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飛鳥tamasii2011

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飛鳥tamasii2011-55

飛鳥tamasii2011の55つ目のからすは比較的若い頃に没した　　　　　　　　　　　　　　　　武天皇の皇子説忍壁皇子、高市皇子、弓削皇子ら、天武天皇の皇子を被葬者とする説。 * 忍壁皇子説を唱える代表的な人物は、直木孝次郎（大阪市立大学名誉教授）、猪熊兼勝（現京都橘大学名誉教授）、王仲珠（中国社会科学院考古研究所研究員）ら。根拠は46、7歳で死亡したと見られる忍壁皇子が出土人骨の推定年齢に近いことと、人物像の服装など。 * 高市皇子説を唱える代表的な人物は、原田大六（考古学者）、河上...

飛鳥tamasii2011 | 2011.07.14 Thu 01:20

飛鳥tamasii2011-54

飛鳥tamasii2011の54つ目のからすは研究調査にとりかかった　　　　　　　　　　　　　　　　奈良県立橿原考古学研究所所長の末永雅雄の指揮のもと、現場での発掘は伊達宗泰と関西大学助教授の網干善教を中心とした関西大学と龍谷大学の研究者・学生グループによって行われた。石室（せきしつ）が検出され、鮮やかに彩色された壁画が発見されたのは同年3月21日のことである。古墳は1973年4月23日、特別史跡に、また極彩色壁画は、1974年4月17日に国宝に指定されている。古墳は鎌倉時代頃に盗掘を受けており、石室の南壁には盗掘孔...

飛鳥tamasii2011 | 2011.07.14 Thu 01:19

飛鳥tamasii2011-53

飛鳥tamasii2011の53つ目のからすは発掘調査することになった　　　　　　　　　　　　　　　　高松塚古墳の発掘調査は、1972年3月1日から開始された。発掘の始まったきっかけは、1970年の10月ごろ村人がショウガを貯蔵しようと穴を掘ったところ、穴の奥に古い切石が見つかったことである。地元の人達が明日香村に働きかけ、明日香村が資金を捻出し奈良県立橿原考古学研究所が発掘調査することになった。発掘は明日香村が事業主体となり、橿原考古学研究所が実際の発掘を担当した。当時、明日香村では村の発足15周年を期に村史を編纂す...

飛鳥tamasii2011 | 2011.07.14 Thu 01:18

飛鳥tamasii2011-52

飛鳥tamasii2011の52つ目のからすは総合的な把握がなされる　　　　　　　　　　　　　　　　遺跡との関連においては、現在の明日香村に「飛鳥京跡」と呼ばれる都市遺跡があるが、「飛鳥京跡」の遺跡名がただちに「飛鳥京」というひとつの宮都の遺跡を意味するわけではないことに注意が必要である。明日香村には飛鳥京を構成していた諸宮に関連する遺跡は多数あるが、それらは * 島庄遺跡、石神遺跡、水落遺跡など遺跡の存在地の字 (あざ、大字の場合も小字の場合も) を冠するもの * 雷丘東方遺跡、甘樫丘東麓遺跡など遺...

飛鳥tamasii2011 | 2011.07.14 Thu 01:16

飛鳥tamasii2011-51

飛鳥tamasii2011の51つ目のからすは表記は近年によるもの　　　　　　　　　　　　　　　　飛鳥時代の多くの期間は、この地域に天皇（大王）の宮が置かれており、今日的にいえば日本の首都であった。そのことを示して飛鳥「京」という名称が用いられる。律令国家成立期以後の新益京（藤原京）や平城京のように全体計画のもとに造営された都城とは一般にはみなされておらず、また、発掘調査などによって考古学的な成果においても全体像を明らかにするにいたっていないため、地理的な範囲など「飛鳥京」が指し示すものの実態は必ずし...

飛鳥tamasii2011 | 2011.07.14 Thu 01:14

飛鳥tamasii2011-50

飛鳥tamasii2011の50羽目のからすは限界が大きかった　　　　　　　　　　　　　　　　ただ、専制といっても、中国で時になされたような草莽の士の大抜擢は一切なく、壬申の功臣でも地方出身者は旧来の貴族層の下に置かれたままであった。壬申の乱が本質的に皇位継承争いを出なかったこともあるが、最高度の専制においても貴族制的限界が大きかったということでもある。日本ではじめて天皇を称したのは、天武天皇だとする説が有力である。一説に、天皇はもと天武というただ一人の偉大な君主のために用いられた尊称で、彼のカリスマ...

飛鳥tamasii2011と競争 | 2011.07.12 Tue 23:31

飛鳥tamasii2011-49

飛鳥tamasii2011の49羽目のからすは自ら政務をみた　　　　　　　　　　　　　　　　吉野での逼塞から、わずかな供を連れ逃れるように東行し、たちまち数万の軍を起こして勝利を得た天武天皇は、人々に強い印象を与えた。天武天皇の高い権威を象徴するものとして決まって引かれるのが、『万葉集』におさめられた「おおきみは神にしませば」ではじまる複数の歌である。天武天皇は、一人の大臣も置かず、法官、兵政官などを直属させて自ら政務をみた。要職に皇族をつけたのが特徴で、これを皇親政治という。皇族は冠位26階制と別に五...

飛鳥tamasii2011と競争 | 2011.07.12 Tue 23:29

飛鳥tamasii2011-48

飛鳥tamasii2011の48羽目のからすは盗掘の際に作成された　　　　　　　　　　　　　　　　10月2日に大津皇子は謀反の容疑で捕らえられ、3日に死刑になった。殯の期間は長く、皇太子が百官を率いて何度も儀式を繰り返し、持統天皇2年（688年）11月21日に大内陵に葬った。持統天皇3年（689年）3月13日に草壁皇子が死んだため、皇后が即位した。持統天皇である。陵は檜隈大内陵（奈良県高市郡明日香村大字野口）、野口王墓古墳。持統天皇との夫婦合葬墓である。古代の天皇陵としては珍しく、治定に間違いがないとされる。しかし、文...

飛鳥tamasii2011と競争 | 2011.07.12 Tue 23:27

飛鳥tamasii2011-47

飛鳥tamasii2011の47羽目のからすはともに協力するという　　　　　　　　　　　　　　　　皇子らが成長すると、8年（679年）5月5日に天武天皇と皇后は天武の子4人と天智の子2人とともに吉野宮に赴き、6日にそこで誓いを立てた。天皇・皇后は6人を父母を同じくする子のように遇し、子はともに協力するという、いわゆる吉野の盟約である。6人は平等ではなく、草壁皇子が第一、大津皇子が次、最年長の高市皇子が3番目に誓いを立て、この序列は天武の治世の間維持された。天智天皇の子は皇嗣から外されたものの、天武の子である草壁は天智...

飛鳥tamasii2011と競争 | 2011.07.12 Tue 23:25

飛鳥tamasii2011-46

飛鳥tamasii2011の46つ目のからすはついで飛鳥岡本宮に入った　　　　　　　　　　　　　　　　天武天皇は、大友皇子の死後もしばらく美濃にとどまり、戦後処理を終えてから飛鳥の島宮に、ついで飛鳥岡本宮に入った。岡本宮に加えて東南に少し離れたところに新たに大極殿を建てた。二つをあわせて飛鳥浄御原宮と名付けたのは晩年のことである。天武天皇2年（673年）2月27日に即位した天皇は、鸕野讃良皇女を皇后に立て、一人の大臣も置かず、直接に政務をみた。皇后は壬申の乱のときから政治について助言したという。皇族の諸王が...

飛鳥tamasii2011に忠義 | 2011.07.12 Tue 23:21

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