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ヘルマン・ヘッセ 「慰め」より抜粋 数多くの生きてきた年々が 過ぎ去り、何の意味も持たなかった。 何ひとつ、私の手もとに残っているものはなく、 何ひとつ、私の楽しめるものはない。 限り知れぬ姿を 時の流れは私のところへ運んできた。 私はどれ一つとどめることができなかった。 どれ一つとして私にやさしくしてくれなかった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 青春のときめきを生涯追い求める そんなことが現代社会...
退廃のモノローグ | 2017.08.13 Sun 02:16
ヘルマン・ヘッセ 「慰め」より抜粋 数多くの生きてきた年々が 過ぎ去り、何の意味も持たなかった。 何ひとつ、私の手もとに残っているものはなく、 何ひとつ、私の楽しめるものはない。 限り知れぬ姿を 時の流れは私のところへ運んできた。 私はどれ一つとどめることができなかった。 どれ一つとして私にやさしくしてくれなかった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 青春のときめきを生涯追い求める そんなことが現代社会...
退廃のモノローグ | 2017.08.13 Sun 02:16
ヘルマン・ヘッセ 「慰め」より抜粋 数多くの生きてきた年々が 過ぎ去り、何の意味も持たなかった。 何ひとつ、私の手もとに残っているものはなく、 何ひとつ、私の楽しめるものはない。 限り知れぬ姿を 時の流れは私のところへ運んできた。 私はどれ一つとどめることができなかった。 どれ一つとして私にやさしくしてくれなかった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 青春のときめきを生涯追い求める そんなことが現代社会のカッコイイ生き方であるように ...
退廃のモノローグ | 2017.08.13 Sun 02:09
ヘルマン・ヘッセ 「いずれも同じ」より 若い時代を通じ、 私は快楽を追った。 そしてその後は陰鬱に閉ざされ、 悩みと痛みとにひたった。 苦痛と快楽とは今は私にとって 全くの兄弟同士になり、溶け合っている。 喜びを与えるにせよ、悲しみを与えるにせよ、 二つは一つにからみ合っている。 神さまが私を地獄の叫喚に導くにせよ、 太陽の御空に導くにせよ、 私にとってはいずれも同じことだ。 神さまの御手を感じることさえできれば。 ・・・・・・・・・...
退廃のモノローグ | 2017.08.12 Sat 02:09
「人生は悪しき冗談なり」 ゲーテ・西東詩篇 観察の書 人間の発達した脳みそは、科学技術を生み出し、様々な問題を知的に解決してくれるものだけど 人間自身の些細な問題を取り返しのつかないくらい大きな問題にしてしまう増幅アンプのようなもの でもある。 この先、Aiやロボットが発達して、人間の生活や楽になっていくだろうけど 人間の心の問題はより複雑に面倒になっていくに違いない。 &nb...
退廃のモノローグ | 2017.08.09 Wed 03:08
かしこへ此処へ かしこへ此処へ急ぎ彷徨う 今しばし今しばし、待たば逢うべし 美わしき美わしきうつしみのその人に。 心よ、などてかく重く捭てるぞ! されどときの歩みは、のろき群衆のごとし。 この群衆、気軽にのろし。 あくびしてゆるやかに往く。 いざ急げ、のろき群衆よ! 我が心、苛立ち狂う。 ああ、されどときの女神らが恋をしらじーーー ひそかに無慈悲なる徒党を組みて、 彼女は嘲笑う、いらだちて待つ恋のこころを。 ・・・・・・・・・・・・ 「恋をしているときは世界が美しく見える」 な...
退廃のモノローグ | 2015.04.26 Sun 16:55
ギルガメシュ叙事詩は紀元前3千年に遡るとされる、古代メソポタミアのシュメール人が書いたとされる人類最古の文学作品。 ウルクの王ギルガメシュは2/3が神で1/3が人間という人物で、王であり比類なき強さを持っている暴君であった。 神はギルガメシュを懲らしめるため、粘土から同じ力を持った野人エンキドウを作った。 野人エンキドウは娼婦と七日七晩交わった後、力が弱くなり思慮を備えた人間となった。 ギルガメシュとエンキドウは力比べをするが決着がつかず、二人は親友となった。 その後二人は旅に出て...
退廃のモノローグ | 2015.03.06 Fri 23:26
荘子/古代中国の実存主義 「人間がもし生命の安らかさを最上の価値とするならば 生きている混沌(カオス)を生きている混沌(カオス)として愛するがいい。」 人間は自己自身に対して不自由であり 他人や社会に対して不自由であり 出生と死から不自由である(どんな境遇でどんな姿や能力で生まれるか選べない、死を避けられない) 人間は根源的な不自由な現実の中で生きているが、その中で囚われることのない自己をもちうることこそが自由である。 何かをいいと思ったり、誰かを好きにな...
退廃のモノローグ | 2015.02.24 Tue 00:13
書物の中のいとも奇しき書物は 愛の書なり。 われ、心して読みしに、 喜びを語るページはまれにして、 全巻これ悩みなり。 ・・・・・・・・・・・・・・ 恋愛は人生の縮図で 欲望と愛と社会の葛藤が凝縮しているのでしょう。 恋愛している同士の葛藤が愛の主たるものに思いがちですが 実はその恋愛をキッカケとした友人との愛、家族との愛、所属集団との愛 など、愛と愛との葛藤も生まれていると思います。 それは仕事や地域の関係、国と国など全ての人間関係に共通することであり 更に、モノや道...
退廃のモノローグ | 2014.11.19 Wed 21:42
もはや愛しもせねば、 迷いもせぬ者は、 埋葬してもらうがいい。 ・・・・・・・・・ ゲーテは努めているうちは迷うものだ、とも言っていますね。 人間は百年生きたところで千年生きたところで、 大したことわからないんじゃないでしょうか。 ゲーテは75歳の時に17歳の少女に大恋愛をして求婚しますが 失恋してしまいます。 もちろん周りは大反対したのですがヴァイマル公国のアウグスト公を 通じて求婚してしまいます。 死ぬまで迷って、死ぬまで恋愛しているのが...
退廃のモノローグ | 2014.11.18 Tue 23:19
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