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2014年3月から始まったラオス・ヴィエンチャンの暮らし
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ヴィエンチャン暮らし その(23) ミャンマー篇 古都バガンの漆工芸 

 バガンはミャンマー第二の都市マンダレーからヤンゴン方面に南下、プロペラ飛行機で30分ほどの距離にあり、11世紀から13世紀にかけてビルマ族が最初に打ち立てた王朝があった場所である。地形的にはイラワジ川沿いに開けた都になるが雨季の割には乾いた土地のようで、何だか千葉の房総側でよく見る砂地の田舎の雰囲気を感じた。 ここには大小の仏塔が3000以上あるとのことで、原野の様な所にたくさんあり、まだ鄙びた感じがあって、これら仏塔を訪ねて気儘に散策するには観光地ずれしていなくて良い環境を保っている。 後で分かっ...

セブ島工房  cebushima.com 『電気より水』 | 2014.07.29 Tue 21:51

ヴィエンチャン暮らし その(22) ミャンマー篇 坊主もこういう時代

 ミャンマーは仏教国として有名で、ヤンゴン市内には巨大な黄金色に輝く有名な『パゴダ』があって外国人ならたいてい訪れるが、今回はタクシーでその横を通り過ぎただけで中には入らなかった。そのパゴダは夜間にライト・アップされていて泊まったホテルの窓からその輝きは遠望できたが東京タワーでも眺めているような調子で、敬虔さは感じなかった。 このミャンマー、仏教一色の国かと思ったら、前にミャンマーの鉄道を紹介した記事を書いたミャンマー第二の都会、マンダレー市では仏教徒とモスレムの人間が衝突して死者まで出した...

セブ島工房  cebushima.com 『電気より水』 | 2014.07.27 Sun 23:31

ヴィエンチャン暮らし その(21) ミャンマー篇 ミャンマーの鉄道

 ミャンマーの鉄道と書くと、なんといっても『泰緬鉄道』を思い出す。泰は『タイ』、緬は『ビルマ』の漢字で、この線路は戦時中に日本軍が突貫工事でタイからビルマに敷設。しかも連合軍の捕虜や現地人を使役して、枕木一本に捕虜、現地人が一人死んでいるとまでいわれ、映画『戦場にかける橋』で知られる。 先年、タイ側からこの地を訪れ、現在も一部に残る鉄道に乗車したが、一部というのはタイ側の山岳部からミャンマーの山岳部にかけては戦後、廃線となってジャングルに埋もれてしまった。 この泰緬鉄道、以前にも書いているが...

セブ島工房  cebushima.com 『電気より水』 | 2014.07.24 Thu 21:45

ヴィエンチャン暮らし その(20) 国境のランボルギーニと密輸車

  先日、車でヴィエンチャンからタイへ国境を越えた。車で国境を越えるのは大変な手続きがいると思うだろうが、使用する車には人間でいう『パスポート』と同じ国境を越えられる薄っぺらい『登録ノート』があって、それを運転手、同乗の人間のパスポートを添えてイミグレーションに提示し、日本円で数百円の手数料を払えば問題なく行き来できる。 写真左は前方の屋根にタイ国旗が見えるように、向こう側はタイになる。そこで遭遇したのがラオスの黄色いナンバープレートを付けた黒い『ランボルギーニ』。 ラオスでもこんな車に...

セブ島工房  cebushima.com 『電気より水』 | 2014.07.23 Wed 20:47

ヴィエンチャン暮らし その(18) カオパンサー

 今日の金曜日、仕事場ではラオスの祝日ではなくても本日を休みとし金〜日と3連休にした。連休の少ないラオスなので遠出をしようかとも考えたが、引っ越しした新居の整理があるので遠出は止めた。 7月11日は『カオパンサー』といって、仏教の信仰厚いラオスでは重要な日になる。カオパンサーを日本語で書くと『入安居』と書き、何でもこの日から仏門に入り、約3か月後の10月に修行を終え、この日を『オークパンサー』といっている。日本語では『出安居』で文字通り修行の身から娑婆へ出る日になる。 仏門に入るといってもプロの坊さ...

