかはれり夜の対坐 とほけれど木蓮の径えらびけり 古本を買うて驟雨をかけて来ぬ 躬(み)のつかれ窓にいたはる夕薄暑 夫ならむひとによりそふ青嵐 工場菜園畸形の胡瓜そだちつつ  爆撃はげし 東京と生死をちかふ盛夏かな 宵闇やひとにした...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.07.19 Wed 14:55

永島靖子『句集 眞晝』(書肆季節社)より

    1982年。 「鷹」編集長。第一句集。 さびしさも透きとほりけり若楓 いちまいの掌が浮いてゐる秋の草 一枚の絹の彼方の雨の鹿 十薬の花のかたちのやまひかな せせらぎのふたみちなれば蝶に蹤く 橋のたもとに薊一本友の夫 螢火のもつとも強きとき放つ 倉庫街あきれるばかり椿落つ   JUGEMテーマ:俳句

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.07.16 Sun 19:10

森川麗子『句集 梨冠』(琴座俳句界)より

    平成6。 「琴座」同人。第4句集。 白桃を暗がりに置く病かな 円周を痛く思えり黒揚羽 朝顔の朝の終るを摘まみ捨つ 昼寝覚め目薬をさす眼がありぬ 秋風の瓦礫の下のがれきかな 晩春のふところふかく死にしかな 滝涸れて滝の頭(こうべ)を見たりけり   JUGEMテーマ:俳句

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.07.13 Thu 21:17

第382回坐忘会 令和5年文月句会

JUGEMテーマ:俳句    開催日:令和5年7月9日(日)  場 所:本部道場 南寮会議室  参加者:11名  投句者:7名    先月は「潮来吟行句会」が開催され、坐忘会としては2か月ぶり、激暑の中、参加者多数で熱い句評もあって盛り上がりました。  最高得点者は “温雄さん”でしたが、不参加なので、賞品獲得は参加者中の最高得点者 “蜂生さん”でした。  今回の兼題は「青田」 「雲の峰」 「蛍」 「夜店」    ------各自の高得点句を紹介します。-...

座禅修行だより | 2023.07.12 Wed 12:15

半田順子『句集 再見』(角川書店)より

    平成20。 「馬酔木」会員。 第一句集。 うなじ吹く茅花ながしや子の忌来る 夜学子の眠りに肩を貸す電車 雁渡し人みな羽織るものを持ち 幼らのサドル上げるや春隣 喜怒淡くなりゆく齢龍の玉 息白き子の言い訳を信じをり 亡き兵の妻も逝きたり梅二月 戻り来し合格の子を握手攻め 色ゴムで括る童女の祭髪 講義けふ出エジプト記風薫る 笑むのみの遺影の夫に寒さ言ふ 夜濯やざぶざぶ水に八当り 無言館めぐる無言や昼の虫 どちらからともなく和解日脚伸ぶ  ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.07.09 Sun 19:47

宮谷昌代『句集 茶の花』(本阿弥書店)より

    2015年。 「天塚」主宰。第2句集。 初旅はいつも古里母在はす 若布刈舟波の機嫌を波に問ひ 呼び止めるやうにほうたる肩にきし ほたる村土橋・石橋・板の橋 軽く舞ひ重く歩みて月見能 軽々と武蔵を担ぐ菊師かな 福音のごとき黄葉拾ひけり 掃初めは吾子のこぼせしビスケット 燃えしぶるものは叩かれ野焼きの火 まなじりを濡らし遠目の孕馬 牛蛙棚田の闇を膨らます 行者道蛍袋は白ばかり 淡海や碁石散らしに浮寝鳥 よちよちがはひはひを呼び初笑ひ 初稽古襖を...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.07.07 Fri 14:36

松井努『句集 手拭の糸』(ふらんす堂)より

    2023年。 「橘」同人。第1句集。 クリスマス電車一両握り寝る 花杏その名の吾子と樹を見上げ 福耳の母と座りて虫を聞く 胸板の水鉄砲の的となる 立冬や和菓子の包み折り鶴に 逆立ちをひよいと妻決め春立ちぬ 鉛筆に森の匂や入学す 昼寝子の左手に小指握らるる 巨艦めく東京駅舎冬の月 胸丈に強き子のパス春来る 母の手を父の手に置く卒園児 ぼすぼすとボールペン押す啄木忌 食卓に七人揃ふ良夜かな 吹き抜けの立方体に大聖樹   JUGEMテーマ:俳句

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.07.06 Thu 19:12

永峰久比古『句集 柏』(安楽城出版)より

    平成23。 「馬酔木」同人。第1句集。 迎火を焚き続けきし母に焚く 枯るるもの枯れて磧の石叩 大寒の草の骨踏む別れかな 出願も受験も雪となりにけり 鳰潜き釣瓶落しの湖緊る 面影の母は老いざる手鞠唄 霧濡れの少女紙梳く登山宿 杉山に杉の香一番星涼し 落葉また落葉を呼びて暮れゆけり 水底を水流れ水澄みにけり 天気図に太陽溢れ五月来ぬ 残生の仄見えてくる夜寒かな   JUGEMテーマ:俳句

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.07.02 Sun 12:59

舘岡沙緻『句集 夏の雲』(角川書店)より

    2011年。 「花暦」主宰。第5句集。 初句座の一つ足したる机かな CT検査終へ汗のもの着用す みづうみの風の涼しや柱背に 瞽女唄を一途に藍の秋袷 幼ナ手のゴム風船の飛びたがり 末枯るる学問の灯はひとりの灯 塵捨てに出る乗初の昇降機 山荘の一と間一と間の秋惜しむ 風涼し乗船前を木の椅子に 青芭蕉風の一刀浴びにけり 原爆忌空あるかぎり忘れまじ 躑躅密生呼吸困難かもしれぬ しなのなる山を遠見の川涼み   JUGEMテーマ:俳句

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.06.25 Sun 20:56

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