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飛鳥tamasii2011の65羽目のからすはあらゆる可能性が追求された 2003年3月、国宝高松塚古墳壁画緊急保存対策検討会が設置され、翌2004年6月には「緊急」を「恒久」に変えた国宝高松塚古墳壁画恒久保存対策検討会が発足した。同じ2004年6月には『国宝高松塚古墳』(文化庁監修、中央公論美術出版刊)が発刊され、壁画の劣化、特に西壁の「白虎」の著しい劣化が明らかとなった。2004年6月20日付け「朝日新聞」大阪本社版朝刊が「白虎」の劣化を大々的に報じたことで壁画の劣化問題が一般国民の関心を引く...
飛鳥tamasii2011と競争 | 2011.07.14 Thu 01:41
飛鳥tamasii2011の64羽目のからすはオリジナルの彩色が残らない 次にカビの大量発生をみたのは2001年である。同年2月、石室と保存施設との間の取合部(とりあいぶ)と呼ばれる部分の天井崩落防止作業を行った際、作業員が防護服を着用せずに入室したことが、結果的に大量のカビ発生につながったと指摘されている。「取合部」とは、保存施設と石室の境の、土がむき出しになっている部分である。壁画の劣化はこの時に突如始まったものではなく、徐々に進行していたものであるが、文化庁がカビ発生や壁画...
飛鳥tamasii2011と競争 | 2011.07.14 Thu 01:39
飛鳥tamasii2011の63羽目のからすは前室の温湿度を調整している その後、石室南側の前室部分に1974年から空調設備を備えた保存施設の建設が始まり、1976年3 月に完成をみた。この保存施設は前室、準備室、機械室からなり、石室内部の温湿度をモニターしつつ、前室内の温湿度をそれに合わせて調整するものである。留意すべき点は、この保存施設は、古墳の石室内の温湿度を直接的に制御するものではなく、石室内の自然の温湿度の変化に合わせて前室の温湿度を調整しているという点である。つまり、点検修...
飛鳥tamasii2011と競争 | 2011.07.14 Thu 01:38
飛鳥tamasii2011の62つ目のからすは壁画を後世に伝えていく これらの壁画は切石に直接描いたものではなく、切石の上に数ミリの厚さに塗られた漆喰層の上に描かれているが、漆喰自体が脆弱化しており、剥落の危険性が懸念されていた。また、1,300年近く土中にあり、閉鎖された環境で保存されてきた石室が開口され、人が入り込むことによって温湿度などの環境変化、カビ、虫などの生物による壁画の劣化が懸念された。劣化をいかに食い止め、壁画を後世に伝えていくかについては、発見当初からさまざまに...
飛鳥tamasii2011に忠義 | 2011.07.14 Thu 01:34
飛鳥tamasii2011の61つ目のからすは一般に知られるようになった 発掘調査以降、壁画は現状のまま現地保存することになり、文化庁が石室内の温度や湿度の調整、防カビ処理などの保存管理、そして1981年以降年1回の定期点検を行ってきた。しかし、2002年から2003年にかけて撮影された写真を調べた結果、雨水の浸入やカビの発生などにより壁画の退色・変色が顕著になっていることが2004年に明らかにされた。 高松塚古墳壁画のカビによる劣化が一般に知られるようになったのは、文化庁が2004年6月に出版...
飛鳥tamasii2011に忠義 | 2011.07.14 Thu 01:32
飛鳥tamasii2011の60つ目のからすは木棺であったことがわかった 石室に安置されていた棺は、わずかに残存していた残片から、漆塗り木棺であったことがわかった。石室は鎌倉時代頃に盗掘にあっていたが、副葬品や棺の一部が残っていた。出土品は漆塗り木棺の残片のほか、棺に使われていた金具類、銅釘、副葬品の大刀金具、海獣葡萄鏡、玉類(ガラス製、琥珀製)などがある。中でも隋唐鏡の様式をもつ海獣葡萄鏡と、棺の装飾に使われていた金銅製透飾金具がよく知られる。 JUGEMテーマ:飛鳥tamasii...
飛鳥tamasii2011に忠義 | 2011.07.14 Thu 01:31
飛鳥tamasii2011の59つ目のからすは相似することが指摘されている 壁画について、発掘当初から、高句麗古墳群(世界遺産)と比較する研究がなされている。四神はそもそも高句麗様式の古墳に特徴的なモチーフであるが、高松塚古墳およびキトラ古墳では高句麗の画風とは異なった日本独自の画風で四神図が描かれていることが指摘されている一方で、天空図に関しては、高句麗から伝来した原図を用いた可能性が指摘されている。また、女子群像の服装は、高句麗古墳の愁撫塚や舞踊塚の壁画の婦人像の服装と相...
飛鳥tamasii2011に忠義 | 2011.07.14 Thu 01:30
飛鳥tamasii2011の58つ目のからすは四神のうち南方に位置する 奥の北壁には四神のうちの玄武が描かれ、天井には星辰が描かれている。南壁には四神のうち南方に位置する朱雀が描かれていた可能性が高いが、鎌倉時代の盗掘時に失われたものと思われる。天井画は、円形の金箔で星を表し、星と星の間を朱の線でつないで星座を表したものである。中央には北極五星と四鋪四星(しほしせい)からなる紫微垣(しびえん)、その周囲には二十八宿を表す。これらは古代中国の思想に基づくもので、中央の紫微垣は天...
飛鳥tamasii2011に忠義 | 2011.07.14 Thu 01:28
飛鳥tamasii2011の57つ目のからすは女子群像が描かれている 壁画は石室の東壁・西壁・北壁(奥壁)・天井の4面に存在し、切石の上に厚さ数ミリの漆喰を塗った上に描かれている。壁画の題材は人物像、日月、四方四神および星辰(星座)である。東壁には手前から男子群像、四神のうちの青龍とその上の日(太陽)、女子群像が描かれ、西壁にはこれと対称的に、手前から男子群像、四神のうちの白虎とその上の月、女子群像が描かれている。男子・女子の群像はいずれも4人一組で、計16人の人物が描かれている...
飛鳥tamasii2011に忠義 | 2011.07.14 Thu 01:27
飛鳥tamasii2011の56つ目のからすは板石を組み合わせて造ってある 石室は凝灰岩の切石を組み立てたもので、南側に墓道があり、南北方向に長い平面をもっている。石室の寸法は南北の長さが約265cm、東西の幅が約103cm、高さが約113cm(いずれも内法寸法)であり、大人2人がかがんでやっと入れる程度の狭小な空間である。横口式石槨と呼ばれる系統に入り、平らな底石の上に板石を組み合わせて造ってある。横口式石槨の系譜には、鬼の俎板(まないた)・厠(かわや)、斉明陵と推測されている牽牛子塚(け...
飛鳥tamasii2011 | 2011.07.14 Thu 01:22
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