セブ島工房  cebushima.com 『電気より水』 | 2014.07.11 Fri 23:23

ヴィエンチャン暮らし その(17) ミャンマー篇 ロンジー

 ミャンマーには男も女も腰に巻く『ロンジー』なるものがあって、普通に着られているという話を聞く。(16)で触れたスーチーのような女性なら、まさにロンジーは『マキシ・スカート』で全体にほっそりして腰の位置の高いミャンマー女性にはお似合いで、ミニ・スカートとはまた違った色気を感じさせる。 ただし、これが男となると『本当かねー』と半ば疑っていたが、ロンジー姿はどこでも目についた。このロンジーも男と女では巻き方が違っていて、男の場合は前で結び女は横で留める方法となっている。 男の場合、結び方にも個性が...

セブ島工房  cebushima.com 『電気より水』 | 2014.07.09 Wed 23:48

ヴィエンチャン暮らし その(16) ミャンマーへ行く

 自分のブログだけはコンスタントに書きたいと思っていたが、ラオス・ヴィエンチャンに住み始めてからは3日に一度どころか一週間に一度も書けない体たらく。頭の体操と思って文章を書いているが、3日も文を書かないとスラスラと頭の中に文が浮かばず、これは文筆を生業とする人も同じというから、文章力もたゆまぬ鍛錬が必要なようだ。 こういった観点からは、最近流行の落書きと大差のない短文のフェイスブックだとかツイッターとかいったSNSは頭の悪い連中のお遊びとしか思えず、何となくその一人となっている私も、ここでこの手の...

セブ島工房  cebushima.com 『電気より水』 | 2014.07.06 Sun 23:32

ヴィエンチャン暮らし その(15) ヴァンビエン行ー2

 メコン川沿いに開けたヴィエンチャンから車で主要幹線道13号線の平地を走ること約1時間半、突然山が立ちはだかり、そこからヴァンビエンまでヘアーピン・カーブを上下に繰り返しながら3時間近く走ってヴァンビエンの町に入る。 途中には鄙びた感じの村も次々と現れて山奥を走っている感じは薄い。また、途中には日本のODAで建設されたラオスの自然環境破壊の元凶といわれるナムグム・ダム水力発電所も別の道をたどって行け、こちらはダム湖に遊覧船などが運航していて、ヴィエンチャンから日帰りで行ける格好の観光地となっている。...

セブ島工房  cebushima.com 『電気より水』 | 2014.06.08 Sun 21:01

ヴィエンチャン暮らし その(14) ヴァンビエン行ー1

 ラオスは日本のような祝祭日は少なく、その数少ない祝祭日に6月1日の『International Children’s Day』がある。日本語に訳せば『国際子どもの日』になるが、日本の子どもの日とはまた別の観点からの祝日で、この日が世界の子どもの日だというのは初めて分かった。 それにしても社会主義国ラオスだから祝日にしたのだろうが意外な感じを持つ。 今年は日曜日に当ったため翌月曜日の3日を振り替え休日とし、3連休となったので、これを利用してヴィエンチャンから陸路140キロほど北へ向かった『ヴァンビエン』へ家人と遊びに行くことに...

セブ島工房  cebushima.com 『電気より水』 | 2014.06.04 Wed 08:20

ヴィエンチャン暮らし その(13) ヴィエンチャン唯一の映画館

 この間、タイ国境にあるノンカイの映画館のことを書いたが、今回はラオス・ヴィエンチャンにある映画館のことを書いてみたい。 ラオスのその昔の映画館事情はよく分からないが、時々食事をするヴィエンチャン中心部、ミニ中華街といわれる一角に、昔は映画館だった建物が残っていて、恐らくヴィエンチャンに限らず各地に映画館はあったのではないかと思われる。 いかにも映画館らしい映画館は消滅してもヴィエンチャンには唯一映画館があると聞いていたが、なかなか行くことはできなかった。それが先日、映画館のある建物内で『家...

セブ島工房  cebushima.com 『電気より水』 | 2014.05.28 Wed 23:30

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