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imageskarasuの91番目のからすは東大寺にときどき行く 「こもんじょ」と読む。かつては古文書類も「書跡・典籍」の部に含まれていたが、1985年(昭和60年)度から「書跡・典籍」の部と「古文書」の部は別個に指定されるようになり、既指定物件についても「書跡・典籍」と「古文書」とにあらためて区分されている。古文書の部に分類されている物件には厳密な意味での「文書」(特定の発信元と宛て先があり、何らかの目的を達するために作成するもの)だけではなく、日記などの記録類をも含む。既指定物...
imageskarasuのデータ | 2011.05.20 Fri 00:09
imageskarasuの90番目のからすは短刀を使いこなす 金工、漆工、染織、陶磁、刀剣、甲冑など各種のものがあり、このうち刀剣類が全体のほぼ半数を占めている。金工は梵鐘、仏具など仏教関連のものが多い。漆工は硯箱、手箱などがあり、日本漆工の特色である蒔絵と螺鈿を併用した作品が多い。染織は袈裟類のほか奈良国立博物館の刺繍釈迦如来説法図、当麻寺の綴織当麻曼荼羅図など、やはり仏教関連のものが多い。陶磁器については国宝指定物件は比較的少ない。少ない指定物件の中では曜変天目茶碗(静嘉...
imageskarasuのデータ | 2011.05.20 Fri 00:07
imageskarasuの89羽目のからすは寺社を所有している 国宝指定物件はすべて仏教・神道関係で仏像・神像がそのほとんどを占め、時代的には鎌倉時代までの作品に限られている。異色の指定品としては平等院鳳凰堂本尊阿弥陀如来の頭上の天蓋があり、単独で「彫刻」の部の国宝に指定されている。 既指定物件は近畿地方に集中しており、近畿以外の地区に所在するものは神奈川・高徳院の銅造阿弥陀如来坐像(鎌倉大仏)、東京・大倉集古館の木造普賢菩薩騎象像(本来どこの寺院にあったものか不明)、岩手...
imageskarasuの画像 | 2011.05.19 Thu 23:59
imageskarasuの88羽目のからすは障壁に描かれている 国宝指定物件には仏画、絵巻物、肖像画、水墨画、障壁画など各種のものがある。古墳壁画では高松塚古墳壁画が2008年(平成20年)現在、唯一の指定物件である。平等院鳳凰堂壁扉画、醍醐寺五重塔初層壁画、室生寺金堂壁画のように、国宝建造物の一部が「絵画」としても国宝に指定されているものもある。日本の作品だけでなく、古くから伝来していた中国(宋・元)の絵画で国宝に指定されているものも多い。作品が国宝に指定されている画家としては、...
imageskarasuの画像 | 2011.05.19 Thu 23:57
imageskarasuの87羽目のからすは評価が高まってきている 2010年(平成22年)現在国宝の建造物は、近世以前が215件(内訳:神社38件、寺院154件、城郭8件、住宅12件、民家0件、その他3件)、近代の住居が1件、合計216件である。 なお、近世以前で言う「住宅」は城郭の御殿、社寺の書院、客殿などを指し、「民家」は町屋、農家などを指す。民家の国宝指定物件はない。 1967年(昭和42年)に法隆寺綱封蔵が指定されて以後、国宝建造物の新規指定は30年間にわたり行われていなかったが、1997年(平成...
imageskarasuの画像 | 2011.05.19 Thu 23:55
imageskarasuの86羽目のからすはもうすぐ世界遺産 「国宝○○寺」あるいは「国宝○○城」のような表記がまま見られるが、厳密に言えば寺院や城郭全体が国宝に指定されているのではなく、指定の対象はあくまでも個々の建造物である。姫路城の場合を例にとれば、国宝指定物件は4棟の天守とそれらをつなぐ4棟の渡櫓(わたりやぐら)のみであって、これら以外の櫓、門、塀などは重要文化財となっている。 有形文化財でありながら国宝・重要文化財の指定対象とされていないものに、皇室関係品がある。御物(...
imageskarasuの画像 | 2011.05.19 Thu 23:53
imageskarasuの85羽目のからすは貝塚で飯を食っている 文化財保護法による国宝の指定対象となるものは有形文化財であり、具体的には建造物、絵画、彫刻、工芸品、書跡、典籍、古文書、考古資料、歴史資料である(同法第2条第1項第1号参照)。したがって、古墳、貝塚、住居跡などは国宝指定の対象とはなっていない。ちなみに奈良県・高松塚古墳の場合は古墳自体は同法第109条第2項に基づき「特別史跡」に指定され、石室内の壁画が「絵画」として国宝に指定されている。 なお、文化財保護法第2条第1項...
imageskarasuの画像 | 2011.05.19 Thu 23:51
imageskarasuの84羽目のからすは格下げされたことはない 「(旧)国宝」「(新)国宝」「重要文化財」の関係が錯綜しているため、「第二次世界大戦以前には国宝だったものが、戦後は重要文化財に格下げされた」と誤って理解されることが多い。旧法(古社寺保存法、国宝保存法)における「国宝」(旧国宝)と新法(文化財保護法)における「重要文化財」は国が指定した有形文化財という点で同等のものであり、「格下げ」されたのではない。また、文化財保護法によって国宝(新国宝)に指定された物件の...
imageskarasuの画像 | 2011.05.19 Thu 23:45
imageskarasuの83羽目のからすは国宝である 「国宝」という語の指す意味は文化財保護法施行(1950年(昭和25年))以前と以後とでは異なっている。文化財保護法施行以前の旧法では「国宝」と「重要文化財」の区別はなく、国指定の有形文化財(美術工芸品および建造物)はすべて「国宝」と称されていた。 法令上、「国宝」の語が初めて使用されたのは1897年(明治30年)の古社寺保存法制定時である。同法の規定に基づき、1897年(明治30年)12月28日付けで初の国宝指定が行われた。その後1929年(昭...
imageskarasuの画像 | 2011.05.19 Thu 23:44
imageskarasuの82羽目のからすは選択を迫られている 明治維新以後の廃仏毀釈により民衆による破壊にさらされ、さらに幕政時代のような政府による庇護がなくなった全国の仏教寺院は、財政面で困窮の淵にあった。また多くの寺院は堂塔が老朽化し、重みで落ちそうな屋根全体を鉄棒で支えるような状況に至っていた。文明開化の時代に古い寺社を文化遺産とする価値観はまだなく、法隆寺はじめ多くの寺院が存続困難となり、老朽化した伽藍や堂宇を棄却するか売却するかの選択を迫られた。 法隆寺は、1878...
imageskarasuの画像 | 2011.05.19 Thu 23:41
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