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思想・啓発・哲学

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盲目の師匠　13　■師匠であること

以下は、塩谷教授の「盲目の師匠」です。虫一郎が書いたものではありません。「５」までで、続きが滞っておりました＾＾；すみません！改めまして、続きです！==============================　さて、目を開けていれば見えるというものではないのである。　耳があれば、聞こえているということでもないのである。　目を向ければ、相手が何をしているのかは見える。　耳を傾ければ、相手が何を語ったのかは聞こえる。　目を向ければ、相手が何をしているのかは見える。　しかし、相手が何をしていないのかは見えない。相手が何を語らな...

パールズの庭 | 2011.12.05 Mon 19:53

盲目の師匠　12　■信奉者たち

以下は、塩谷教授の「盲目の師匠」です。虫一郎が書いたものではありません。「５」までで、続きが滞っておりました＾＾；すみません！改めまして、続きです！==============================　エリック・ホッファーという人がいた。　１９０２年に、ニューヨークで家具商の息子として生まれた。父の死後、鉱山労働者として働き、移動農業労働者として遍歴し、その後、サンフランシスコに定住してからは、港湾労働者としての生涯を送った。　この人は「私は１５歳になるまでほとんど盲目に近かった。１５歳で視力を得て、以後、貪るよ...

パールズの庭 | 2011.12.05 Mon 19:52

盲目の師匠　11　■踏み絵

以下は、塩谷教授の「盲目の師匠」です。虫一郎が書いたものではありません。「５」までで、続きが滞っておりました＾＾；すみません！改めまして、続きです！==============================　「目の見えない私に、そんなことができるわけないでしょう」と言った人がいるという。　そうだろうか。　むしろ、目が見えなければ、聞き耳を立てる。一言も聞き逃すまいとする。　聞いたことを墨字（すみじ、と読む。点字の反対語、つまり、晴眼者が日頃見慣れているインクでもって印刷された文字や筆で書かれた文字のことである）でもって...

パールズの庭 | 2011.12.05 Mon 19:50

盲目の師匠　10　■師匠の死

以下は、塩谷教授の「盲目の師匠」です。虫一郎が書いたものではありません。「５」までで、続きが滞っておりました＾＾；すみません！改めまして、続きです！==============================　勝海舟が西郷隆盛の死を評してこう言っている。「あれは情死だぜ」そして「弟子なんてもつものじゃないね」　弟子がいると思うと、師匠らしくふるまわねばならなくなる。　弟子に忠誠心競争がある。誰が一番弟子なんだろうかという。　すると、師匠はますます師匠らしくするところまで追いつめられる。　西郷と言う人に弱点があった。それは...

パールズの庭 | 2011.12.05 Mon 19:45

盲目の師匠　9　■師匠と弟子

以下は、塩谷教授の「盲目の師匠」です。虫一郎が書いたものではありません。「５」までで、続きが滞っておりました＾＾；すみません！改めまして、続きです！==============================　親鸞は、自分には弟子なんぞ一人もいないと言い切った。　本当はお浄土がありますかと問いつめられて「しらん」と開き直った。　自分はただ、自分の師匠の法然の教えを信じるのみであると。そして、騙されているとしても、もともとだと。　そして、衣の袖をすがるように問いつめられて、すがる相手はこの私ではないだろうと言い返し、自分の...

パールズの庭 | 2011.12.05 Mon 00:25

盲目の師匠　8　■千人殺せ

以下は、塩谷教授の「盲目の師匠」です。虫一郎が書いたものではありません。「５」までで、続きが滞っておりました＾＾；すみません！改めまして、続きです！==============================　そして、今から千年近くも前のことである。　アジアの東のはずれ、日本の京都に破戒坊主が住んでいた。鎌倉時代のことである、というか、この人は、平安時代の終りから鎌倉時代に生きた人だった。武力による政権交代の時代だった。流血の時代だったのである。この人は、妻帯なぞ仏道修行の妨げであるにもかかわらず公然と妻帯し、子供までな...

パールズの庭 | 2011.12.05 Mon 00:23

盲目の師匠　7　■不思議なワザ

以下は、塩谷教授の「盲目の師匠」です。虫一郎が書いたものではありません。「５」までで、続きが滞っておりました＾＾；すみません！改めまして、続きです！==============================　その二千年前の昔、アジア大陸の西のはずれの街に一人の男が現れて人々の前で語った。この世の終りが近づくと、偽預言者が現れるだろう。偽キリストが現れるだろう。彼らは、人々の目の前で不思議なワザを行い、人々を惑わし、選ばれたる人たちも騙されるであろう。でも、気をつけるが良い。彼らは羊の衣をかぶって現れるが、中身は強...

パールズの庭 | 2011.12.05 Mon 00:22

盲目の師匠　4　■見えないということ

以下は、塩谷教授の「盲目の師匠」です。虫一郎が書いたものではありません。==============================盲目の師匠　（国士舘大学文学部塩谷政憲教授）盲目の師匠　4　■見えないということ　目の見えないということが、集中をもたらすのである。　試みに目を閉じてみればよい。　今まで聞こえていなかった音が、聞こえてくるであろう。太陽の下にいて、日の光が、自分の体のどの部分にあてられているのかが、ありありとわかるだろう。　目に見えれば、いろんなものが目について、関心が拡散する。　しかし、見えなければ、深い精...

パールズの庭 | 2011.12.05 Mon 00:06

壊したかったのは誰？

JUGEMテーマ：思想・啓発・哲学2009年に新築一戸建てで購入した我が家も3年目に突入。毎日使っておりますと、ほこりが溜まってきたり、不具合が発生したりするんだよね～と、漠然と思っておりました。例えば、トイレのあったか便座。節電のためコンセントごと抜いておりましたが、トイレにこもるクセのあるダンナちゃんがそろそろあったか便座にしたい様子。そこで久しぶりに通電してみたところ、温水シャワーが出っぱなしになったり、便座が暖まらなかったりしたのです。まあ、3年も使っていれば、故障もするのかな。電話したら直しに...

facebookソーシャルフォトグラファーの私的メモ | 2011.11.29 Tue 18:57