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大人になったアスペルガー症候群の人のつれづれ日記。
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「日本はもう立ち直れないから外国へ行こう」なんて世迷い事でたわごと

「日本はもう立ち直れないから外国へ行こう」というスローガンが巷で流行している。行ける人は行けばいいんじゃないですか。いまさら外国なんて行けない人は、国内で智慧を振り絞って、なんとかサバイバルする必要がある。  「日本はもう立ち直れないから外国へ行」った人は、どの人も身軽で裕福なエリートである。余裕があって、頭がよい、普通の人・・だったら自由にどこでも行けるのかもしれない。しかし弱小チーム(障害者・心の病気の人・難病の人・あまり資産のないお年寄り・その他)にはそのような選択肢を仰ぎ見るこ...

Piles of Debris | 2010.01.03 Sun 12:00

アスペルガーなら人差し指が薬指より短い?

岡田尊司『アスペルガー症候群』の中に、「アスペルガー症候群なら人差し指が薬指より短い?」超男性脳仮説を説明した部分があるのでメモ。指の長さを見て診断をする医師は聞いたことがないけど、仮説が正しければそうなるかも;   アスペルガー症候群では、共感性の能力が乏しい一方、システム化の能力が優れていることを、先に述べたが、共感性を担う脳の領域は、内側前頭葉(前部帯状回など)である。一方、システム化を担う脳の領域は、外側前頭葉(背外側前頭葉野)である。心を扱う領域は、前頭葉の内側にあり、モノ...

Piles of Debris | 2009.12.18 Fri 07:47

アスペルガー症候群  岡田尊司

数多くのアスペ解説書の読むべき部分だけ抽出したダイジェスト本。著者である岡田氏の経歴であるが、東大哲学科→京大医学部という超エリートコース。現在は臨床医であるかたわら作家としても活躍中。本書はこのような勝ち組エリート医師が書いた本であるため、この本の内容は著者自身の「人間の好き・嫌い」「人間とはいかに生きるべきかという価値観」(バイアス)がかなり色濃く反映されている。   どういうことかというと、この本の中でアスペルガーのモデルとして登場するのは、ビル・ゲイツやエジソン、アインシュタイ...

Piles of Debris | 2009.12.15 Tue 00:40

心を鍛える

他人の不幸を願うと自分が不幸になる・・だから自分をハッピーにするために、他人のハッピーを心から望まなくてはならない・・って、いつもどんなときでも、それが出来る人が「心が強い」人なんでしょう。繊細な人ってたいてい、ネガティブですが、「繊細さ」とか「感じやすさ」は敗因にしかならない今日このごろの労働社会である。   知性や体力を鍛える方法はあっても、心を鍛えるってちょっとイメージしにくい。そもそも普通の人がイメージする「心」と、心の病気の人がイメージする「心」はまったく別物のようにも思え...

Piles of Debris | 2009.12.14 Mon 01:06

アクセスという悩み

ブログ書いてる奴で「ユニーク数は上がらなくてもいいんです」「PVなんて関係ありません」なんて真から本音で言える人がいるのかどうか。   いや、最初は誰でもそうなんだけど、毎日、ブログを「管理者モード」で開けるたびに目に飛び込んでくる「閲覧者数」が次第に心の中に大きな位置を占めるようになる。ブログを無料から有料にすると広告が消えて、アクセス機能が充実する。Jugem Plusは月315円でこれだけ付いているのだから満足。でもアクセス分析してると、自分が書きたい文章をブログに書くことが難しくなってきた...

Piles of Debris | 2009.12.13 Sun 00:10

僕の妻はエイリアン 「高機能自閉症」との不思議な結婚生活 泉 流星

※かつて別のところに書いた読書感想文を訂正&再アップ。   同じことばかりが書いてある本という印象は否めません。この本に書いてあることとは   (1)自分の能力とか特技の誇示(英語が巧い、料理にセンスがある、造形センスがある、旅行名人である、有名人と接触がある・・)、という自画自賛のアリアと   (2)出来ないことと障害の関連・言い訳(周囲が障害に理解がないから仕事が出来ない、田舎だから仕事がない、車が運転できないから家の外へ出られない、バカでうるさい障害者は好きじゃない...

Piles of Debris | 2009.12.12 Sat 10:42

アスペルガー・ビジネス

かつて「アトピー・ビジネス」というあざとい一連の商法があった。こうすればアトピーが治る!というふれこみでいろんな商品を売りつける・・という詐欺まがいの物販だ。温泉療法(以前にちらっと読んだが自宅の風呂に温泉の素を入れて入るらしい。その温泉の素がめちゃくちゃ高価)、入院療法(四国の病院が有名。必ずしもインチキとは言えないが患者の評価は分かれる)、石鹸療法(石鹸だけではなく、アトピーによいシャンプーとかいろんなアトピーグッズが誕生した)、化粧品療法(通常よりかなり高価な「敏感肌用・アトピー用」ラ...

Piles of Debris | 2009.12.11 Fri 16:23

アインシュタインと暴力

私が住んでいる市に、この12月から新しく「●●市配偶者暴力相談支援センター」ができた。HPを見ると、配偶者・パートナーからの暴力から被害者を救うために、カウンセリング、被害者及び同伴者(子供など)の安全の確保、被害者の自立生活促進のための情報提供、裁判所などの保護命令制度の利用・・とある。これまで児童相談所でやっていたことと具体的にどう違うのかよく分からないが、民事一般ではなく「配偶者暴力」ドメスティック・バイオレンスに特化して扱う部署が必要になってきたということか。   アスペルガー症...

Piles of Debris | 2009.12.03 Thu 07:16

偽アスペルガーの見分け方

それにしても今の世の中、アスペルガー情報を求めてネットを検索する人が多い。大人になったアスペルガー(本人)が検索しているのか、それとも自分の幼い子供が発達障害っぽいので心配でひそかに検索を続けているのか・・・。私がブログにアスペ情報を書くとアクセスが上がる。世間のアスペルガーに対する注目度はかなり高いみたい。   もしかしたら自称アスペルガーの人(定型)が、「自分がアスペルガーである」と確信できる情報が欲しいから毎日検索してるのかなと思ったら、当事者(?)氏から「定型なのに自称する人...

Piles of Debris | 2009.11.29 Sun 11:31

英語できますけど、それがなにか?

アスペルガーって単純な反復作業とか、ひとり作業が苦にならない。「毎日自分がこなすべきタスク」を自分で設定したら、他の人が見ていようと見ていなかろうと、コツコツコツコツ訓練を繰り返すのが苦痛にならないのがアスペルガーの長所であり、欠陥でもある。   だからアスペルガーの人は、健常者(定型)に比べて、何十倍も英語習得に向いている。本当に広汎性発達障害であるなら、外国語の習得にはまったくストレスを感じないはずだ。上に書いたように、誰が見ていようといなかろうと「自分との約束は果たせる」「自分...

Piles of Debris | 2009.11.20 Fri 00:10

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